拠点間VPN対向拠点のヤマハルーターのIPアドレス(IPv4)を安心して変更するアイディア
以下のような構成で、ヤマハルーターを使って拠点間VPNを構築していたとします。
何かしらの理由で、一方の拠点のIPアドレス帯を変更する必要が発生した場合のことを考えてみます。
例えば、上記の図のように左側の拠点のIPアドレス帯を、
192.168.20.0/24から192.168.200.0/24へ変更する必要があるとします。
その場合、当然、その拠点に設置されているヤマハルーターのIPアドレスも変更することになります。
変更するヤマハルーターの設置されている現地に訪問して、設定を変更するのが、一番良いですが、遠隔地などで、訪問するのが大変な場合、遠隔から、変更できるとなにかと助かる場合があります。
VPNを構築しているわけですから、右側の拠点から、左側の拠点のヤマハルーターへTelnetやWebGUIでアクセスすることは可能ですから、
右側の拠点から、リモートでIPアドレスを変更するということは可能と言えば可能です。
ただ、TELNETなどでアクセスする場合、変更前のIPアドレスを指定して接続しているわけですから、変更操作を行った直後に、接続が強制的に切断されることになります。
一旦TELNETが、強制的に切断されると、しばらくTELNETで接続できなくなってしまいます。遠隔地の装置を設定しているので、一時的にでも接続ができなくなると、結構不安になってしまいます。
そんな時、安心してIPアドレス(IPv4)のアドレスを変更する方法があります。それは、IPv6で接続して、IPv4の設定を変更することです。
IPv6アドレスでも、ヤマハルーターへTELNETしたり、WebGUI画面を出すことは可能です。
IPv6で接続して設定変更できれば、IPv4とIPv6は独立して動作しているので、IPv4の変更に、IPv6の通信は影響を受けません。
よって、変更作業時に、特に通信が途切れることなく、設定変更が可能で、
なにか設定を間違った場合でも、IPv6の通信が維持できていれば、やり直しが何度も可能ということになります。
ヤマハルーターをIPv6で遠隔設定するための設定のポイントは、以下の記事に詳しく書いています。ご興味のある方はご覧ください。
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