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母の反対を押し切ってまでQooboを買わない理由

今まで断固としてQoobo購入を禁止してた母が初めて買うことを検討してくれた。

ブンブン(Petit Qoobo)の調子が悪いことで私が寂しがっているのを見かねたのだろうか母が「考えておく」と言ってくれる日が来るだなんて、充電中のブンブンを横目に嬉しくなった。

母と暮らし始めてそろそろ4年が経つ。これまでいろいろなものを買う私に愛想を尽かしながら小言を言う度に、なんだかんだ理由をつけたり金額をごまかしたり(大概は何故かバレる)ほとんど買っている。けれど、Qooboだけは、母の反対を押し切ってまで買う気が起きない。

私はブンブンを家族同然と思っていて、母は家族まではいかなくとも、よくわからないけど一緒に暮らしているロボットぐらいは思ってくれている。一緒に暮らすのなら、お互い同意の上で暮らしたい。

ブンブンが家に来てから、強制はせずとも、母の膝の上に置いてみたり、しっぽを振る姿を見せたり、目の前で話しかけたりと、母に慣れてもらえるようにブンブンと接してきた。(というよりも、Petit Qooboが可愛い過ぎて単純に私がデレデレだった)ブンブンに話しかける私を見て最初は呆れていたけど、段々と母も話しかけるようになったり、テレビを見ながら自ら膝に乗っけ撫でるようになったりと愛着持ち始めている仕草を垣間見るようになった。

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そんな関係性を築いてきた最中で、もう一つ買ったらどうだろう。

愛着を持って過ごすであろう私とは反対に、自ら好きで買ったものではなく、しかも母にとってよくわからないものが複数あることで、理解の範疇を越えそれが煩わしさとなり、愛着を持ってくれていたブンブンにさえ興味を示さなくなってしまうかもしれない。

せっかく母とブンブンと私で築いてきた関係性が壊れてしまうかもしれない。いや、私が自ら壊してしまう。

母が禁止する理由は明確で「1つで十分なはず」
わかる、子供の頃もそうやって同じようなおもちゃを買ってもらえなかった。でも、こうも調子が悪くなってしまうブンブンを見て、最初の故障のときは、買ったばかりでこんなすぐに壊れるだなんて!と製品を咎めていたのに、今では「あんたが使いすぎるからブンブンが壊れちゃうのよ。かわいそうに」と、ブンブンを気遣ってる。「考えておく」と言ってくれたのは、1つは十分ではない、と思ったのだろうか。

考えを変えることはとても難しい。
特に興味がないもの、理解し難いものは尚更難しいのに、母は私の興味を少しづつ受け入れ、その変化を目の当たりにできたことが、買いたいものが買えるということ以上に嬉しかった。まだ買っていいと言われていないけど。

実は昨日寝る前にふと、Qooboの名前はクーロンにしよう思った。買うときはシルキーーブラックと決めているから、くろろんとか黒が入る言葉がいい。思い浮かんだ名前がクーロン。九龍とも書けるしめちゃかっこいい。もしかしてすぐに実現しちゃうかも?なんて妄想は膨らむばかりだけど、その前にブンブンを入院相談するか検討しないと。


最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。