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「確かな知識に基づいて問題は解くものだ」こんな思い込み、ありませんか?


勉強も生活も仕事も、実は「推測」で出来ている。

小学校6年生の算数で、分数のかけ算の答えだけが分かっていて、数字を組み合わせてその答えになるようなかけ算の式を求める問題がありました。

こういう問題は、ただやみくもに数字を掛け合わせていっても時間だけがかかって、答えにはなかなかたどり着けません。

ヒントとして分数のかけ算の答えが分かっているので、その答えをヒントにどんな数字をかけ算したのか、ある程度の推測することが必要となります。

こういった解き方に驚かれる方もいらっしゃるんですが、実はこういった「推測」しながら問題を解いていくことはとても重要なことなんです。

普段の生活でも、「推測」しながら行動していることは多くあるとはず。例えば、「今日の献立はからあげ。作るのにだいたい30分ぐらいかな。子どもたちが習い事から帰ってくるのは18:30頃で、帰ってきたらすぐに「ご飯ー!」って言うはずだからそれまでには作り終えとかないと。じゃぁ、18:00には作り始めないとな。」という感じで、時間の推測だったり、子どもの行動の推測をしますよね。

ビジネスでもあるんじゃないでしょうか。「部長にプレゼンをする。このプレゼンを通すには、部長が気にかけているコストの面を納得してもらわないといけない。このコストをかけるだけのメリットを伝えることに時間を割こう。」これも立派な推測です。

こう考えると、私たちの生活の多くが「推測」から成り立っていると言えるのではないかと思います。


教えるべきことは「答えではない」

算数だけじゃなくて、英語も実は、「推測」が得点を取れるかどうかの分かれ目だったりします。英語の長文を読んでいたら分からない単語が必ず出ててくる。その単語の意味を前後の文章から「推測」出来るかで点数が大きく変わってくるのです。国語も理科も社会も、必ず「推測」が必要になります。

私たちは勉強を通して、社会に出た時に必要となる「根拠ある推測」の立て方を学んでいるのかもしれないなと、小学校6年生の算数問題を見て思いました。

教師だったり親だったり、子どもに関わる大人は、子どもに「答え」を教えたり求めたりするのではなく、「仮説の立て方」「根拠ある推測の立て方」を見せていくべきだなと感じました。

子どもに教える時、おうちで勉強させる時、ちょっとそのあたりを意識してみて下さい。


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