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『嫌われる勇気』を読んで

『嫌われる勇気』を読んで

この本を読んで 、今までの人生を鑑みた。

私は、自分の人生を今まで歩んできただろうか…

人の希望する人生を歩んだのではないか…
嫌われたくないが為に、自分本位ではなく、人が気に入るようなことをしていたのではないか?

他の人と比べたり、羨ましがったりしていたのは事実。

もちろん 共同体でもなかった。
仲間という概念で考えた事はあまりないように思う。
仲間意識とても大切だ。

簡単に出来るようで、出来ない。

自由とは、人から「嫌われる」事である。

その自由とは…

嫌われる可能性を恐れることなく、坂道を転がるのではなくて、坂道を登る「勇気」
それには、自分の信念というものが必要な気がする。
その信念に沿って自分の生き方を決めれば嫌われる事の勇気が理解できる気がする。

今までは、自分のライフスタイルを決めて、決め込んで生きてきた。
私のライフスタイルとは、気がつかないだけで偏ったものの考え方の時をする。

偏ったライフスタイルが染み込んでくせになっていると思う。
そのライフスタイルの中には、 不幸自慢という選択肢も取り入れたことも事実だと思う。

過去にどんな出来事があったとしてもそこにどんな意味付けを施すかによって現在のあり方は決まってくる

問題は何があったか ではなく どう解釈したか であると…

その解釈の仕方は、この先ずっと幸せになることができなくなると…

過去が全てを決定し 過去が変えられないのであれば、
今日生きる 我々は人生に対して 何の有効な手立ても、 打てなくなってしまうと…

すると 世界に絶望し 人生を諦めるような ニヒリズム やペシミズムに行き着き フロイト的な考えとなる…と…

と…言うことは、過去は変えられるということ。

今までの性格の癖を変える。
視野を変えてみる。
本を読んでみる。

今のスタイル(癖)をやめる、いえライフスタイルを選び直せばいい…でも どうやって?

まず自分を知ること。

それは、他人に教えて貰うわけでなくて、自分で導き出す事…と書かれている

自分の人生を知るのは、「今ここ」に生きるあなたなのだと…
それは 「今を真剣に生きる事…」

人生最大の嘘
「今ここを生きない事」
過去を見て、未来を見て人生全体をうずらぼんやりとした光をあてて、何か見えたつもりになる事。
「今を生きない事」もとても難しい。

今までは自分に対して
無意識にブレーキをかけてしまう、 無邪気に振る舞うことができない。
すると、どれが本当の自分なのかわからくなる。

哲人も言っているように一旦 人生を「シンプル」に考えたいと思っている。

「課題の分離」をすること…
他人の課題に踏み込まないそれが自分の子供であっても、土足で編み入れるようなことをしてはいけない。

他人との関係は、
課題の分離ができれば、 シンプルかもしれない。

課題の分離は、人間関係をも良くする。

分離の、見分け方としては その選択によって、もたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か…と言うこと

「馬を水辺に連れて行くことはできるが水を飲ませることはできない…」

「水を飲むのはあなた決心次第」

自分を変えることができるのは自分しかいないのだと…

健全な劣等感とは、他社の比較から生まれるのではなくて、理想の自分との比較から生まれる。

「人生のタスク」

仲間を敵とみなし 仲間だと思えない それは人生のタスクから逃げてる

仕事のタスク、 交友の タスク、 愛のタスク

アドラー心理学では 人間の行動面と心理面のあり方について 目標を挙げている。

行動面は自立すること 社会と調和して暮らせること
心理面は私には能力があるという意識 それから 人々は私の仲間であるという意識。

承認欲求は貢献感を得るための手段。
と他人の人生を歩むようになる。

他社貢献を考えることは、自己実現や幸福感にもつながる可能性がありますので、積極的に行っていきたい。

この本を読んでも、身につまされ何度も読み返した。

最後に
「自分が自分の人生を好きに生きていけない理由などない…」と書かれている。

目の覚める思いだ。

それでも今までのライフスタイル(癖)を変える意識をしたいと思う。

アドラー心理学を熟読するには、もう死んでいる年だが、この話しを今のタイミングで聞くべきだったと哲人は言っている。

ゆえ、この本を迎え、この本に出会い、これも何かのサインなのかもしれない。

冒頭 自分の問いかけに戻るが、本を読み終わり、感想を書いたことにより、自分の人生を歩んでいた事に気がついた。

良い人生だったかは、過去が変えられる事を踏まえて、これからの生涯をかけて結果を確認したと思う。

ありがとうございました。

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