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社長の持ってる情報と従業員の持ってる情報はできるだけ同じにできないのか

最初の会社と二番目の会社の決定的な違いは
「情報の透明性」だと感じていて

社長が持ってる情報と、
営業の最前線の従業員の持ってる情報が
限りなく同じに近い状態だったと思っていて。

どこにいても、必要な情報にアクセスできる権限があって
その気になりさえすれば、経営戦略だって考えられるだけの
情報が与えられていたと思う。

結果、じゃあ経営のこと考えてたのかと言われると
そうではないんだけれども、この先の通信の未来に
ああでもないこうでもないと想いを馳せることができるくらい
色々な情報にふられることができた。

前の会社はオーナー企業的な感じて事業規模は40分の1位だったので、
何もかも比較してはいけないのかもしれないけれど、
経営層が把握している情報と
現場の第一線の従業員の情報格差が凄まじかった。

経営は、情報を共有する必要がないと思っていたように感じる。

果たしてそうだろうか。

伝えても、消化できないどころか
咀嚼さえできないと思っているのかもしれないと
経営陣の言動を聞いてて、思った。

果たしてそうだろうか。

実際財務状況は良いから伝えなくていい?

当分倒産するリスクもなければ、
給与が支払えなくなることもないなら
伝えなくていい?

果たしてそうだろうか。

そして、今の会社は、存続の危機でここ3年で建て直せるかどうかで
場合によっては消滅するかもしれない。

経営陣はリアルな現状を従業員に伝えたい。
でもあまりにリアルすぎると、将来性に不安を感じていなくなってしまうのではないかという恐れがある。

そうなったとしても、伝えた方がいい。
と、私は思う。

もう民事再生なったり、早期退職募ったりしてる時点で会社がやばそうだってのはわかってる、それでも自分で仕事を探さずに残ってきた人たちなんだから、同じ船に乗ってる。進むしかない。
どうやって進もうとしているか、経営陣から伝えられるのだから
まだ信用できるし

やらなければもっと人離れていく。

利益が出てるから伝えなくてもいいと思ってる経営者の方、
そうではないと思います。

情報共有の重要性はもう一つ。
知らないと他社に競争に勝てないから。
みんな知ってる。情報は武器でもあるから。
自社の情報だけでなく、
業界を取り巻くありとあらゆる情報に
簡単にアクセスできる状態にしとかないと。

咀嚼できて消化できるかどうかの課題はあるけれど
少なくともその状態を作ることは経営がやることだと思う。

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