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年末のご挨拶|演劇ユニットせのび

2022年の演劇ユニットせのびは
2月 せ誕祭#6
6月 永昌寺花咲く丘プロジェクト
9月 ミチゲキ2022岩手公演
   豊岡演劇祭2022
10月 演劇ユニットせのび第10回公演
11月 ミチゲキ2022(秋田・宮城)
12月 冬芽TheatreWeeks
というスケジュールを駆け抜けてきました。

『せ誕祭#6』、6本の作品を各2回ずつ上演したweek1では、工藤早織の脚本・演出の上演や、篠田来翔の久々の役者出演もありました。来年は来翔くんがもっとクリエイションに参加できる機会をつくれたらと考えています。

音響照明のオペレーションや、制作まわりなど、役者に裏方に、みんなフルスロットルでした。
ほぼ2週間の滞在で一気に作り上げたweek2。
やわらあさちゃんや、狩野瑞樹くんなど岩手に縁のあるお二人をお招きし、「これから」が楽しなメンバーで臨みました。とても良いエネルギーの作品になりました。

永昌寺花咲く丘プロジェクトでは、実はここまであまり絡みのなかった髙橋響子と石橋奈那子の2人芝居『寺ce』という作品に挑みました。
映像配信の面白さと、難しさを感じた公演になりました。
後述の第10回公演で再演した時、髙橋がどんどん自由になっていくのを感じました。
(自由になり過ぎて大事件も巻き起こしましたが…)
役者として、本人ももがいている様子を見ていますが、楽しみながら進んでいってもらえたらと思っています。

ミチゲキ2022では、岩手の実行委員として携わり、一県目のホスト団体として制作面を担いつつ、「優しい想像力を培養する場」というコピーを掲げた作品群『スコープ』の一作目『ストア』を上演。
岩山りなの舞台出演が『ストア』のみだったのが心残りです。(『グローブ』は体調不良により降板となってしまったため…)
りなちゃんの出演の機会はまたすぐにつくりたいと思います。

豊岡演劇祭2022には、5人で参加してきました。他の団体さんの作品もたくさん見て、車の中であれやこれやと話たり、自分たちのことを知らないであろうお客さんに作品を見届けていただいたり、とても良い経験をできました。

せのびの第10回公演は、ほんとは新作のロングランをやろうという話だったのですが、日程的に新作を作ることができないだろうということで2週に分けて4作品で10ステージを上演することにしたら、逆に大変だったという公演でした。
1週目は『タウン』を上演。
こちらが若手演出家コンクールの二次審査対象作品で、こちらが無事に通過し、最終審査に進むことになりました。
2週目では短編を3つ。春過ぎからお手伝いしてくれていた渡邉愛実ちゃんと、大和田優羽ちゃんが役者として出演でした。

ミチゲキは、秋田・宮城と続きました。
『パーク』という作品でめぐり、3都市通して出演した新沼温斗は、役者として大きく成長したように見えました。
温斗くんには、もっともっと大きくなって欲しいですし、僕も負けないように大きくならないとと感じています。

急遽役者変更になったにも関わらず、2週間で仕上げてくれた奈那子にも感謝です。悔しい思いもさせてしまいましたが、これからだという頼もしい声も聞いています。
同じく、愛実ちゃんにも悔しい思いをさせてしまったので、また機会をつくれたらと思っています。

冬芽TheatreWeeksでは、week1で早織ちゃんが新たなユニット「海原の蛙ども」のメンバーとして作品を創りました。どんどんと素敵な舞台をつくっていって欲しいなと思っています。

week2『グローブ』では、ここまでプロデュース面でせのびを引っ張ってきてくれた藤原慶が役者として出演でした。
感謝を込めて出番を多くしたら「極端なのよ」と言われましたが、慶さんが出てなきゃつくれない作品でした。
優羽ちゃんは、愛実ちゃんが代表を務める「劇団やどりぎ」さんの舞台監督をしていましたね。

この間にも、各メンバーでの活動があったりしていました。本当に充実した1年を過ごせていたと思っています。

その中で、新しいメンバーが2人増えました!

ひとり目は原乙葉(はらおとは)です。
今年の2月のせ誕祭#6『Sakura o o o』に出演してもらってから、学業の方が忙しくなっていく中でも、公演の制作のお手伝いをしてもらい、先日の冬芽TheatreWeeksの『グローブ』に出演。
正式に団員として活動していくことになりました!

とっても聡明で、周りがよく見えて、でも負けず嫌いな一面もある乙葉ちゃんです。
声が澄んでいて、「聞かなきゃ」と思わされるのは、役者としての魅力です。
制作周りでもよく気を利かせてくれていて、とっても頼りになります。

ふたり目は大和田優羽(おおわだゆう)です。
今年の夏の前に、せのびに声をかけてくれました。「知らないことばかり」と自分で話し、いろいろなことに飛び込んでいっています。

高校の時から見ていて、舞台上での強さがあると思っていた優羽ちゃんはまだまだ10代。これからがとっても楽しみです。

2023年のせのびは、2-3月にある若手演出家コンクール2022の最終審査から始まります!
場所は下北沢。初めての首都圏での上演です。
今からとっても楽しみです。

今年お世話になった皆様、ご観劇くださった皆様、気にかけていただいた皆様、本当に本当にありがとうございました。
また、来年もぐーっとさらにせのびして頑張って参りますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えください!

演劇ユニットせのび主宰 村田青葉

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