見出し画像

Webサイトが見れないからといってインターネットに接続できていないとは限らない

エンドユーザなどからインターネットが使えなくなった
と連絡が入った場合、何をもってユーザがそう判断しているかというと、ほとんどの場合、WebブラウザによるWebサイトの参照ができなくなったという現象のことを指していると思います。


Webサイトの参照ができないことは、必ずしもルーターのインターネット接続が切断されてしまっているとは限りません。

DNSによる名前解決ができなくなってしまったことにより、Web参照ができなくなることがあるからです。

上図は、パソコンがWebサーバへアクセスして通信をする仕組みを簡略化して表したものです。

パソコンからルーター、ルーターからWebサーバ、Webサーバからルーターに戻ってきて、さらにルーターからパソコンへ戻ってきます。

ネットワーク機器は、それぞれにIPアドレスというものが設定されていて、このIPアドレスというものが、住所のような役割をして通信をしています。

私たちが、Webサイトを表示させるとき、そのWebサーバのIPアドレスがわかりません。ブラウザには、例えば、www.yahoo.co.jpなどと入力してサイトを表示させようとします。

その時、コンピューターは通信をするために、yahooのIPアドレスの情報が必要なので、www.yahoo.co.jpのIPアドレスを調べる必要があります。

この問い合わせを受けるのがDNSサーバーであり、IPアドレスが何かわかることを名前解決と言います。

下図は名前解決の流れを図にしたものです。

この名前解決が失敗していると、インターネットに接続ができていても
Web参照ができないという現象が起こりえます。

切り分け手段としては、以下のようなことを試してみましょう。

デモンストレーションも見れる動画はコチラ

【関連動画】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?