【映画】「ロマンスドール」で自分を読む

観たいと思っていた「ロマンスドール」がNetfrixにあったので、観た。

高橋一生演じる哲雄と蒼井優演じる園子、二人の間に流れる雰囲気が好きだ。相手を思いやり、相手を大切にしている双方の気持ちが伝わってくる。はちみつのように甘く、まとわりつかないけれど、すっきりと柔らかい甘さ。ホテルニューオータニのスペシャルショートケーキのよう。このショートケーキも食べてみなければわからない良さがあるが、哲雄と園子の二人の関係の雰囲気も結局は二人にかわからないんだろう。

哲雄の職場の人たちも優しく、それぞれを思いやっている。

なんだろう。世界は優しく、温かいんだよ。と教えてくれる映画。僕は優しい映画が好きだ。

「幸せは景色である」という考え方が好きだけれど、その幸せの景色がこの映画にはある。あと幸せの景色で好きな映画は「舟を編む」。この映画も松田龍平演じる光也と宮崎あおい演じる香具矢の二人の間の雰囲気が好きである。お互いに思いやっている関係が素敵。映画中には良いなーと思う景色がたくさん出てくる。

こうしてみると僕の中ではパートナーとの雰囲気が大事なんだということがわかる。お互いに、お互いを思いやる関係性。言うまでもなく大切なことなんだけれど、時間が経っていく中で、ついつい忘れがちになってしまうこと。お互いに、お互いを思いやっている時の景色。この景色をこれからの人生の中で、いかに多く見ることができるか。「ロマンスドール」、「舟を編む」は当たり前として大切なことを再認識させてくれる、僕にとって大事な映画である。

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