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理想郷を求めて彷徨う人々

先日読んだ、あるジョブホッパー当事者さんの記事が、なかなか興味深かった。
転職先の環境が悪いので仕事に前向きになれない、他に転職しないことには幸せになれそうもないので転職をする、という趣旨。

1日の1/3から1/2の時間を費やすことだから、仕事の満足度はなるべく高い方が良い。でも、100%満たされる仕事は、多分存在しない。
私の勤務先にも、相当高額な給与を得ているのに口を開けば文句ばっかり言ってる人がいるので、単純に報酬が高ければ良い、というものでもないのだろう。そんなに文句があるなら辞めれば良いのに、を実践したらジョブホッパーになるなあ、と思う。

不満が多い人は承認欲求が強いらしいよ。

承認欲求は誰でもあるけど、承認欲求を満たすのは容易なことではない。才能や成果に加えて、承認してくれる人に囲まれている必要がある。承認してくれる人が一人では全然足りない。しかも承認されてる感はあくまでも主観だ。だから「あの人は認められてる、なのに自分は」「自分を心から誉めてくれる人はどこにもいない」という思考に陥りやすい。

勤務先や担当の仕事に納得や満足できない本当の原因は、それぞれにあるのだろう。また、それが些細なことなのか我慢ならないレベルか、事情も感受性も異なるので、これもそれぞれなのだろう。
ジョブホッパーさんは仕事に多くを求めすぎなのではなかろうか?と思ってしまう私の方が、鈍感でおめでたい考えなのだろうな。