究極の質問とは答えを問うこと
みなさまこんにちは。
のびたまごです。
4月の天秤座満月明けからさせていただいている『カードを読まないカードの読み方講座』内にて、「質問の作り方」についての質問をいただきました。
わたしの中にあるその質問への答えをお話させていただいたのですが、その話をnoteにも書こうと思います。
問いを立てるということについて、何らかの答えを探しておられる方にはもちろん、たまたま「お?」と通りかかったという方にも役に立つ内容になっていると思うので、最後までお楽しみください☺️
問いとは答えである
当たり前ですが、これが大切。
問いの作り方の肝は、「問い=答え」という感覚をいかに理解しているか、これに尽きると思います。
なぜなら(すでにお気付きかもしれませんが)、問いかけによって、出てくる答えが変わるからです。
究極の問いとは
わたしが考える究極の問い、レベルの高い問いとは、『問いのみで問答が完結している問い』です。
例えば、「直感とは?」という問いがあるとします。
そう聞かれると、それに対していろいろ浮かんでくると思いますか、その答えは結局「直感」についての連想であったり、自分の中の答えであったり、全てか「直感」という言葉に繋がるものです。
なので、「直感とは?」という問いの答えは、「直感」ということになります。
問いが既に答えである問いかけというのは、答えしか帰ってきません。
得たい答えを問うことが、得体答えを得るための必須条件なのですね。
的に当たる(中する)とは
わたしは元弓道部でして、よくこの話をしているのですが(スタエフでもYouTubeでも、その他のところでも)、的に当たるとはそういうことだと学びましたし、今はそれがめちゃくちゃ腑に落ちています。
矢が的に当たる(それを中(ちゅう)する、といいます)ときは、まだ自分からその矢が離れていなくても、既にその状態で当たっている(あたることが決まっている)ということ(考え方)です。矢を放つ前から当たっている状態を創り出せば必ず当たります。なぜなら、当たっている状態を創り出しているからです。
細かくいうと、対象(的・欲しい結果・答え)と、主体(矢を射る人・結果を得るための原因・問い)が、イコールであるということです。
おそらくピンとこられた方はいらっしゃると思いますが、これは、引き寄せの法則でもあって、そのまま当てはめると当てはまると思います。
したいことはできるし、欲しいものは手に入る。ただし、それが純粋なあなたの魂からの欲求と一致していれば、ということです。言い方(表現)を、変えているだけなんですよね!
ここまで、同じことの繰り返しの多い文章で読みにくいかも知れませんが、『〇〇は〇〇である、なぜなら〇〇は〇〇だから』というこの禅問答のような雛型で表現されること・ニュアンスが、初めにご提示した『問い=答え』ということなのです。
もちろん、〇〇には全て同じ言葉が入る(もしくはそれに準ずる言葉が入る)ということです。
欲しい答えが得たければ問いの質を上げよ
なので、「欲しい答えが得たければ問の質を上げよ」ということになるのですが、それをするためには実は答えがわかっている必要がある、ということです。
いやいや、それが分かってたら問いかけないよ...と思うかもしれないですが(分からない自分がいるから問いかける自分がいるのですしね)、問いかける自分がいるということは、実は答えは既に存在する、ということなんです...!
正確にいうと、問いが生まれた時、既に答えはそこにあると言うことです。なぜなら、初めにお伝えしたように、『問い=答え』であるからです。
その2つは、真(真実)という軸(中庸、つまり本質に繋がるもの、或いは空ともいえるかもしれません)、その2つを通して奥にある真(真実)を照らし出し出すために分離して見えているもの、ということなのですね!
