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『汝星のごとく』をよんで

『汝、星のごとく』をよんで

久し振りに小説を読んだ。

「明日まで、あの人は、私の夫ではない」
と言うプロローグに心震えた。

没入しすぎて、最終章は、電車の中で泣いてしまった。

主人公「櫂」と「暁海」共にヤングケアラーだ

なぜそんなに、親が子供に迷惑かけるのか、楽しく若い世代の、子供に親の見せたくない部分をあらかさまに世話をさせるのか❓

自分だったら…そんな事…ないと言いたいが、実際は、親も弱いし、母親も子供に頼ってしまう。
そういう苦しい世の中だ。暁海の母と櫂の母がそうだったように何かに依存しないと生きていけないのかもしれない❗
ある意味、自分の気持ちに正直な親なんだと思う。

以前見た映画『52ヘルツのクジラたち』もヤングケアラーだった。

あの2人が、
他人の助けもどう借りたら良いのかわからない世代でもある。

その中で、櫂も暁海も自分の好きな事やりたい事を探し出したのには感激である。

得に櫂は、漫画と言う素晴らしい世界で稼ぐ事が出来る。

暁海もやりたかった、刺繍で身をたてることができる。
暁海に再開するまでは、
櫂は、ネグレクト状態だったのでは…

北原先生との関係も個人を大事にしての結果だったのでは…
それであの冒頭の言葉、「あの人は、明日まで私の夫ではない」
に結びつく。

そして親と子供分離 近い人ほど一緒にいると怪我をする。

一緒にいると良い関係を保てない。

ある程度の距離がないと、お互いに傷つけ合う
そして依存してしまう。

最後に瀬戸内のお魚が食べたくなったのも事実である。

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