東国三社巡り① 香取神宮-1
というわけで、わたしの東国三社巡りは、自分の中では最も1番候補から遠かった「香取神宮」から始まることになりました。
始まるまでの葛藤など、はじまってないはじまりのnoteはこちら。
『最も第1候補から遠かった』という理由で、本当は1番のものを遠ざけてきたわたしのくせがせっせと出てしまっているではないか!これは本当に何時如何なるときも(肝心なときほど!そしてなかなか気付かないという3コンボ😇)発動するわたしの自我のくせ。自分の欲しいものを素直に欲しいと言えない、自分のしたいことをしたいと言えない、本音がなかなか出せないというくせ。このくせがしれっと発動しているとき、わたしのしたいことは暗礁にのりあげる。なぜなら、1番を外して考えているからだ。1番を外してかんがえてもそこに答えはないから、答えは出ない。以前と比べて感覚は間違いなく鋭くなっているから、違うことだけはわかる。だが正解が分からないので、どうにかして既存の知識をフル稼働して(もちろんこの時点で知らなかったことを調べたりして選択肢を増やして←選択肢が未知だから正解が分からないという可能性に全力で挑むから)正解を探すのだが出てこない。出てこないが現実は迫ってくるので、どこかでperiodを打ち、何かを選ばなければならない。でも選べない、選びたくない、しっくりこない。
新幹線での移動のほぼ8割を費やしたにも関わらず答えが出ず、暗礁にのりあげたままのわたしは、そんな気持ちのまま東京駅に着いた。とりあえず、移動中に見つけたこの時点でのベストの選択肢(まず鹿島神宮に行き、そのあと余裕があれば香取神宮に行く。とりあえず高速バス移動+荷物は鹿島神宮近くのコワーキングスペースに預ける。預けたまま香取神宮に行き、鹿島神宮に戻って荷物を受け取り、宿泊予定のホテルまで移動)を実行すべく、鹿島神宮行きの高速バスの乗り場に急いだ。
・・・目を疑った。長蛇の列すぎて、どこに並べばいいのか分からなかったからだ。バスの時間は、このタイミングだと10分間隔で3本くらいあるけど(そのあとは少し時間が空く)、果たして乗れるのか疑問すぎる。乗れないかもしれないのにここで時間を潰す余裕はわたしにはない(なぜなら、この時点ではまだ鹿島神宮→香取神宮ルートを諦めていなかったから)。とりあえず長蛇の列の最後尾を見付けて並びながら、JRの時間(乗換案内)と睨めっこを続ける。JR移動の場合、この時点でこの時点のわたしが調べていた情報と乗り換えの時間を合わせると、すでにコインロッカーに荷物を預けるという選択肢が危うくなっている。えっ、荷物もったまま行くの?てか、JRで行くことにした場合アクセスが悪すぎて今日はもう鹿島神宮には行けないんですけど?(或いは15時前くらいにしか行けない)えっそれは嫌だ。でも選択肢はそれしかない。むしろ、香取神宮には行けそうだ(なんならスムーズに)。じゃあ香取神宮→息栖神社ルートに変える?えっ全部変えるってこと?え?じゃあ新幹線の中の時間は何だったんだ…か息栖神社にどうやって行くか決めてないんだけどな…ここはあんまり暗くなってから行くの嫌なんだけどな…(わたし個人の感覚的にnoな感じ)、じゃあタクシー…てか、鹿島神宮無理だな。じゃあもうバスやめて、JRだわ!とりあえずJR!とりあえず総武線!この時間に乗らないと全部が1時間押しになってしまう…すでに9時回ってて移動に時間かかるのに1時間推しとか有り得ない!!
とまぁざっとここまで5分くらいなのですが(;´Д`A、脳をフル回転させてこの時点での最適解を導き出した結果、バスの順番待ちをしれっとやめて再び東京駅構内へ。総武線が遠いことを知り一瞬青ざめつつも(そういえび前乗るときもこうだった…と今思い出しても何の役にも立たないんだけどと思いながら思い出してしまった記憶を辿りながら)、何とか奇跡的に間に合ってぜぇぜぇいいながら総武線に乗る。ホッとしたのは束の間で、ここから香取神宮に行く行き方を再び探り始める。どこかでどうしても荷物をコインロッカーに入れたいけど、どこで入れる?乗り換えの駅のJRの駅の構内図や佐原駅(香取神宮行きのバスが出ている駅)の構内・構外のコインロッカーの有無について調べる。この辺から、もう【なるようにしかならない】と謎の開き直りをはじめる。
そしたら身体の力が抜けて、そんなに頑張らなくてもどうにでもなるし、どうにでもというかなるようになるし、それは結局今のわたしにとっての最善であることは間違いないし疑いようもないのだとふいに楽になった。そこから、無理せず、でも自分に心地よい方を選ぶことを真ん中に置き直して調べ直した。
そして、途中の乗り換えの駅の改札外すぐにコインロッカーがあることがわかり、乗り換えの時間の合間に入れることにして大成功!(ガッツポーズ)。ちなみに困っているおじいさんがいらっしゃったので、自分が調べたコインロッカー情報をお伝えして去る。無事に預けられましたように。そこから身軽になって気分も軽くなってきて、しかも荷物を預けられた上に時間を優先して動いてきた結果想像してたよりも早いバスに乗れることになって本当に嬉しい気持ちになる。このときはまだ香取神宮にお参りしたあと息栖神社に行くことを考えていたけど、どう考えても14:30以降にしか着けないし、帰る時間を先に決めて香取神宮を満喫できるかわからない。わたしは、ちゃんとその神社を感じたい気持ちがあったのと、やはり息栖神社(鹿島神宮も)には朝行きたいと思う気持ちが抑えられなくなっていて、とうとう思考を放り出した。行ける流れなら行けばいいし、行きたくなければ朝行けばいい。幸い、今回は2泊3日の予定だから、3日間とも午前中〜午後の早い時間に別の神社に行くという選択肢は可能だ。だったらそうすればいい。一つ一つの神社さんに丁寧にお参りして、集中して感覚を研ぎ澄ませること。この《東国三社巡り》は、これまでの神社参拝とはやはり違うということ。わたしにとってものすごく禊/お祓いの意味を持っているとひしひし感じること。それらを1番にすることにした結果、初日は香取神宮のみにお参りすることにほぼ決めた状態で佐原駅に着いた。
バス停に直行し、バスが来て乗り込み、香取神宮に向かって出発した瞬間、涙が込み上げてきた。わたしは、香取神宮に行きたかったらしい。そう思った。この順番が良かったんだ、と確信を持った。半泣き(ほぼ泣いてる)のわたしを乗せて、バスは香取神宮へと一路、走り続けた。
途中、鳥居をくぐった。香取神宮の一の鳥居(川の近くにある香取神宮一ノ鳥居(津宮鳥居)ではない)。
この辺からもうすでに、というか実は佐原駅からバスが出た時点で、香取神宮のvibesは感じ取れていて、それがとても心地よいままバスに揺られて、第1駐車場近くのバス停に着き、そこから歩いていく。
ここを真っ直ぐ行くと、朱塗りの大鳥居がある。
ということで!
やっと香取神宮に辿り着きました。
本編は次になりそうです🥹(心情を書くことに意味があると思ってるのでそこが多めです←これでも端折ってるんです🤣)
何はともあれ、ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。
おしまい(つづく)。
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