答えを見つけるのが難しいと思っている人は多いと思いますが、実は問いを見つける方が格段に難しいです。その答えを問うための問いであるかどうか(的確に問えているかどうか)で、出てくる答えは変わってしまうからです。
問いの質を上げるためには
これはひたすら自分と問答をする、これに尽きます。
自分の中で明確になっているものは、確実に問えるし、自分の中に答えがあるものは(そしてその純度が一定以上に達したもの=真の領域に達したもの)については、他者の中にあるそれも見えます。
それは、自分の中での問いが潰えるほど、自分との問答をしたということだからです。ですから(言葉にするのは簡単ですが)、実際にそれができるようになるためには、やはり自分との問答に尽きるということになります。
ただ、これだけやとすぐには出来ないので(もちろんできる問いもあると思いますが)、練習するためのもうひとつの方法をつぎに述べます。
続・問いの質を上げるためには
それは、「欲しい答えを問いにする」ことです。
逆転の発想です。
欲しい答えを、問いとして聞いちゃうということですね!簡単!(*'ω' 👏🏻パチパチ☆彡
何度も何度も言い換えたり同じことを言っていて恐縮なのですが、つまり「欲しい答えを問いかける問い」をつくる、ということです。
質問から答えを導き出すのではなく、答えから質問を導き出すのです!欲しい答えがあるのであれば、その答えが得られるような問いをする。どう質問すればその答えになるのかを問う(考える)ということです。それをしていくと、問の質があがったり、幅や深みがでてきます。
既にある答えを導くための問い。
これは、セッションのときとかによく使っている方法です。わたしに見えているもの(正しくはわたしというパイプを通して受け取らせていただいている目の前の人にとっての答え、姿、在り方、エネルギー、真実、本質…みたいなもの)をお伝えするときに、わたしがその方に問いかけることで、その方自身に自分の中からその答えを導き出してもらえるような問いをします。
それは、元々その方の中にそれがあるからで、適切な問いかけをすればそれは必ず出てきます。なぜなら、そこにあるから。
話がズレましたが、答えを問うとはこういうことだという1例をお話してみました。
答えから、質問をつくるとはこういう感じのことです。
答えから問いを逆算する
「問い=答え」だからこそ、ついつい問いかけるということを考えるときに何を問えばいいのか?とFocusをしてしまいがちですが、そこはあえての逆で、「問い<答え」にしてみる、ということ。
そこを深めていく方が早いです。答えから問いを逆算する。
例えば、タロットカード(1枚引き)で、「今のわたしに必要なメッセージは何ですか?」と問いかけてカードを引くとします。
そのとき、自分が欲しいものはというと、「今のわたしに必要なメッセージ」なわけですよね。つまりは問いかけの内容=答え、の方程式に当てはまっているのです。だから、明確な答えが出ます。
ただ、ここにはひとつ落とし穴があります。
なので、折角だから具体例を入れて説明していきます。
必要なメッセージ=理解できるメッセージかは別の話であるということ
「今のわたしに必要なメッセージ」と聞いて、カードを引いて、【ⅩⅡ 吊るされた男】が出たとします。
問いかけた人がそれを見て、「なるほど、そのまま流れに乗っとけってことね!」と受けとったとします。更に、「うんうん、了解!とりあえずこのまま続けつつ、楊子をみます!」となるときは、そのままメッセージを受け取れています。こういう感じでさらりと軽く受け取れるときは、特に違和感やザラつきもないはず。
ですが、自分の中に「流れに乗る」ということに対して抵抗があったり、「それって人の言いなりになるってこと?(例えばですが)」って思ったりしたら、それは摩擦になるので(それに向き合って(その場で対応して)超えることができれば素直に受け取れる場合もありますが)、メッセージをまっすぐ受け取れないという事態が発生します。
他に、「わたし“が”どうにかしたい」という思いが強い場合なども、メッセージが素直に受け取れません。頭で考えすぎている場合、自分がコントロールしたい場合、ある意味ハイになっていたり(良くも悪くも...この場合は悪い方かもですね)、自分の考え方に固執しているときなども、そうなります。
そしたら、「このカードじゃない」「よくわからない」「何を言ってるの?」「わたしが欲しいメッセージはこれじゃない」という気持ちが湧いてきてしまうということになるんです!
