「不適切にもほどがある」
※ネタバレあります。
最近、話題になってるらしい宮藤官九郎さん脚本の「不適切にもほどがある」の最終回を見ました!
今までは、たまーに、ちらっと見てるくらいで、、最終回だけちゃんと見ました。
なんで、初めから見なかったんだろうって思うくらい、面白かったです!
つぶやきの感想をこれから、つらつらと。
・セットが、かわいい!
本当に、セットが昭和時代を作り込まれていてすごかったです!
とにかく、レトロでかわいい。
そんな感じのデザインのコップあったなーとか、オレンジジュースもレトロな瓶。
家具や家電も分厚いテレビで、ほんとに感心しました。
・学校なのに、先生たちの喫煙室がある。
今では考えられませんが、私の小学校には先生たちの喫煙室というか、喫煙部屋がありました。
なんか、用事で入った記憶あるけど、めっちゃタバコ臭くて、部屋もなんだか黄色くなってて、、子供ながらに覚えてます。
今では、タバコに関しては分煙がしっかりしてるから、本当に考えられない!
・昭和と令和それぞれの生きづらさ
昭和時代では、学校の校長先生が女装趣味があるということで、辞職をするシーンがありました。周りの同僚教師たちは、変態だの、信じられないだの否定的な意見でした。
令和からやってきた阿部サダヲさん演じる主人公は、女装は犯罪ではないし趣味だと理解を示します。
そういうところは、多様性を重んじる令和のいいところで、昭和の生きづらさなのかなと思いました。
対して、令和では、、すぐにSNSで呟いて、なにかを叩いたり、些細なことで炎上したりと、そのことでの生きづらさが描かれていました。
それを受けての「寛容になりましょう」というフレーズの盆踊り調の音楽。すごかったです!
なんか、耳に残るフレーズだし、現代の問題を面白おかしく揶揄してるなあと思いました。
「寛容が肝要」っていう歌詞があって、宮藤官九郎さんのセンスすごいなと思いました。
昭和と令和、時代は違えど、それぞれに生きづらさがあるのが不思議で面白いなと思いました。
・三者面談でのシーン
高校の三者面談でのシーン。
主人公と娘、男性の先生で、成績が上がったことを褒めてるシーンがあったのですが、担任の先生が、以前の成績の悪さを、親の前でけちょんけちょんに言うのです。
いやいやー、親の前で、そんなにこき下ろす!?と思ったけど、主人公も、同じようにこき下ろしてましたね😅
昔ってあんなだったの!?たぶん30年前くらいの話だけど、、
主人公が、娘を朝、起こすシーンも、「起きろ、ブスっ!!」って言って布団をひっぺがえしてビックリしました。笑
娘も、お父さんのこと、ジジイ呼び。。。笑
そして、ドラマが終わってからの注意書きで、「不適切な表現がありましたが、時代に沿ってそのままにさせてもらました」の一言。
2024年のままってあったから、、また30年後に見た人にとっては、「不適切」って映るってことなのかな!?
タイトルからして「不適切にもほどがある」だし、皮肉ってて、ほんと面白いなーと思いました!
ラスト、未来の音楽として、「Creepy Nuts」のパフォーマンスがあったのも良かったです!
「不適切にもほどがある」は、褒め言葉かな!?すごく面白かったです。
ただ、あの時代を知らない若い方々にはピンとこないか、もしくは、そんな時代があったのかと、めっちゃドン引きするか、、ですかね😅
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