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不機嫌を通り越して必要以上に攻撃的な人たち

他部署にいる男性社員P氏の暴言が酷いと聞いた。部署を超えて必要以上に攻撃的なことを言う。部長が諫めても「自分は間違っていない」と非を認めないし、噛みつかれた方の所属部長は怒り心頭だし、どうにもならない、と。
ルンバさん9号もそういう傾向がある。P氏も怒鳴った後に急に落ち着くのかな。

中年男性が不機嫌になりがち、という記事をポストしたことがある。

不機嫌を通りこして必要以上に攻撃的になる人、数こそ少ないが実在するし、インパクトは大きい。
彼らは本当にいきなり怒鳴るから、かわすことができない。怒鳴られるってめちゃくちゃ削られる。誇張ではなくその場で泣きたくなるし、ショックで半日は確実に仕事にならない。メンタル頑丈な私でさえこうなのだから、令和の社会では、どんな理由があろうとも「怒鳴る」なんて絶対にやっちゃいけないことだ。

でも、本人も相手を傷つけたり組織を壊したくて怒鳴り散らしているわけではない。そこに至る考え方はおおざっぱに言うと

 先のことや見えないリスクについて妄想しちゃう
 ものすごく不安になる
 ささいなことが不安に火をつける
 爆発

みたいなプロセスを踏んでいて、本人的には気が短いとか怒りんぼという自覚は一切ない。それどころか、組織貢献や組織の行く末、プロジェクトの成否のことを誰よりも深く熱心に考えて心配している。まあ、考える方向も心配する方向も、トンチンカンなのだけど。

人によっては伝わるかもしれない言い方をすると「極度に怖がりなあまり攻撃的になるイヌ」みたいなものだ。堂々と狩りのチームを率いる強いリーダー犬ではなく、耳を伏せ白目をむき、後ずさりなのか飛び掛かる前段階なのか微妙な後ろ重心な姿勢で、うなるし吠えるし大騒ぎなイヌ、一度くらい見たことあるでしょ?
おやつを差し出そうが𠮟りつけようが、この状態では聞く耳持たない。怒鳴る人も同じ。諫めようが、怒鳴ってはいけないというルールを作ろうが、改善はしない。精神安定剤や鎮静剤なら効くかもしれないけれど。

妄想性パーソナリティ障害みたいなものかもしれない。

こんなのもある。週に2回もキレるのでは友達もいなくなるよなあ。

お困りの部長さんは、自分がP氏より若いから舐められてる、と解釈しているようだったので、それは本人の問題、部長にできることは少ない、とフォローしてみた。いや、私は精神医学も心理学もまったくわからない、単なるルンバさんウォッチャーなんだけど。でも、ルンバさんをじっくり観察して考えてきた成果はちょっと共有したい。
P氏の「俺を怒らせるな」という言い分を受け取ってはいけない。俺が怒るのは俺の問題であって、責任は全て本人にある。怖がりで攻撃的なイヌへの対処と同様、怒鳴り出したら全員で速やかに部屋から出るくらいでちょうどいい。メールなら一切そこに触れずにスルー。あと、こういう人って強い人間に弱いので、強面で体格も良い人や経営陣みたいなかなり偉い人の監視下に置くと大人しくなることもある。

いずれにせよ、まともに受け止めない方が良いし、淡々とハラスメントとして社内の窓口に通報し続けることだ。日本の労働関連法令では、いきなり怒鳴るくらいのことで解雇も左遷もできないので、通報してもそこまで酷い仕打ちにはならないので。