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受講当日に、生理休暇の導入が決定!? 『みんなの生理研修』@株式会社アイル

#NoBagForMe プロジェクトが実施している、企業向け研修プログラム『みんなの生理研修』。今回は、生理研修後、社内の制度改革に大きな変化があったという株式会社アイルさんにインタビューしました。

1991年に創業。「中堅・中小企業の経営力向上」を使命に、自社開発のITサービスを提供。企業の販売・在庫管理といったリアル領域の業務と、EC運営・販売促進などのWebを活用した業務の両面を、1社で支援できるのが特徴。顧客企業の再契約率は9割以上と、業界高水準を誇る。社員数約700名(2020年時点)、東証第一部市場上場。

『みんなの生理研修』に応募した理由

──生理研修にはどうして応募されたのですか?

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アイルは男女比率で男性が多い職場なのですが、その環境の中で女性社員への体調配慮が必要だと考えていました。研修の情報を知り、すごくよい取り組みだと思いました。社内の女性の中にも生理不順で悩んでいる人がいることを知っていたので、女性の身体や生理についてのセミナーは、女性社員にとって喜ばれるだろうと思いました。

また、ユニ・チャームさんが配信されていたリリースに、女性が「生理について男性に理解してほしい」と思っていることに対して男性は「配慮をしてあげたい」と回答しているアンケート結果がありました。こちらを拝見し、自社にも生理についての相互理解を浸透させたいと思い応募しました。

生理研修を受講した感想

──生理研修を受講してみて、どうでしたか?

とても好評で、研修後のアンケートでは、男女ともに満足度は100%でした。

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──どんな方が参加されたのですか?

参加メンバーは、かなり新鮮でした。女性社員の参加はもちろんありましたが、何よりも男性の参加率が高く、ほぼ女性の倍の参加率だったことがいちばんの驚きでした。自宅で家族と一緒に視聴したという男性社員もいましたし、男性役員も参加していました。

──参加者に男性が多かったとは意外ですね?

男性が参加してもらえるように、イントラネットに掲載するセミナー紹介文は工夫しました。ウェビナーだから顔を出さなくてもOKだとか、視聴だけでもOKだとか、とにかく情報に触れてもらえるように配慮して案内を送りました。

男性役員が、男性社員に対して積極的に参加を促してくれたのは大きかったと思います。呼びかけに応じて参加した男性社員が複数おりました。

──特に印象に残った内容はありましたか?

女性参加者の事後アンケートでは、婦人科系の病気について知ることができてよかったという声がありました。同じような症状でも重大な病気なことがある、些細なことでも婦人科を受診してもいいという言葉には、はっとさせられた女性社員が多かったかも知れません。

──大きく反響があった内容はなんですか?

男性社員からすると、女性の身体や生理の基礎知識から知らないことばかりで、「そもそも生理とは?」の部分を知れてよかったという声がありました。

また、生理研修を受け、「生理について学ぶことはできたけれど、女性社員に対してどこまで気にかけていいのかわからない」という男性社員の声が聞かれるなど、研修後のディスカッションでは、そうしたことについても気がねなく会話することができました。

女性社員からは、「毎月経験しているにも関わらず、知らないこともあり受講して良かった」「生理用品の選択肢が多いことを知れて良かった。自分に合った生理用品を見つけていきたい」といった声や「配慮してくれるのは嬉しいけれど、詮索されたくない」という声があり、会話することでお互いの理解につながった部分もあると思います。

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参加した感想(自由回答)

生理に対する男性側の意見を聞く機会や女性同士で生理について話し合う機会が今までなかったので、 とても貴重な時間でした。 (女性)
男性が知らないであろうこと、女性が不安・心配になりがちなポイントなど、とても勉強になりました。 基礎知識も細かいところまでは知らないことも多かったので勉強になりました。 (男性)

若手女子と男性役員がディスカッション!「生理休暇」を有給に

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サイボウズさんが研修を実施された際に、研修後にディスカッションをしたという記事を拝見し、研修後、自由参加での社員同士のディスカッションを実施しました。グループに分けて研修内容について話をしたのですが、男女ともに同じ場で話ができてよかったです。

研修に参加した中に「生理休暇」を重視して就活をしていた入社2年目の女性社員がいたのですが、入社した後、弊社の「生理休暇」が有給ではなかったのでがっかりしたそうです。また、研修後のディスカッションで、女性社員が「生理中はこんなことが辛い」「本当は休みたいけれど、毎月休んでもいられない」という話をしていたところ、参加していた男性役員が「困っている人がいるなら、変えていこう!」と呼応して、実際に有給扱い(月に1日まで、年次有給休暇とは別に取得可能)として生理休暇を設置することが決まりました。

──それはとてもすてきです。社員間でのコミュニケーションの機会が増えたことで新たな動きが生まれたんですね。生理休暇を有給扱いに、という制度見直しのお話もありましたが、これからの展望を教えてください。

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今回受講できなかった社員もいるのですが、生理研修の社内反響がとてもよく、アンケートでは「今後こうした講義を自社や他のところでも続けていった方がいいと思うか」という質問に対して、男女ともに「そう思う」と回答した人が100%でした。そのため、今後、全社員必須の研修として追加で実施していくことを検討しています。

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今回研修に応募した時、女性社員は参加してくれると思うものの、センシティブなテーマだし、「男性社員は全然見向きもしないかも」と考えてしまって、実は最初ドキドキしていたんです。蓋を開けて見たら研修中の反応も良くて、アンケートの回答もとても良いものだったので、今後も女性が自分らしく過ごせるように、社員の生理に対する相互理解を促進していきたいと考えています。

後日改めて、経営企画本部取締役の岩本さんにお話をお伺いしました

男性社員の参加が多いことが意外だったというお話を受け、実際に生理研修に参加した経営企画本部取締役の岩本さんから感想コメントをいただきました!

──なぜ生理研修に出ようと思ったのでしょうか

女性は生理で体調が悪くなることは理解していたものの、会社としてどのようにフォローできるか、個人とどのように接するのが良いか悩むこともあったため、女性社員が増えてきたタイミングでもあり、良い機会になると思いました。

──なぜ男性社員たちに声をかけてくれたのですか

男性は経験したことのない「生理」について少しでも理解することで、男女かかわらず働きやすさや個人の生活に活きると考えたためです。
特に女性部下を抱える男性社員には、チームを円滑にマネージメントするためにも必要な知識だと考えました。

──受講してどう思ったのか、感じたのか、教えてください。

生理がどのような役割を担っているか、どのような現象が起きるのかを、改めてしっかりと理解できました。そのうえで、会社として制度化できるものや、意識できることもあると感じました。

──これから御社の取り組みとして、どうしていきたいとお考えですか。

現状は無給扱いであった「生理休暇」の有給休暇設定をはじめとした制度の見直しや、会社トイレへの生理用品の設置といった、社員から希望の多い福利厚生の取り組みを検討しています。また、全社的な生理への理解促進に向け、研修実施を継続できればとも考えています。

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#NoBagForMe プロジェクトでは、さまざまな職場における、男女間や女性間の相互理解を深めること目指した企業向け研修プログラム『みんなの生理研修』に参加いただける企業さまのご応募をお待ちしております。

#NoBagForMe 公式サイト
https://www.sofy.jp/ja/campaign/nobagforme.html
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