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ここ最近あった嬉しかったこと

趣味で執筆活動をしている者なのですが、
一年近くも前に完結させた作品の閲覧件数を久しぶりに見てみたのです。

そしたら毎日誰かに読んで頂けていたんですよ。
初投稿した作品であり、苦心しつつも完結までやり遂げた作品だった為に、その事を知った時はとても嬉しくて、思わずニヤついてしまいました。

お礼に番外編として小話でも投稿しようかと考えもしましたが、思う事がありそれは止めようとなりました。
理由は幾つかあるのですが、一番の理由はあの時のような文章を書くことが出来なくなったからです。

今と昔とでは、似通った部分はありますが作風が異なる為です。

例として

昔『たったそれだけなのに爆風が吹き付けたように大きな音を響かせながら砂煙は散って行く。

「げほっげほっ……急にこんな事をするから驚いたじゃない!!」

こんなに苦しんだのは昨日ぶりだと、何故か凄い事のように語る。』

今『 常連客の中にはその熱意に当てられ、本格的にコーヒーについて学び始めた者も居た。
会う度に店主の凄さが分かっただのと語る姿を思い浮かべ、ついつい笑みが溢れてしまう。

「面白い事でもあったのかね?」


いつの間にやら此方を見ていた老紳士に笑う所を見られてしまったようだ。』

先程も言いましたが、似通った部分はありますが違う作風になってるのがなんとなく分かるかと思います。

経緯は省きますが、より書きやすい方へと方向性を向ける内に昔と変わってしまったんです。
それが良いことなのかは分かりませんがね。

話を戻しますが、こうして過去の努力を振り返ってみると生き生きしていたのだと気付かされます。
今でも時々思い返す時があれば「あれは大変だった」「この時は先が見えず弱っていたな」と苦労譚が一番最初に出てくるのですが、その後には「今日はこれだけの人に見てもらえた」「下手な作品でも読んでくれる人が居るんだ」と嬉しかった思い出も出てくるんです。
それと同時に、志しの変化も思い出してしまって、その中でも一番強かった思いが誰かに伝わってくれていると嬉しいと思ったりもするんです。

話は替わりますが、皆さんは国語の問題で「作者の気持ちを答えろ」の問いを解くのが得意だったでしょうか?

私は苦手でした。文章の中からどうやって作者の気持ちを探せば良いのだろうかと思いながら、何度も読み直して答えていた記憶があります。

その体験があったからこそ、と言って良いのかは分かりませんが、伝えたい思いがどれだけ強かろうと伝わる事はないのだろうと心の隅でよく思っていました。

この話が何処に繋がるかと言うと、その当時、私が一番伝えたかった思いの話に繋がります。

初投稿から半年も経っていなかった頃、SNSやなろうサイトで諦めていった方々の話や痕跡を見る度に「自分は諦めないぞ」と思いを燃やしていました。
とは思っても、見切り発車でまともな設定も考えていなかった私の作品では長く続ける事は難しかったです。

それでも頑張り続ける事が出来たのはとある作品のお陰でした。

その作品はもうすでに消されてしまい、タイトルが分からなくなってしまったのですが、私が始める少し前ぐらいから投稿されていた作品でして、内容としましては『異形種(悪魔)でVPMMOのプレイヤー&NPCを滅して行く』って話だったかと思います。
面白くて投稿されるのを気長に待ち続けたり、話数が溜まるのを待ったりしていたある日、ブックマークからその作品が消えているのに気付きました。
慌てて知ってる情報を総動員して作品を探しましたが結局は見つけられぬまま終わってしまったのです。

その件があったからこそ、私は「諦めない」「完結してみせる」と奮い立つ事が出来たと言えましょう。
それを成し遂げる事で諦めてしまった人に少しでも勇気を与えられたら良いと思っていました。

「諦めなければここまで来ることが出来るんだ」

何処の熱血主人公だよ!と思うような想いを抱きながら、紆余曲折ありながらも無事に完結する事が出来た、というお話でした。

ここまで読んで頂いた方へ。
私の自己満のような長話に付き合って頂き誠にありがとうございました。

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