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【徒然】あなたラボにコメンテーターとして参加しました!

ちょっと前の話になりますが、8月9日(日)にあなたラボという取り組みの交流会がありました。あなたラボは秋田県の若者活躍プラットフォーム構築事業という取り組みで、運営は株式会社あきた総研が行っています。

あきた総研の代表の須田くんは高校の同級生でもあり、起業当時から話を聞いておりました。今回のコメンテーターの話はfacebookにコメントしたことをきっかけに実現し、まあぶっちゃけ結構ノリで決まりました(笑)

自分自身が挑戦中の身なのにコメンテーターなどおこがましいなと思いつつ、少しでも参加した方のためになればと参加した次第ですが、私自身色々と刺激をもらったため備忘的に残しておこうと思います。

(尚、本noteは個人の感想です。また、プログラム内容の詳細や特定の個人の発表については言及しませんので予めご了承ください。)

1、なぜ参加を決めたのか

何度も書きますが、コメンテーターのような立場にはないなぁと思っていたんですが、参加を決めた理由は大きく2つ。

1つめは、若者の生の声を聞きたかったというのがあります。今、所属している秋田県の不動産鑑定士協会では私ぶっちぎりの最年少です。また、屋外広告の事業についても平均年齢は高く、同い年はいても会社でも最年少です。(執筆時点で35歳です。)

要は若者と触れ合う機会が非常に少ない。けれど、新しいトレンドは若者が作ります。だからこそ、今の若者、特に秋田にいる若者の感じている声を生で聞いてみたかったというのは理由の一つです。

2つめは、コメンテーターとしてのアウトプットに興味があったからです。最近、オンラインでのプレゼン機会も増え、自身のアウトプットの幅も広げたいなと思い参加しました。

実際やってみて、①話の本質を掴む。②一段上のレイヤーに抽象化する。③具体例・類似事例を提示する。辺りが肝かと思ったんですが、難しいすね。聞きづらかった方には申し訳ないです。

2、実際どういう場だったか

今回は1分で自身の肩書を語るという内容でした。1分で話せは伊藤羊一さんの書籍でもあり、須田くん何度かこの手のワークはやってますね。私も献本頂きました。(まだ読めてませんが。)

語るテーマも人それぞれ。ある程度事業化を前提にしている方もいれば、大学や社会人の傍ら活動をしている方もいるし、やりたいことは明確ではないけれど、何か始めたいという意欲のある方もいて、多種多様でした。

3、安心出来る場があるというのはありがたい

全体を通して非常に心理的安全性の高い場であると感じました。それと同時に今まで自身の想いを真っ向から否定された経験のある方の多いこと多いこと。あなたラボのHPでは以下のようにあります。

私たちはいつしか、やりたいことを言えなくなってしまった。
「それできるの?」「秋田では無理じゃない?」
「意識高いね~」「常識的に考えたら?」「なんの意味があるの?」
他人から言われることが怖かった。

頑張ってやったみたこともあった。
でも、あんまりうまくいかなかった。
「ほら言ったじゃん」「もっと考えた方が良いよ」
せっかくやって、誰にも迷惑かけてないのに、責められるような言い方をされた。
それならもうチャレンジするのはやめようかな。

そんな愚痴をこぼした時に、友人からの一言に救われた。
「その活動は面白いと思うよ」

面白いことをやる。
やりたいことをやる。
そこに正しい正しくないは無いんだ。
自分が思ったこと、自分が感じたことは事実。
素直に思ったことを口にしていいんだ。
相手にも価値観がある。
相手にも好き嫌いがある。
だから「何をやるか」は大事じゃ無い。
「なんでやるか」を伝えよう。
もっと自分の感覚を信じて。

今でこそ、何かやりたい時に何か言われても大概無視している私ですが(笑)私も20代後半にどん底な時があり、その時はもう誰にも何も言いたくないみたいな時期がありました。つらかった。

多分、運営の須田くんもそういう時期あったと思います。起業当初に飲みに行った時、お互いなかなか先が見えない状況でもがいていた気がします。

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↑当時の写真。およそ6年前。若い(笑)

だから、こういう場があれば、なかなか人に言いづらいことも言いやすいのではないかなと思います。前回のチャット欄とか見ていても非常に皆さんポジティブで優しいですから。遠慮なく色々言っていいんじゃないですかね。

4、議論は人格の否定ではない

私は心理的安全性が整ったなら、議論はどんどん重ねていってもいいんじゃないかと思う派です。

心理的安全性が高いのと、コンフォートゾーンとしての色合いが強くなり過ぎるのは意味合いが違うと思うのですね。少し長いですが以下引用です。

やっぱり若いと、なんだかんだ言っても不安だし弱いし傷つきやすい。うっぷんも溜まる。そうしたときに心を安らげるひとつの方法としては、「日本がダメである」「自分はそれで犠牲を被っている」「被害者である」というのが有効なんですね。「したがって、日本は変わらなきゃいけない」というようなロジックで、「ホリエモン、最高!」となる。ストレートな進歩主義ですね。彼らは「昭和のおっさん」を敵視するのですが、思考の構造としては「右肩下がりの閉塞感が・・・」とか言っているおっさん連中とそっくりなんですね。物事の成否の理由を外的環境に求めるのが早すぎる。

「仕事ができる」とはどういうことか? P66より引用 ※太文字は私の注記です。

要は何が言いたいかというと、ミイラ取りがミイラにならないようにしないといけないと思うのです。心理的な安全性が高い場って素晴らしいんですけど、建設的な批判や反対意見はあってもいいと思うのです。それを許せず肯定的な意見だけを求めちゃうと、構図としては新しいことを遮二無二否定する人と同じになっちゃう。

こっちはVoicyという音声メディアの引用ですが、終わりのあいさつの部分を是非聞いてみて欲しいなと。

課題を話すことと個人の人格って本来全然別モノなんですが、ついつい一緒くたにしてしまうことがあると思います。それを解決するためにも、議論をする前段階の心理的安全性ってとても大事と思うのですね。

このあなたラボという場は心理的安全性は整っているので、是非議論も重ねていって欲しいと思っています。自分以外の意見で気付くことってたくさんありますから。(まあ、私が言うまでもなく、運営サイドの皆様で既に考慮されていると思いますが。)

5、BigになるよりGoodになろう

よく言っているんですが、私個人はあまり「秋田のために~」という文脈で話はしませんし、そこをモチベーションにはしていません。私は自身の会社を盛り上げることが、結果として地域の貢献に繋がっていると思っているからです。雇用と納税、ここでまず貢献したい。渋い(笑)

では、「秋田のために~」というスタイルはどうか、いいじゃないですか。というか誰もいい悪いを決めることなんて出来ません。判断主体はあなたです。(あなたラボだけに。)

こちらはTEDx Tohokuで松華堂の千葉伸一氏の講演です。私は当時仙台にいたので、現地で聞きましたが大変感銘を受けました。ここで出てくるBigになるよりGoodになろうという言葉は自身がどこに向かうかを考える非常に大切なワードだと思っています。

尚、カステラも本当に美味しいのでお勧めです。

大切なのはあなたの意志だと思います。私も今、自分の意志を持って進んでいる最中です。共に刺激し合っていければうれしいです!

最後になりましたが、このような機会を頂いた須田くん、そしてコメントを聞いて下さった皆様ありがとうございました!

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