だから、カードとしてはちゃんと必要なメッセージを送ってくれているのに受け取れないということになります。
この場合、カードが答えをくれていないのではなく、問いと答えが連動していない(イコールになっていない)のです。
ですから、ここで、次にまたカードを引くのではなく、一旦考え直しをしてみましょう。答えではなく、問いを見直してみる(そういう視点を持つ)ということです。それは、自分がカードに何を言って欲しいのかを考えてみるということです。それが本当に問いたいことだからです。
本当の問いに出逢うために
さっきの例で行くと、おそらく「あなたはあなたの思うようにしなさい」「したいようにしていいよ」というのが答えのような気がします。問いをした人の中で、「流れに乗る」というのが、「自分の思い通りにする」という意味になっているからです。
であれば、問いを変えれば良いということになります。
この場合だと、「今わたしに必要なメッセージは何ですか?」と問うのではなく、「今、わたしが自分の思い通りにするために必要なメッセージは何ですか?」ということになります。ちょっと回りくどい言い方にはなりますが、自分の答えに添った問いはこちらということです。
その問いに対しての答えが、「なるほど、そのまま流れに乗っとけってことね!」「うんうん、了解!とりあえずこのまま続けつつ、楊子をみます!」だとしたらどうでしょう?(このふたつの言葉は上述したものをそのままコピペしてもってきています)。欲しかった答えが得られていたことになりますよね(笑)これが面白いところです。
答えは初めからそこにあるのに、自分が変われば(自分の問いが変われば)、受け取り方も見方も答えも全部変わるということ。だから、答えは既にそこにあるというわけなんです。自分が問いを創れていても、創れていなくても。それは、既に与えられているということでもあると思います(この話は論点がズレていくので今日はこのくらいで)。
カードの読み方講座で話している話を引っ張ってきているので、カードの読み方を通しての話になっていますが、これはカードを読む読まない関係なく全てに関係する話です。
だからやはり問いが大切
なので、「今のわたしに必要なメッセージは何ですか?」という問いだけだと、素直にその問いの答えがある場所の一番奥から必要な答えがきます(表現が抽象的ですがあえてこう書いています)。
良い悪いのジャッジは無いので、わたし(問いをした人)が理解できる答えが受け取れるかはわかりません(自分がフラットであることが大切な理由もここにあります)。それは、自分がクリアな状態でないと本当にクリアなもの(ここでは答え)は受け取れないということです。
なので、理解できる答えが欲しければ(極端な話、自分の思考に合わせて欲しければ)、「今のわたしに必要な、わたしが理解出来るメッセージをください」という質問にすると、分かりやすい出方になるかもしれません(おそらくそうなります)。
カードの答えから自分の問いの本質を見る
出てきたこと(今回はカード)が全てなのですから、欲しい結果だろうが欲しい結果でなかろうが、そこにあるものが答えです。
であれば、「わたしは何を問うたのだろう?」という視点で答えを観察・検証してみると、そこにある思いがけない思い(思い“込み”を含みます)、思考、囚われなどに気付けることもあります。わたしの中にあった、何という質問に答えてくれている(くれた)から、このカード(こういう現実)が目の前にあらわれているのだろう?と、自分にもう一度問いかけ直すということです。
それをすると、1つ前の問いで自分が問いたかった本当の質問、実は無意識に問いかけていたその問いが、浮かび上がってくるということです。
「問い=答え」は等価交換
この2つは対等な存在・・・というか、名前が違うだけで全く同じものです。同じ価値のものです。光と闇みたいなもの。
問いと答えは、錬金術と同じです。等価交換です。わたしがこう書き切っている意味は、ここまでに書いてきたことを読んでいただければきっとお分かりいただけるはずです。
欲しい答えが明確でなくても、欲しい答えを問いかけることで、1番早く的確な答えが得られます。
答えを、問う(問いにする)ということ。
しつこいですが、それが究極の問いです。
だいぶ長くなってるので、第1弾はこの辺で終わりにします。
第2弾はもう少し具体的にどう言葉を選ぶか?ということを書いていこうと思います。
よかったらまた続きも読んでください☺️
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