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ぼくにとっての幸せな時間

昨日降った雨が地面に残り、まだ気温が上がり始めていない朝は、水たまりを踏んで走るのが心地よい。土鳩がクックーと鳴き、雀が羽虫を一生懸命追いかけるのを眺めながらの朝ジョグ。いろんなことがあるけれど、こうして今日も昨日と同じように走ることができるだけで十分にウェルビーイング。なんと安上がりな幸せ感でしょう(笑)。

湿度と温度が上昇してきた頃に家に戻りシャワーを浴びる。まず念入りに足を洗い、そのあとはつま先から太ももの付け根にかけてリンパが流れ始めるようにさすりあげる。たったそれだけでなんとなく足が軽くなる気がするから、やっぱりこれも安上がりな幸せ感(笑)。

誰に言っても信じてもらえないけれど、今でも自分に自信を持てず、劣等感こそが自分のエネルギー源!と思い込むようにしている。でも裸足で走るようになって10数年、ひとと比べて美しいかどうかは別として、自分の足だけは好きになった。だからこうして、使いたくても使えなくなる日まで、毎朝使ってやりたい。

うす汚れても、冬は踵や親指の腹周りがバキバキにひび割れても、たまに爪先を地面に引っ掛けて流血しても(笑)、走り終わってこうして綺麗にして、リンパマッサージして、馬油を塗り込めば、今日も自分が知らない誰かの何かに出逢わせてくれる乗り物として活躍してくれる。その気になれば自分の足で50km、100km、200km・・・その先は未経験だからわからないけれど、きっとなんとかなる(笑)。

10数年前よりも少し逞しくなった表情を見せながら、いつもそばにいてくれる自分の足で、今日も地面に立ち、また新しい1日を迎える。今晩の就寝までのあと15時間、その足が新たな出逢いと気づきを与えてくれる場に連れて行ってくれるはず。

Wishing you have a good day.

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