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タンポンってどうやって作られるの? ハヤカワ五味さんと行く、ユニ・チャームタンポン工場見学レポート

11月某日。ハヤカワ五味さんと一緒にやってきたのは、タンポン工場。この場所で#NoBagForMeの商品が作られているということで、「これは見に行くしかないでしょ!」という強い気持ちと強い愛を抱いて工場見学に向かいました。その模様をダイジェストでお届けします。


タンポンの製造工程を見学するためにいざ工場へ

東京から交通機関を乗り継いでタンポン工場に到着。ここでは、12月3日に発売された#NoBagForMeパッケージのタンポンのほか、『ソフィ ORGANIC®オーガニックコットン』シリーズなども製造しています。

のどかな田園風景の中に突如現れる施設群。とにかくデカい! そして広い! 普段とは違う風景に東京からやってきた面々は驚きを隠せません。そんなちょっとしたカルチャーショックを受けている我々を快く出迎えてくれたのが、タンポン工場のスタッフの面々です。

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ハヤカワ五味さんを囲んで記念撮影

記念撮影も済ませたので、早速、工場見学といきたいところですが、その前に品質管理の担当者からタンポンの製造工程についてレクチャーがありました。

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タンポン工場の沿革やタンポンの製造方法について説明する担当者

世界規格以上の厳しいルールで作られるユニ・チャームのタンポン

日本では、タンポンは「医療機器」に分類されており、ISO13485というグローバルで定められた規格に準拠する必要があります。そして原材料から製品に至るまで、徹底した品質管理が求められます。ちなみに、タンポン工場は2008年10月にISO13485認証を取得しました。

ユニ・チャームでは、このISO13485に加えて、自社でさらに厳しいルールを設けて製造しています。なぜわざわざそんなことをするのか。それは、より安心・安全なタンポンをご愛用いただいている皆様にお届けするためです。

例えば、工場では「タンポンを個包装するまで」と「検品して集荷できる状態にするまで」を、求められる安全度によって製造工程を分けています。

そして、作業員には手洗い・アルコール消毒が厳守されているほか、エアシャワーで微粒子や雑菌の侵入も防いでます。それだけでなく、空調設備には微粒子の侵入をカットするフィルターを設置。絶え間ない努力と継続的な投資によって、世界でもトップクラスのクオリティを保持したタンポンを製造できる環境を整えています。

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雑菌の繁殖を防ぐため、機器に触れることなく手洗い・乾燥できるように

担当者のレクチャーが終わってから工場へ。残念ながら工場内は撮影禁止ということで、ここからはテキストのみでレポートします。

タンポンは、綿の状態からひとつずつ製造しています。結合部分はすべてミシンで縫われ、熱加工が施されていきます。体内に装着するものなので、接着剤は一切使用しません。

またユニ・チャームでは、タンポンのプラスチック部も自社で製造しています。これらはひとつずつ検査され、身体を傷つける可能性がないかをチェック。さらに重量測定や取り出し用のひもの有無もセンサーで確認し、基準に満たない場合は廃棄しています。そして吸収体とプラスチック部、それぞれをセットにして個包装されていきます。

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ハヤカワ五味さんも手洗いを徹底!

個包装されたタンポンは、ベルトコンベアに乗って運ばれてきます。これらは金属探知機を使って検査を行い、問題がなければ規定本数ごとに分けてケースに入れて外装フィルムで包装。そのうえで、あらためて金属検査と重量検査を行って滅菌釜へ。

ここで滅菌した後、一定期間保管します。それから菌が本当に死んだのかを確認。安全性に問題のないことを確認してから、日本各地へと運ばれていくことになります。ちなみに施設内には、タンポンの吸水性や取り出し用のひもの耐久性を測定する機器などがあり、安全性に関する検査が日々実施されています。

何重にも施された安心・安全のための工夫に対して、これまでさまざまな工場を見学してきたハヤカワ五味さんからも「日本でもトップクラスのチェック体制。これなら安心してタンポンを使えますね」とお墨付きをいただくことができました。ということで、やや駆け足になりましたが、タンポン製造の一端を知ることができましたでしょうか。

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ハヤカワ五味さん、#NoBagForMeパッケージのタンポンと一緒にパシャリ

とうとう#NoBagForMeパッケージが12月3日に発売されました!12月7日、8日には記念イベントも開催されます。#NoBagForMeメンバーやゲストを交えたトークイベントやパッケージ開発にまつわる展示、そして関連商品の販売などを行いますので、ぜひ足を運んでみてください!


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工場見学後にお見送りをしてくれたタンポン工場のみなさん

(文:村上広大 撮影:村山佳奈女 題字:荒木智子)



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