見出し画像

議決権行使はwebで

個別株を持っていると株主総会の議決権というものが発生する。それ自体は株主の権利なので、まあ良い。
問題は、結構な厚さの封筒で総会資料・招集通知と議決権行使書が郵送されてくること。議決権行使書も、web投票が増えてはいるが、ハガキ返送でしか行使できない企業もまだある。6月なんて株主総会シーズンだから、20通くらいの郵便が届く日もある。
開封して、プライバシーシールとフィルムの窓付き封筒は燃えるゴミに捨て、それ以外は古紙としてまとめ、ネット投票のQRコードを読み取り、ポチポチと投票する。

株主優待とかを散々もらっておいてあれだけど、なんて地球に優しくない方法だろうか。

昨年くらいから、メールで株主総会資料と議決権行使書類を受け取れるサービスが出てきたが(三菱商事が真っ先に導入していて感心した)、登録しててもメールと紙の両方が届いたりする。
配当金も、郵便局で受け取る人は郵送の用紙が必要だろうけど、証券口座振り込みだと通知書とかいちいち要らないな、と思う。厚手の紙で裏が白いので、メモとか計算に使ってるけど、なかなか減らない。

こういう郵送物の作成や送付の業務は信託銀行が代行しているようだけど、上場企業は3千以上あるし、株主数も数万人レベル。封筒に詰める作業も大変な手間だろう。メール派と紙派の混在で作業は複雑化するし。送り返される議決権行使書の集計も大変な手間だ。早く全て電子化されたら良いのにね。

と、中の人に同情してたら、寡占事業ならではの黒い話もあった。うーむ。

年間千円の全額が削減できるとは思わないけど、「郵送不要でオール電子化を選択した株主には300円還元」なんてオプションがあったら、電子化を選ぶ株主はぐっと増えそう。あと、証券代行の価格破壊はビジネスチャンスかも。