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薬剤師の就職バブルが、コロナ禍で終わってしまった

全国でコロナについては、
かなり影響がでていますね。

コロナ感染者になってしまった方々には
心よりお見舞い申し上げます。
また、未知のウイルスに対応している
医療機関の方をはじめ、すべての方々に
感謝を申し上げたいとおもいます。

さて、薬剤師に関しては就職が楽な時代が続いていました。
転職は引く手あまたでして、
「面接は落ちない」
「必ず年収があがる」
「超高額の派遣案件がたくさんある」
という状況でした。
しかしながら、コロナ禍で状況はかなり変わってしまったのです。

薬局におけるコロナの影響は?

まずはコロナで薬局は儲かっていると聞いたことがあるという方、
それは間違いかもしれません。

業績が上がっているのは、
ドラッグストアでして、処方箋をメインで扱う
街の調剤薬局では利益が減っている
という声が聞こえています。
理由としては

1.コロナの感染を恐れ、病院に行く回数が減った
2.コロナ以外の感染症にかからなくなった

コロナの感染を恐れ、主に小児科、整形外科等で、
病院に行くことを控える方がとても増えました。
お子様を危険にさらしたくない
という親御さんの気持ちや、
軽い腰痛くらいなら通院を控えよう
という心理が働くことで、
軽度の症状を中心に処方箋枚数が減ったのですね。

また、コロナの対策は3密を避け、
アルコール消毒、手洗い、うがいです。
これはよく考えると風邪等のその他感染症予防になっていますよね?
実際に
インフルエンザの患者は、昨年の1000分の1
に減ったそうです!!

知り合いの薬剤師も今年は1枚もインフルエンザの
処方がなかったようで、驚いていました。
私も夜中に飲み歩くのが減って、
暴飲暴食や寝不足もなくなったので、
本当に健康体になりました。

心は寂しいですが…

薬剤師は就職バブルであった

2006年に薬学部は4年制から医師と同じ6年制に移行しました。
これは就職状況にものすごい影響を与えました。
なぜなら、2年間新卒が現れなかったのです。

こんなことは普通有りえませんよね。
2年間誰も生まれないというのと同じようなものですので、空前の人手不足に陥りました。

また、少子高齢化により、医療費はどんどん増大し、
薬剤師のニーズは上がっていきました。
その一方で、全国の薬学部が増えていることはご存知でしょうか?

2003年から2020年の間に32校(元々は29校)

つまり倍以上に増えているのです!
立命館大学、武蔵野大学という
薬学部のイメージのない総合大学にも新設されています。

コンビニを超える店舗数まで膨れ上がった調剤薬局の数が、
コロナ禍の前から、徐々に頭打ちになり、薬剤師も徐々に増えていったために、充足し始めたのです。

そして、コロナによる売上不振のため、
薬剤師の採用を控える企業が増え、
就職バブルが終わってしまったと言えます。

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まだまだ足りない薬剤師

バブルは終わったとはいいましたが、
完全に採用が止まっている世間様から考えますと、
薬剤師の就職はかなり容易ではあります。

昔が異常な状態であっただけで、各企業は通常の選考を続けており、
ある程度の条件であれば、就職は安心してできます。

また、薬剤師の転職市場の特徴として、
田舎ほど高年収ということが挙げられます。
これも理由があります。

1.高齢者が多いが、薬剤師が少ない
2.土地代が安い

都市部から離れると高齢化が更に進んでおり、
医療のニーズは高いのですが、
薬剤師が住んでいないため、
希少価値が高く、条件が良くなります。

地方であれば、物価も安く給与も高いため、
なかなか良い暮らしができますね。
夫婦で田舎で薬剤師なんて、理想ではないでしょうか?

田舎は土地代が安いですが、
薬剤師一人あたりの利益はそれほど下がりません。
薬剤師は1日に処方箋を40枚までしか
受け付けられないという仕組みがあり、
都市部でも田舎でも、
利益のアッパーが決まっているのです。

薬価も国が決めていますので、土地代が安ければ安いほど、
人件費に還元できるのです。

逆に都会のど真ん中にある薬局で
儲かっているところは少ないです。

都市部の薬局経営者は
毎年改定されていく調剤報酬制度に
苦しめられながら、薬剤師の給与を
捻出していると言えます。

今後の就職事情は

今後の薬剤師の就職事情についてですが、
前よりは厳しいが、仕事には困らない
という状況が続くのではないかとおもいます。

調剤報酬もコロナ前に戻りつつありますし、
薬学部が増えているのですが、
薬剤師国家試験を突破する必要があり、これが難関です。

若い人が減って各大学が定員割れしている
昨今では、薬学部が増えたところで、
難関国家資格に受かる若者が
大幅に増えるということはありません。

実際に薬学部が増えすぎたために、
偏差値が30台という薬科大学も出てきており、
そのような大学では、
成績が悪いと国家試験を受けさせない、
卒業させない
というところも多いです。
(卒業させずに卒業者合格率を上げる
という作戦みたいです。笑)

若者は増えず、
高齢者はどんどん増えますので、
これかも薬剤師の需要は増え続けるでしょう。
(高額な大学の授業料をペイするためにも
需要よ増えてくれ!)

AI等の進化や、作業領域の変化は起こるとおもいますので、
取り残されないためにも、
時代にあった薬剤師の役割を
みんなで考えることが重要だとおもいます。

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