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ヤマハルータートラブル事例 フレッツVPNワイド VPNトンネルが確立されない

NTTのIP-VPNサービスにフレッツVPNワイドというものがあります。
このVPNワイドを構築する時に、ヤマハルーターは良く利用されます。

IPIPでVPNトンネルを設定する時に、ヤマハルーターの機種が異なる場合に注意が必要です。

割と新しい機種と少し古い機種で構築する場合に起こりうるトラブル事例です。

例えば、RTX830とNVR500の組合せで、IPIPトンネルを設定した時に、
トラブルになりやすいです。

その原因となるのは、IPIP KEEPALIVE機能の有無です。

IPIP KEEPALIVE機能は、比較的に新しい機種しか持ち合わせていない機能で、上記の例では、RTX830は、IPIP KEEPALIVE機能はあるが、NVR500にはありません。

NVR510は、IPIP KEEPALIVE機能があります。
そのため、IPIP KEEPALIVE機能を有効にしても、
RTX830とNVR510の組合せで、IPIP でVPNを構築しても問題は生じません。

IPIP KEEPALIVE機能についての詳細は下記のヤマハ公式サイトをご覧ください。

このトラブルを回避するためには、IPIP KEEPALIVE機能を持っていない機種側に合わせて、機能を持っている側の設定で、IPIP KEEPALIVE機能を無効(使用しない)にすることです。

RTX830のIPIP設定

少しややこしいのは、NVR500のIPIP設定の設定項目の中にも、
キープアライブという設定が存在していることです。

NVR500のIPIP設定

ただ、これは、IPIP KEEPAliveのことではないので、混同しないようにご注意下さい。

このトラブルについての動画はコチラです。


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