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人類の宿痾

年末です。
あなたにとって、今年1年はどのような年になったのでしょう。

楽しかったり、嬉しかったり、
辛かったり、悲しかったり、

色んな感情や思い出があると思う。
しかしそれももう「去年の話」となるのね。
また1つずつ沢山の思い出を作って、来年もこうやって振り返る、それを繰り返す。

それが「年を越す」という単語に含まれる人的行為だと解釈してる。

さて、と
いつかの記事にも書いたように、
私は普段からこのような事を考えている。

日常のある場面を切り取り、考える。
新しく学んだ知識について考える。
それを総括した「哲学」を考える。

考えてばかり。

ある種、病的な何かにまで到達している。
持病だ、宿痾だ、既往病だ!!!!!

どれほど恨み、愛したことだろう。

考えてもいい事がないことを考え続けるのは、無駄なだけ。
とは言ってもこの宿痾のおかげで、ちょっと賢く慣れたような気もする。

腐れ縁でしかない。

短所は長所とはよく言ったものだよほんと。
誰が考えたんだこの言葉。
天才すぎる。

モラトリアム期の人間は、このような事を考えやすいらしい。

言ってしまえば、これは人類の宿痾なのかもしれない。
自身の短所を意識し、それについて悩む。
そして、克服する。

人類が「自分」を獲得するために患う、愛憎を抱かれがちな病気なのかもしれない。

モラトリアムを脱した人も、真っ最中の人も、まだそこまで考えていない人も
昨日を振り返り、また1つずつ何かを重ねていこうな。

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