私に付いた病名

私が事故で得た病名は、
右前頭葉側頭葉の脳挫傷
くも膜下出血
硬膜下血腫
頭蓋骨骨折
頭蓋底骨折

右の脳は画像診断によって、半分ほど白くなっていて死んでいた。
もう二度と治らないと言われた。
ERの医者は、生活を変えろと言ったが、その重大さは、私ではなく周囲の人の絶望を招いたと思う。
後で姉に、保険証は渡すなと看護師に言われたと聞いた。この時に姉は、この先どうしようかと思い悩んだと笑って話した。

後遺症は必ず残りますとも言われた。
高次脳機能障害だ。
記憶障害
遂行機能障害
見当識障害
注意障害

何もかも、私に当てはまっていた。
記憶ができない、もしくはない。
物事を順序立てて考えられない。
日付がわからないし時間もわからない。
気をつける事ができない。

死ぬまで残ると思っていた。
私がじゃない。
私はこの時そんな先の事を考えられなかった。
私以外の周囲の人たちがだ。

だけど、高次脳機能障害が残る事はなかった。

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