見出し画像

花を飾る

緊急事態宣言が発令され、日々増える感染者数に一喜一憂する母がスーパーへ行きたいと言った。

てっきり外へ行きたくないもんだと思っていたけれど、買いたいものがあるんだそうだ。それは仏壇に飾るお花。

一昨年の怪我以降、好きなときにお花を買いに行けなくなってから飾ることが少なくなってしまったのだけれど、年末久しぶりにお花を買って飾ったらまた買いたくなったそうだ。

もっぱら買いに行く場所はスーパー。お花屋さんほどに種類は揃っていないので限られているものの母はものすごく時間をかけて吟味する。どれがいい?と聞かれるからこれかこれと答えるものの、それはほにゃららだから良くない、これは色が好きじゃないと言われ、好きなの買えばいいと思うよと言うと、意地悪と言われる。あ、そうだった、私の好みを聞かれていたんじゃなかったんだったと思い出し、この花、お母さん好きだったよね?これ紫だからいいんじゃない?(母の好きな色)と母の好みを思い出せるようなことを伝えてる。

母はお花が開ききっているものを好まず、蕾を選びがちなのだけれど前回は全く開かなかったから今回は開いたものを買えばいいんじゃないと伝え、少し悩んで蕾と開いているのお花が半々の束を選んだ。絶対に蕾ばかりのものを選ぶと思った。全部開くといいね。



最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。