嘘やろ…

3年前のある夜、
大阪に出張で帰ってた私に、友人からLINEのメッセージが届いた。

滅多にLINEなど送ってくることのない友人なので、
珍しく、飲みの誘いかー?と思いながら、友人のトークを指で押し、開いてみた。



「昨日、ヒロユキが心筋梗塞で亡くなった・・・」



「・・・」



「なに?・・・」



「うそやろ・・・」

思わず声が出た。


慌ててLINEを送ってきた友人に電話した。

友人が話してくれたのは、
会社の駐車場に停めたトラックの中で胸が痛くなったそうで、同僚が救急車を呼ぼうかと言ったらしいが、ちょっと休憩したら大丈夫と言って動かなかったそうだ。
しばらくして様子を見に行った同僚が発見したときは、もう亡くなっていたらしい。


トラックの運転手をしている、小学校からの幼なじみのヒロユキとは、この年から二年前の同窓会で何十年ぶりかで再会し、また縁を持つようになった。

先月も、広島に行くからと、連絡をくれ、わざわざ寄ってくれて、二人で飲んだのに。


年の割に、金髪で若々しく、元気そうで、体に悪いところは何もないと言っていた。
私が10年前にやめたタバコは美味そうに吸っていたが。

つい、この間、また、飲みに行こうなー、と言って別れたところなのに。


なぜか、現実とは思えない。


飲んでるときに、ヒロユキから言われたことがなぜか忘れられない。
「お前は、もっと思うように生きなあかんで-」と。

おそらく、ヒロユキから見た私は、スーツを来た、組織に縛られた、疲れた男に見えたのだろう。

そうやなー。

寿命なんて誰にもわからないものなんやな。生きているうちに、我慢せず、心のままに生きないとな。

そう考えるようになった。

それからしばらくして、私はある決意をすることになるのだが・・・
(決意の中身はここでは割愛します)

心のままに。


なかなか難しいが、思うように生きていきたい。


せっかく再会したのに。。


寂しいぞ。

オレも死ぬまで、頑張って生きる!

合掌

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