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ヌゲバワカル。ヌゲバカワル。

週末はワラーチ作りや試作にあけくれた二日間。いつもの喫茶店に同じ会社の若い仲間たちに集まってもらい、一足ずつ気持ちを込めて作る。会社の仲間たちからは材料費も頂かないのが一応マイルール。
「仕事の成果で返してくれればいいよ」ということにはしているけれど、実のところ本当の気持ちはちょっと違う。未来の仲間に教えてもらった渋沢寿一先生の本:

人は自然の一部である

”日本人は「仕事と稼ぎ」という概念を作りました。山村では仕事と稼ぎの両方が出来て一人前なのです。「稼ぎ」とは、自分たち家族が食べていくこと。(百姓・出稼ぎ・賃仕事など)「仕事」は、今はお金にならないが、将来孫子の時代のために、今やっておかなければ、この共同体が維持出来なくなること(山の木の管理・水の堰の管理・祭り・屋根葺きなど)です。”

この表現にあてはめてみれば、「稼ぎ」のための労働でなく、「仕事」のための労働だから、という概念に近い気がする。

何をおいても心と身体が健康でいること、それを仲間達が体現できるようにしたい。そのために自分ができること・・この小さな手作りサンダルによって、仲間たちが今よりも少しでも健康でいられますように、と祈りを込めながら作ること・・。

ヌゲバワカル。そしてヌゲバカワル。普段は恥ずかしくてなかなか言えない言葉を、通算1200足以上は作ってきた、一年じゅう今時の小学生でもしてない半ズボン姿のNobby(笑)なら臆せず言うことができる。そして、もっといい材料、もっといい作り方、もっと端材を有効に使う方法を考えて手を動かしていると、一日なんてあっという間に過ぎる(笑)。

笑顔と共に週末を過ごし、こうして健康で1週間を始められることに感謝。今週も皆さんにとって素敵な一週間でありますように♪

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