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不思議のダンジョン 風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫

■ゲーム内容
風来のシレンシリーズ3作目。
大きな特徴としては「レベル継続性」である事。
又、ゲーム開始時にイージーかノーマルを選択でき、イージーならリセットすればセーブ時の状態に元に戻すことが可能。(ノーマルは従来通りリセット不可)
全体的にかなりマイルドなゲーム性を目指した作品。

■感想
▼良いところ
・「レベル継続性」である事。Wiiというハードのユーザー層を考えてとっつきやすい形を目指したんだろうなと。理解はできる。
・アスカが出る。それだけでプレイ価値はあると思う。

▼改善できそうなところ&改善するなら
・「レベル継続性」でる事。これは良い部分でもあるが、やはり欠点が目立つ。シレンの良いところとして偶発性による盛り上がりの起伏があったが、レベル継続性にしてしまうと一気に強くなったりいきなりピンチになる事が少なくなる。つまり平凡でつまらない展開にしかならないという事。
これはシレンというタイトルの特徴を殺している。シレンとしての大きな変化・チャレンジだと思うがコンセプトを殺した結果、残ったのは没個性だけだった。
・テンポ感が非常に悪い。なぜならモーションや演出をしっかりちゃんと作っているから。
しかしシレンはゲームテンポが非常に大事。それなのにいちいちモーションを見届けないと次の操作ができないのはゲーム性を理解していないまま開発したと感じる。シレン2からの落差が非常に大きいが、ディレクターが変わり方針も変わったのかな?
・仲間が死んだらゲームオーバーな点。自分が生きていても・・。なぜ?
操作キャラが切り替えられるシステムであるため、どちらもPCであるという事は理解できるが、なぜ他キャラが生きているのにゲームオーバーになるのかの納得感がないし、仲間全員のHPを管理するという事で難易度が増す。仲間全員が死ねばゲームオーバーでよかったのでは?

▼雑感
全体的に粗が目立つ。その後シリーズは4,5と続くが人気は落ち続け14年間新作が出ない状況が続いた。
しかしついに本日シリーズ最新作「風来のシレン6」がリリースされる。
はたしてシリーズ復活の一手となるか。
期待しながらプレイする事にする。

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