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Cuisineer(キュイジニア)

■ゲーム内容
レストラン経営SLG × ダンジョン探索アクション

ダンジョンに潜り敵を倒して素材を集め、素材をもとに料理を提供してお金を稼ぐ。そのお金で装備品を強化してさらに深いダンジョンに潜り・・・を繰り返すゲーム。

■感想
SLGパートもアクションパートも目新しさは無いものの安定して楽しめる良作という印象。

▼良い点
・キャラが可愛い&世界観が素敵
・ダンジョン探索はさくさくとテンポよく進む
・料理がおいしそう

▼改善できそうな点
・目標が分かりづらい
SLGで重要なのは次何をしたら良いかが明確にある事。だと思っている。
大目標〇〇を達成しよう!というものが掲げられ、そこまでに至る小目標〇〇をしよう!というものをクリアしていくことでモチベーションを保たせながら遊ばせ、大目標をクリアしたら大きな報酬がもらえ、さらに次の大目標が提示される・・というサイクル。
本作はそこが薄い。わりと何をしたら良いかが曖昧で、最初の2000G借金を返そうが終わっても特に何もない。何をしたらよいかの具体的な目標設定はユーザーに常に提示し続けるべき。
・導線が助長
まず町が無駄に広い。
拠点となるレストランの他、家具屋・武器屋・タピオカ屋など様々な施設が町に設置されているが、それぞれがなぜか離れているため毎回の移動がめんどくさい。世界観重視で置いたんだろうなという印象はあるがユーザーの導線を考えて配置するべき。
さらに、食材とそれ以外のアイテムとで預けられるボックスが異なり、アイテムはレストランのさらに奥の寝室まで進まないといけない。
ダンジョンから帰ってきたらロードを2回挟みようやくアイテムを保管できるようになる。これを毎回行うことになる。
ゲーム内で何度も繰り返し行わせるサイクルについては、無駄を極力減らしてスムーズに遊べる工夫が非常に重要。
・装備品の強弱が弱い
ハクスラ的な要素として、装備品のドロップがある。
これによりより良い装備が欲しくて繰り返し遊ぶ、という構図になっているはずだが、今作は装備ごとの能力差がかなり少ない。故に新しい装備を入手してもテンションがあまり上がらない。うおおお!!とテンションがぶちあがる瞬間が少ない。
・ダッシュアクションと地形の相性が悪い
デフォルトでダッシュアクションが使える。これを使用して敵からの攻撃を避けたり崖を飛び越えたりするわけだが、狭い道幅の上で戦わせたり罠がびっしりおいてあるマップで戦わせたりするため、ダッシュによる事故がまぁまぁ発生する。
これではダッシュアクションを使いたくなくなってしまう。

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