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クラウドファンディングの目標金額の決め方

こんにちは。CAMPFIRE公式パートナーの奥田です。これからクラウドファンディングに挑戦する人に、完全無償でクラウドファンディング成功のサポートを行っています。 

今日はクラウドファンディングをする際の目標金額について書いてみたいと思います。

先に結論を書いておくと、最低限必要な金額を算出してまずはそれを目標金額にすることが基本、です。


目標金額の設定って悩みますよね。
自分だったらいくらぐらい集められるんだろうって考える人もいれば、このプロジェクトには絶対にこれくらい必要なんだっていう決め方をする人もいます。

目標金額の決め方は、そもそもなんでクラウドファンディングをやるのかっていう目的によっても変わってくるところはあるのですが
改めて実際の例を挙げながらさっきの結論について解説したあと、逆に絶対やってはいけない設定方法についても書いてみたいと思います。

クラウドファンディングの目標金額の決め方

基本的な考え方は「松・竹・梅」です。

理想的な金額と、これくらいあればまあいいかくらいの金額、これだけは絶対に必要っていう金額の3つを考えてみます。

たとえば、ぼくが以前行ったコーヒー焙煎機のシェアリングサービス「シェアロースター」を例に考えてみましょう。

このプロジェクトの目標金額は120万円でした。

内訳はこんな感じ。
・焙煎機:50万円
・クラウドファンディングページ制作費用:25万円
・NO WAVE COFFEEリブランディング費用:25万円
・READYFOR手数料:20万円
合計120万円

これは良くない例として出すのですが、あまり真似しない方が良いです。笑

シェアロースターは最悪焙煎機さえあればできるので、目標金額は焙煎機の50万円とREADYFOR手数料だけでよかったはず。

そこにプロジェクトページ制作費用と、NO WAVE COFFEEという僕がやっているオンラインコーヒーショップのリブランディング費用まで乗っています。

結果的に成功したからよかったのですが、おすすめしているのは上に書いたように焙煎機の50万円とREADYFOR手数料のみの金額です。


それだと少ないんじゃない?と思うかもしれませんが、どんな勝負でも大切なのは負けないことです。

クラウドファンディング、とりわけREADYFORにはセカンドゴールという仕組みがあります。
達成してから、さらに高い目標をかかげてそこを目指す。という仕組みです。

なので今回の例でいうと、最低金額の50万円を目標にして達成してから120万円を掲げた方が無難だった。ということになります。


つまり、目標金額は「松・竹・梅」で考えて梅の金額で設定。ネクストゴールで竹や松の金額を掲げるのが基本
ということになります。

逆に最初に高い松の目標をかかげることのメリットとしては、仲間集めをしやすいことにあります。

みんなの熱量を引き出して、応援されやすいってことですね。

やってみて思ったのは、熱量は思っているよりそのまま伝わるなってことです。ごまかしは効かないけど、こっちの本気度は意外とみんなに伝わってるなと思ったことは、とてもうれしかったのを覚えています。

お金と仲間集めは分けて考える方が理想ですが、両方取りに行きたい!と言う方にはこういう方法もあります。(経験してみて、あまりおすすめはしていません笑)

やってはいけない設定方法

ここまで書いたら、やってはいけない目標金額の設定方法は書くまでもない。という感じなのですが、サポートさせてもらう方によくいらっしゃるので一応書いておきます。

それは、いきなりバカ高い目標金額を設定してしまうこと。

もちろん、サポートするときにはどんなに高い目標でも、いつまでにどれくらい何をすれば達成できるかはお伝えできます。

その行動量をこなせるのであれば、正直どれだけ高い目標でもいいと思います。さっきもいったように、熱量はちゃんと人に伝わるので、本気になればちゃんとやれば支援は集まります。


ただクラウドファンディングをしている人にたまに見かけるのが、めちゃくちゃ高い目標を設定して、途中で心が折れてしまうケース。

踏み出すのが怖くなってしまって、人に支援のお願いもできず、支援も集まらずに終わってしまうパターンです。

これだとそれまでかけた時間やお金が溶けてしまうし、なにより大切な自信を失って次の挑戦に挑みづらくなってしまいます。


僕は挑戦をするときに1番大事なのは、失敗しても死なない設計だと思っています。
戦いに出て、死ななければいくらでもチャンスはありますが、重傷を負ってしまうとしばらく戦えなくなって損害が大きくなります。

なので僕がサポートするときには、必ず「死なない設計にしましょう」とお伝えさせてもらいます。プロジェクトがうまく行っても、燃え尽きてしまっても意味がないので、起案者ごとにどこのラインが適切なのかを一緒に考えるようにしています。

目標金額の設定はセンスが出るなと思っているのですが、大事なのは心の折れない設計や、死なない設計だと思う派です。
相談してくれた人は、ぜひ一緒に考えていきましょう。



ここでサポートしていただいたお金は、すべてコーヒーの研究費に使わせていただきます。新しい生豆を購入して焙煎や抽出の研究をしたり、新しいコーヒー器具を購入してレビューしたりします。あとたまに美味しいもの食べます。笑