要注意な場所・香港。

遅くまで家族連れもいるけれど。

要注意な場所について、何度か訪れている香港を例に書いてみる。

考え方はどこの国でも(もちろん日本においても)共通だと思うので参考になれば幸い。

香港・旺角(モンコック)
突き出た九龍半島の真ん中あたり。
街のイメージは東京で例えるならば池袋か。
ビルには名物のネオンだらけで色々とごちゃ混ぜ感のある、ある意味もっとも香港らしい風景が見られる繁華街。
今の旺角は明るく健全っぽいけれど、返還前はそこそこ怪しかった。
歓楽街だからそれなりに騒ぎも起きる。

香港映画が好きな人ならご存知かと思うが、タイトルに旺角が入るノワール映画(裏社会、犯罪もの)は多くある。
それだけ現地の人たちにも「そんな場所」の認識があるわけだ。

表通りには健全な若者が溢れるが、2ブロックくらい離れると少し薄暗くなって人通りも減ってくる。

こんなところが危ない。

深夜に繁華街から迷い込むと、明らかに違う世界で活躍してそうな(^^;兄ちゃんがたむろしていたりする。

香港に行き始めた頃、現地で長く働く駐在員の友人に訊いてみたら、やはり「アブナイ」と教えてくれた。
さらに「人通り、街の灯りに注意して少しでも寂しく感じる場所になったら戻れ」と忠告された。

そして「繁華街・歓楽街のフチに注意」とも。
香港に限らず、繁華街や歓楽街そのものは人も多く、わりと安全。
でも、人目が減りだす境目がアブナイ。

繁華街、歓楽街という大きな魚には、すぐ近くにオコボレを貰うため、ペッタリ寄り添うコバンザメみたいな連中がいるわけだ。

新宿の歌舞伎町でいえば、大久保との境目あたり。
大阪の新世界なら新今宮駅の向こう側、台湾の台北なら龍山寺の周りのお店から道一本離れた周辺。
もちろん、香港も旺角は代表例?で、他にもアブナイ場所はある。

どこも人があふれる時間帯なら問題ないし、楽しい場所だと思う。
気をつけるのは公共交通機関が終わるあたりから、という話。

ヤバそうな空気を感じられるか、ってのは個人差があるのだな。
知り合いと危ない地域を歩いていて、たむろしているヤバそうな人たちとは決して目を合わせず、少し冷や汗をかくぐらい緊張して通り過ぎ、「いやー、あの通り、めっちゃ緊張したぁ」と話したら「え?なんかあった?」の反応。

少し空気が読めるようになってくると、どこへ行っても「あ、この通りはアカンやつ」と自衛スイッチがオンになるようになるけれど、それまでの間、冷や汗だけで済みますように(--;

必要以上に怖がるのは旅がつまらなくなる。
でも、夜の繁華街に出るつもりならば羽目を外しすぎず、上記のことを頭の片隅にでも(^^)

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