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韓国で国民就職支援制度(국민취업지원제도)を利用した話

今日は私が現在進行形で支援を受けている国民就職支援制度(국민취업지원제도)に関して記録していきます。

21年3月に韓国に入国してから隔離を経て、引っ越しまで終わった7月頃、そろそろ就職について考えようかな~と思っていたところこのような制度があることを知り利用してみることにしました。韓国人の旦那ですらほとんど知らない内容だったので自分で調べない限り知ることはなかったかもしれません。

”国民就職支援制度とは就職を希望する人たちに就職支援サービスを総合的に提供し、低所得の求職者には生計をたてるための最低限の所得も支援してくれる制度”

結婚移民者の外国人でも利用できるなんてありがたいですよね!HPにざっと目を通したところ申請者の所得及び財産等をもとにⅠ類型Ⅱ類型に振り分けられ、類型ごとに受けられる支援内容が変わってくるということが分かりました。できるだけ調べてはみたもののやっぱり難しい!オンラインにて申請可能とのことでしたが何を準備すればいいのかさっぱりだったのでオフラインでの申請を決心しました(分からないことは専門家に聞くのが一番!)

もしオフライン申請をする場合、自分がどこの雇用センターを訪問すればいいのかは雇用福祉プラスセンター(고용복지플러스센터)のHPにて照会可能です。

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私は京畿道河南市(경기도 하남시)在住なので上記の雇用センターを訪問しました。訪問時、何も考えずに手ぶらで行ってしまったので(どこまでもアホ)もしオフライン申請される方は予め居住地管轄の雇用センターに電話をして必要書類について問い合わせをして行かれることをお勧めします!!!


窓口で国民就職支援制度を利用したい旨を伝えると、リーフレットを見ながら制度について簡単に説明があり、職業支援申請書、個人情報に関する同意書を作成するように案内されました。申請書の内容が難しかったので(主に財産や負債に関する内容)旦那と連絡を取りながら記入をしたのですが、私たち夫婦が전세대출を受けていたため銀行で発行してもらった負債証明書の追加書類提出が必要だと案内されました。仕方なく出直すことに…(自業自得)


後日、負債証明書を持って再度雇用センターを訪問し、記入漏れなどを指示されながら無事に申請が終了しました!よかった!どちらの類型になるかなどの結果は審査を経て二週間から一ヵ月以内に電話とDMで連絡が来るはずですとのことでした。

7/15に申請したのですがなんと7/23にはメールで結果の連絡が!(早すぎる)二週間かかるんじゃなかったの…?とびっくりしました。さすがは8282社会。ちなみに私はⅠ類型に割り当てられたので求職促進手当(50万₩×6ヵ月)+職業支援サービスが受けられることに!

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メールを受け取った2~3日後、割り当てられた私の支援担当者から電話がかかって来てセンター訪問の日程を決めました。私が訪問できそうな日程が8/4だったのでその日に予約をし、センターの場所については문자で案内しますね~とのことでした。


注意が必要なのが最初に国民就職支援制度の申請をした雇用福祉プラスセンターではない別の場所を訪問しなくてはならないという点です!ややこしい!!!

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え?違うところなの?どこなんや!と思いながら検索。思ったより近かったのと少しは土地勘あるところだったので安心しました♡


ところが前日の8/3に担当者から電話がかかってきて『センターでコロナの濃厚接触者が出てしまったので全員が検査を受けなければならなくなり、明日の訪問はキャンセルでお願いします』とのこと::仕方なく次の週の8/12に訪問することに。


8/12、無事に私の担当者の方と初めましての挨拶を交わし、今後の流れについての説明を受け、日程を調整をしました。私の受給資格が決定した日付が7/24だったらしく(連絡は7/23だったけどな)その日を基準に一ヵ月以内に就職活動計画を立てて提出しなくてはならないということを伝えられました。7/24~8/24の間に最低3回は担当者の方と面談が必要で、かつそれぞれ3日ずつインターバルがなくてはならないとのこと。(え?今日8/12だけど?)


そんなこんなで8/19、8/24に再度足を運ぶことになり、次の訪問日までにしなければならないことを指示されてその日は帰宅しました!


実は最初のセンター訪問である8/12の前々日である8/10に妊娠発覚というイレギュラーが発生し、国民就職支援制度の利用を諦めるかずいぶん悩みました。ちょうど7月頭から『今後の就活に役立てば』と翻訳について学ぶことのできる通信課程を2つも受け始めたタイミングだったので、まだまだ韓国生活に慣れてもいないのに初の妊娠にプラスで通信教育と就職支援を同時に進行できるだろうかという不安でいっぱいでしたㅜㅜ訪問時に担当の方に妊娠の旨を報告すると、本当にしんどければ中断して猶予期間を設けることもできるから無理のない範囲でやってみたらどうですか?という肯定的な反応だったのでとりあえずは頑張ってみることに!(ほぼ言いくるめられた気もしますw)私が受けている翻訳の通信課程について証明できる書類を提出すれば就職訓練活動として認めてくれるということだったのでそれだったら出来るかもしれない!と思ってとりあえずは就職支援も受ける方向で進めることになりました。


正直この時は今後約3ヵ月間もつわりに苦しめられることなど知る由もなかったので『なんだ、授業受けるだけならいけそう~!』と余裕ぶっこいてました。実際につわりが始まると想像以上にしんどい日々が続き、ZOOMで授業を受けながらも画面に映らないところで嘔吐するなど壮絶な三ヵ月を送ることになりましたwww課題も多くて途中で何度もすべて辞めてしまいたい!と思いながらも50万₩大きいぞと思いながら11月まで授業を受け続けた自分、本当にすごいと思います(そういうことにしてください!笑)授業を頑張ったおかげで毎月구직촉진수당求(職促進手当)50万₩もしっかり受け取りました。


ちなみに手当は最大6ヵ月間受け取ることができ、1回目は就活計画を立てるだけで就活と認められ、2~6回目までは立てた計画通りに月に二回以上就活をすることで手当てが貰えます。私は2~4回目までは通信課程の授業参加やTOPIKの受験を就職訓練活動とし、残りの5~6回目は就職のための特別講義を受けたり、履歴書や自己紹介書の作成や添削などのコンサルティングでまかないました。


現在妊娠8ヵ月で就職の予定はずいぶん先になりそうですが、こんな私でも手当がもらえるようにと一生懸命に対応してくださっている担当の方に感謝の気持ちでいっぱいです。手当の支給自体は22年1月で終了しますが、一応就職することを前提で支援を受けていたので4月まで担当者の方とのやり取りが続くとのことでした。妊娠していることを考慮してセンター訪問ではなくZOOMや通話などで対応してくれるそうで感謝でいっぱいですㅜㅜ

22年4月で終了となった後は妊娠の猶予(1年)を申し込むか、そのまま支援終了にして子育てが落ち着いたころにも就職できていなければその時に再度この制度を利用するのもアリかなと思っています。(支援終了3年後から再度申請可能とのこと)


もし韓国での就活に悩まれている方がいらっしゃったらこのような制度を利用しながらゆっくり仕事を探してみるのも一つの方法です。就職が決まると就職成功手当も出るみたいなのでさらにお得ですよ♡

最後まで読んでいただいてありがとうございました^^

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