ベストセラーをつくるグループ|まず、1万部を目指す著者が出版前にしておきたい17のこと|その10
◆たくさんの人の想いとチームワークが、ベストセラーをつくる
”大ヒットは、たったひとりの情熱から始まる。”
四角大輔さんが著書
『人生やらなくていいリスト』(講談社)
にて語られています。
”100万人が同時に動いて、100万枚ヒットが生まれる訳ではない。
最初のひとりが発火点となり、
ひとり、またひとりと「熱」が伝播していった結果なのだ”
あなたの最初のひとりは誰でしょう?
そして、最初の100人は誰でしょう?
運営チームが決まったら、ファンに集まってもらう
「応援グループ」をつくります。
あなたの本の最初のファン100人に集まってもらい、
本が広がっていく種火になるイメージです。
また、あなたがエネルギーをもらえる大切な場所です。
◆応援グループづくりで最も大切なこと
応援グループをつくる時には、
運営が一方的に情報を発信する場ではなく、
参加してくれるファンも
コメントや反応(いいねやスタンプ)が
発しやすい環境を意図してください。
参加している感覚がないと、すぐに興味がなくなってしまいます。
また、熱量が高いファン・友人が
100人集まってくれることを意図し、
そんなに大きなグループを目指す必要はありません。
コミュニティ運営については諸説ありますが、
私は経験上「100人程度」が最も良いと感じています。
理由としては、
グループに所属している人数が150人を超えると、
グループのことを自分ごととして捉える人が減り
盛り上がりが減る印象があります。
1,000人以上が所属しているのに、
ほとんどのメンバーが非アクティブで、
静かなグループを見たことはありませんか?
あの状態になってしまうと、そこから再びメンバーの意識を取り戻すのは難しいのです。
また、100人程度であれば、
運営やメンバー間のコミュニケーションが効率的に行えます。
ファン同士も顔が見えるつながりを持ちやすく、
運営としても安心安全な場を保ちやすいです。
出版記念プロジェクトで集まっていただきたい最初の100人は、
あなたの本を伝播してくる人です。
そのためには「数」より「質」が重要なのです。
もちろん、熱量の高い人が100人以上すぐに集まってくれるという著者もいるでしょう。
その際はもちろん200人でも1,000人でも構いません。
数だけを求めず、
あなたの本を広げてくれる
最初のひとり、
最初の100人、
とつながることを、あなたが意図することが重要なのです。
◆LINE、Instagram、Facebook それぞれのメリット・デメリット
集まってもらう場としては、
LINEのオープンチャットを使うことが多いです。
(2024年2月現在)
以前はFacebookグループが主流でしたが、
Instagramの限定公開アカウントを活用する人も増え、分散しています。
(個人的には次の主流がどこになるのか、楽しみです)
応援グループの場として活用されている
主なSNS3つの、メリット・デメリットを紹介します。
①LINE オープンチャット
メリット
・アクティブに使用しているユーザーが多い
・匿名で参加できる
・退室した際に表示されない
デメリット
・コメントが流れてしまう
・通知が煩わしいと感じられやすい
・グループ内にはトークライブ配信のみ
②Instagram 限定公開アカウント
メリット
・アクティブに使用しているユーザーが多い
・参加者がコメントしやすい
・グループにライブ配信ができる
デメリット
・LINEよりはユーザーは少ない
・運営のハードルが他と比べて高い
・アカウントが凍結される可能性がある
③Facebook グループ
メリット
・参加者がコメントしやすい
・グループにライブ配信ができる
・イベントを立てて招待を送れる
デメリット
・20代、30代は利用者が少ない
・通知が届かないケースが多い
・参加者が慣れていないと見づらい
2022年から徐々に減り始めていたFacebookグループのインプレッション(表示回数)ですが、2023年に急激に減ったことから、LINEオープンチャットへの移行の流れを感じます。
あなたのファンが集まりやすのは、どんな場でしょうか?
どのSNSにもメリット・デメリットはあります。
私はいつも、
運営のしやすさと、参加者の慣れ具合で選択するようアドバイスしています。
ぜひ運営チームで、話し合ってください。
●グループ名には想いを込める
最後に、
グループをつくる際、ネーミングは大切です。
「〇〇さんの出版応援グループ」というシンプルな名前が一般的ですが、
広め隊、ファンクラブ、一緒に楽しむ会……など、
バラエティ豊かな名前も増えています。
あなたの本を一緒に広げてくれる、最初の100人とつながる場所です。
グループは名前には、その想いを込めましょう。
まとめ
出版前にしておきたい17のこと
【その10】
SNSや口コミで熱を広げてくれる100人に集まってもらう
===
小冊子
『まずは、1万部のベストセラーを目指す著者が
出版前にしておきたい17のこと』
に使用する原稿をnoteだけに掲載中。
実際の小冊子になる際には、編集して文字数を整えますので、
全部を掲載しているのはこちらのnoteだけです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
それでは、また。