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【タスキ】当社が創立55周年を迎えました

2020年12月8日、当社は創業より55年を迎えました。これもひとえにお客様や関係者各位、社員の皆様のお陰です。ありがとうございます。

55年の歴史と想い

折角なので55周年を経て何か残したいとnoteを書き始めました。ここでは個人の想いも書いていきたいと思うので敢えて言わせて下さい。親父、本当によく頑張ってきてくれた!ありがとう!

当社は55年の内訳で言うと、創業者である祖父が20年、現社長である父が35年社長を務めています。私の年齢は現在35歳、つまり私の年齢と父の社長歴と全く同じです。自分の今までの生きてきた年月社長を務めてきたかと思うと、素直にスゴいと思うし、正直全く想像が付かない。

私の場合、歴史を感じると繋ぎたいという気持ちも高まります。以前、ベンチャー型事業承継の代表理事である山野さんが仰っていたのが、「アトツギは会社を繋いでいこうとする使命感がとても強い」という趣旨の話。これには激しく共感しました。

家業の場合、理不尽さもあるし、華やかさとはかなり無縁です。泥臭く、上手くいかないことの方が多い。でも、心のどこかで家業を誇らしく思う自分もいる。

私は家業で大切なのは理不尽な現実を直視した上で、理想や綺麗事を実現していくことだと思うんですよね。要はパッションです!

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↑鋼の錬金術師で学ぶ事業承継(笑)(鋼の錬金術師15巻から引用)

そのパッションのベースになりやすいのがこれまでの歴史だと思うし、少なくとも私の場合はそうだったりします。

積み重ねた歴史を越えていけ

先日、アトツギベンチャーMeet-UP!Vol.5 in TOKYOというものに参加しました。こちらは支援者から見たアトツギのポテンシャルというテーマで、登壇者も非常に豪華でした。

その中でご登壇されていたフューチャーベンチャーキャピタルの松本様が仰っていた言葉がとても印象に残っています。(対談の言葉を少し編集しています。ニュアンスとして捉えて下さい。)

これまで経営をしたことのない人は、当然先代に比べると考えは浅い。先代は新しい人のやりたいことを見ながらも、これは失敗するなというのが先に分かってしまう。だから、それを未然に防ぐという行動になる。
でも、経営は失敗しないと成長しない。だから失敗させないのは成長の機会を奪っているのと一緒。小さい失敗はどんどんさせた方が良い。

55年の歴史には敬意を払いつつも、これからの時代に合わせ、当社も新しいチャレンジをしていかなければならないと思っています。ていうかしたい。

私は看板に関して知識が全然足りないですし、会社経営に関してもまだまだ学ぶことばかりです。でも、失敗を恐れず行動しなければならない。

社長は親でもあるので先回りしがちで、先程挙げた話も私の親父に合致するところが多分にあるように思います。

でも、それを越えていかなきゃいけない。そう思うんですよね。

5年後にどんな景色を見ていたいか

そのためにも少し先の未来にどんな旗を掲げるか、大事と思います。他方で中期計画は無意味だという意見があります。キャリア論なんかでもよく目にしますよね。変化の激しい時代に予測は難しいと。

けど、私は肯定的に思っています。別に当たらなくても良いし、変わってもいいじゃないですか。大切なのは現時点で数年後にどうなっていたいかを可視化することだと思います。

ということで5年後会社として個人としてどうなっていたいかを羅列してみようと思います。
・社長交代。自身が会社経営の全てをハンドリング出来る状態になる。
・秋田の看板屋で利益トップになる。
・秋田の鑑定士の中で最も民間評価の実績を多く積んでいる。
・看板と鑑定の経営資源を活用した新規事業を軌道に乗せる。
・秋田以外の特に東北でビジネス展開出来るようになる。
・自社だけでなく他社との協業、コラボを推進する。
・次世代への承継を見据えた準備を始める。
・社員の働き方改革を進め、時代に合った体制を作る。
・新卒採用を実施できるだけの教育体制、社内体制を整える。
・秋田の中で給与水準が高い会社と言われる。
・若い人から見て面白い、入社したいと思われる会社にする。


実現可能性とか具体定量化とか全部無視して書いてみました。ちょっと思いつきなのですが、思考広げる時はけんすうさんのこの記事が参考になります。

ここまで書いててアレなんですけど、これ全部外れたら面白いなぁと思っています。今書いてることは今の段階での思考なので、自分の限界値みたいなものだと思うんですよね。

人との出会いや起こした行動で思考も変化すると思っています。というかこれだけ変化が大きい時代で変化してない方が怖い。(変わらない芯みたいなものは別の話として。)だから、今時点で目指すものは目指すものとして置きますが、決めつけ過ぎず色んな角度からものを見ようと思っています。

結局今日も一日を紡ぐ

さて創業55年を機に書いてきました。55年というと気が遠くなりそうですが、それも一日一日の積み重ねなんですよね。そしてただただ年数を重ねるのではなく、積み重ね方も大切だと思っています。

未来に繋がる積み重ね方が出来るよう、また一日一日紡いでいこうと思います。

55年目いろいろやりたいこともありますので、ぜひぜひよろしくお願い致します。

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