序章

序文

 人生なんて不平等。
 持つ者と持たざる者がいるのが当然。
 持たざる者は一生、上手くいかず自己肯定感の低さに耐えて生きるしかない。
 そう語る君の暗い瞳が、優しい嘘をたむけてくれるために一変した。
 熱く燃えるような輝きを、私は絶対に忘れない。
 もう大切な人たちには伝わらないだろうけれど……。
 最期に、この言葉を残して去りたい。
 君たちは絶対、これから幸せになれるから――。

#創作大賞2024

#恋愛小説部門


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