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【Chef's】LGBT映画、LGBT音楽(2)

〜シェフのおすすめ〜

生きていると、いろんな人がいるのだなと、常にたくさんの刺激を受けます。

それぞれに、背景は違うかもしれませんが、自分自身が通ってきたものの中で思いつくものを、ちょっとずつ紹介させて頂けたらと思います。

シェフの気まぐれサラダや本日のコーヒーのような、それほど気まぐれなわけではないけど、そのときの厳選をお届けしていきます。

まず、こちらの動画。

【ゲイ役演じた鈴木亮平】今求められるのは「自分たちの社会を変えてみようという勇気」

日テレNEWSのYouTube動画で、前回のChef'sで紹介したバーガーキングの「プラウドワッパー」同様、何度見ても泣けてきます。
約20分にわたるインタビューは、核心をつく発言がたくさん出てきました。

*その他順不同*

◆『君の名前で僕を呼んで』(2017) MOVIE
広く支持されている著名作で、17歳の息子と、教授である父親の助手としてやってきた24歳の大学院生が、反発し合いながらも、次第に恋に落ちていく、若くて甘酸っぱい同性愛映画。入門編としてもいいと思います。
性的な描写よりも、忘れられない初恋となった、切ないラブストーリーを描いています。

◆Jónsi & Alex ローフードレシピ MUSIC, COOKING
古いですが2012年頃の、ヨンシー(Sigur Rosのフロントマン)がボーイフレンドのアレックスと一緒にローフードを作る、ほっこりあたたかい動画。
言葉がわからなくても、大丈夫です。
#2 ストロベリーパイ Raw Strawberry Pie(英語)
#3 ナミナミ Nammi Nammi(英語)
#4 ラザニア Raw Vegan Lasagne(英語)
アレックスがローフードの菜食主義者ということで、一緒に住んでいて作るようになったらしいですが、2人の音楽作品(Riceboy Sleeps)もとても話題になりました。

クッキング動画はオマケみたいなもので「Hoppípolla」(2005) などシガー・ロスの音楽は、壮大な映画音楽のようで、出身地のアイスランド、レイキャヴィクの自然を想像させてくれるので、ご存じない方は先にぜひ聴いてみてください。

音楽の世界でゲイを公表する人はそれほど珍しくありません。
特にシガー・ロスのような個性的な音楽であれば尚更、むしろカリスマ性が増すというポジティヴな要素になると思います。

バンド作品にはアレックスもデザイナーもしくはアーティストとしてかかわっていて、なによりヨンシーが連れてきた彼氏が可愛い、微笑ましい、と沸きましたね。

◆David Bowie「Life On Mars?」(1971)「Ashes to Ashes」(1980) MUSIC
50年も前の1970年代から、好きな服が着たい。とイマドキっぽいことを言っていた、デヴィッド・ボウイ(1947-2016)。日本の浴衣を着ていた時もあります。ミュージシャン、画家、俳優など。
男性歌手で、伝統芸能とは違ったいわゆるロック/ポップスのメイクを、初めてやった人物と言われています。
音楽性というよりも、表現者や概念としての彼を見てもらえたら面白いと思います。

バイセクシャルについては扱いが難しい(同性愛者から必ずしも認められていない)けれども、このころにバイセクシャルだと言うのも時代的には早かったことと、現在公開中の映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』で、1995年の「Hallo Spaceboy」の歌詞 "And I want to be free, don't you want to be free? Do you like girls or boys? It's confusing these days" が使われていて、ハッとしました。

生涯を通じて、いくつになってもこういうことを言っていたな、と思いました。


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