クラウドファンディングに挑戦する前に、必ず整理するべきこと。

こんにちは。CAMPFIRE公式パートナーの奥田です。これからクラウドファンディングに挑戦する人に、完全無償でクラウドファンディング成功のサポートを行っています。 

今日はクラウドファンディングの企画をするまえに、必ずはっきりさせておきたいことについて書いてみたいと思います。


クラウドファンディングに挑戦する前に、必ず整理するべきこと。

プロジェクトページを書くときにも、リターンの設計をするにも、All-or-NothingにするのかAll-Inにするのかを決めるときにも、全部につながってくるものです。

先に結論から書いてしまうと、なんのためにクラウドファンディングをやるのかという目的の部分です。

クラウドファンディングにはいろんな使い方があります。

資金調達目的もあれば、ファン作り、テストマーケティング、お店の集客やPRなど。それらが複合的に合わさって、クラウドファンディングをやろう!と思い立った人も少なくないと思います。


ただパートナーとしてサポートさせてもらうとき、最初にお伝えしているのは「目的の優先順位を整理しましょう」ということ。

資金調達なのか、PRなのか、テストマーケティングなのかで大きく戦略は変わってくるんです。


わかりやすいのがリターンの設計で、資金調達を目的にしているのに、
リターンを原価のかかるものばかりにしてしまうと
手元に残るお金が減ってしまうし、応援する側もお金を渡したいのに原価ばかりかかって本質的な支援ができないとなると、モヤッとする人が出てきます。

将来の夢であったカフェを開業したいというクラウドファンディングで、3,000円のリターンに原価2,000円のTシャツがあると、支援する側は本質的には1,000円しか渡すことができないんです。プラットフォームの手数料を含めると、もっと少なくなります。

支援者側はこのリターンにどれくらいの原価がかかっているかは知らないのですが、「あなたのことを応援したくて」支援している人に原価をかけすぎてしまうと本末転倒なんですね。


だから資金調達目的であれば、お礼メールなどのリターンでできるだけ原価を抑えつつ、基本的にはすでに信頼のある人を中心にリターンを設計する。
500円のリターンは必要ないし、逆に大型の金額のところは誰に買ってもらう想定なのかなどかなり丁寧に設計する必要があります。

逆に認知度UPやPRを目的にしているクラウドファンディングなのに、リターンが3,000円からだと、ライトな層を取りこぼしてしまいます。
応援したいけど、まだそんなにお金が払えないという層には優しい設計と言えません。

それに原価もある程度かけた方がいいし、本当に認知度がUP目的なら手元に1円も残らないくらいがちょうどいいと思います。本来なら多額のお金を支払って広告を出して獲得する認知度を、クラウドファンディングを使ってコストをかけずにできるのが大きなメリットなので、そういう使い方もありですよね。


もちろん、ひとつのプロジェクトをやるのに必ずひとつの目的でなければいけない。というわけではありません。
重要なのは優先順位で、1番優先順位の高い目的は何だろうっていうのを明確にしてくださいと毎回お願いをさせてもらっています。

優先順位が決まったら、まずはそこに振り切って本文やリターンの設計、広告戦略を組んでいきます。

そこからバランスをとるように、どれくらいの原価やプロモーション費用を捻出するのかを考えるのが、今までいろんなプロジェクトを見ていて1番いいと思う派です。


目的の両取りをするには

基本的には目的をひとつに決めてしまう、というので良いと思っています。

ただ両取りする方法もなくはなくて、たまに「このプロジェクトはうまいな」と思わされることがあります。

それはVIP戦略をしっかり設計できていること。
10万円以上のリターンがしっかりと売れる設計になっていることです。

500円のリターンを作って認知度を高めながら、裾野を広げていきつつ、10万円,20万円のリターンがしっかり売れる設計になっているプロジェクトを見ると
「この人は相当やり手だなあ」と感心させられます。

高額のリターンはもともとそれくらいの価値があって、それを売るみたいなパターンもありますが
どちらかというと、そんなに価値はないけど盛り上がっているプロジェクトだから高額の支援を入れるというパターンもあります。

みんなが注目しているプロジェクトに30万円入れることに、意味がある。という感じです。


というわけで今回は、プロジェクトをやる前には必ずどの目的が1番が優先度が高いのかをしっかり明確にしましょうという話をさせてもらいました。

クラウドファンディングにこれから挑戦したいという方は、無料で相談に乗りますので、ぜひお気軽にご連絡ください。


ここでサポートしていただいたお金は、すべてコーヒーの研究費に使わせていただきます。新しい生豆を購入して焙煎や抽出の研究をしたり、新しいコーヒー器具を購入してレビューしたりします。あとたまに美味しいもの食べます。笑