きもいかわを弾いて、語る。
きもいかわっていう
大森靖子ちゃんの曲を弾きました。
大森靖子ちゃんの曲は全部だいすきで
いつか全曲弾き語りを
なにかしらSNSにアップしたいって
思ってるくらい好きです……
きもいかわなんて題名聞いたことないよね。
きもいかわって、なに?
きもい皮?きもい川?キモい可愛???
ということで、わたしの歌った一部の歌詞を。
ぼくを医者は救えない
ぼくを警察は守れない
あいつを法じゃ裁けない
だからといってきみにかけてはいけない
負担とか 魔法とか 液体とか
ほらやっぱぼくとかいないほうがよかった
ぼくじゃぼくを救えない
ぼくじゃぼくを戦えない
もっと良い顔が欲しかったなって
この顔は幾千の視界を彩ったり
遮ったり 貫いたり してきたんだろう
気持ち悪い 気持ち悪い
気持ち悪い ぼくが一番
ぼくのこと 気持ち悪い
気持ち悪いって思ってるから
もう誰も これ以上 呪いをかけないで
助けて 紅の淵に嵌っては 絶望に慣れた日々
助けて 歪んだ人生を
真っ直ぐ生きるからぶつかって
痛い 痛い
助けて っつって誰もこなくても平気さ
ぼくはぼくが守るもの
叫んで喉が切れる血の味が好きなだけ
憂鬱は 季節に溶かして流してしまえ
きもい川
ああああ、やっぱり初見ではこの歌詞の意味、
ほんとにさっぱりわからない!!!
そういうところが好きなんだよね……!
で、自分分析に入っちゃう。
これが靖子ちゃんの曲なんです。
自分に勝手に当てはめて都合いい歌詞だけ
都合よく解釈してしまっても、
それでいいんだよね。
というか、そこがいいんだよね。
とりあえず
気持ち悪い僕がいちばん
僕のこと気持ち悪いって
思ってるからこれ以上呪いをかけないで
ってとこがもうそれなんですよ……
他人に言われる前に
もうとっくに理解なんてしてるんです
わかってるんです、ほっといてよってね。
叫び散らかして泣くのも
ほんとは構って欲しいから。
だけど誰にも助けてなんて言えないし
別に血の味が好きなだけだからって
勝手に泣いてるんだって
嘘ついて泣くんだよね…………
こんなふうにでしか
表現できない自分気持ち悪い
人間なら言葉で伝えればいいのに
助けてって言えないくて
叫ぶしかできない自分
気持ち悪いってわかってる。
けど、他人に
気持ち悪いって言われたら
もうそれがまた
さらに呪いになるんだよね。
で、これが2番になると、
ぼくを生きるのはぼくだ
きみを生きるのはきみだ
それが交わるとかありえない
心は "ひとりひとつ"
付き合おうが まぐわろうが
歌おうが 結婚しようが
なんとなく "ふたりがひとつ"
そんな気になれるだけ
気持ち悪い 気持ち悪い
気持ち悪い その先にだけ
なぁ "ひとつ" じゃない
"むげん" が拡がれよ
殺して 抱きしめて離さない
大好きな何か それが心なら
殺して この心でダメなんならば
僕は死んでも仕方ない
殺して きみはきみというだけで
愛されるべきからだなのだから
きみは僕じゃなくても
リアルに生きられる
僕は僕じゃなきゃ
やっぱだめみたいなんです
きもい皮
悪口を受け入れた瞬間それがぼくになる
誰かのつくったぼくで生きるのはもう飽きた
きもいかわ 剥がしてよ きもいかわ 流してよ
美しく生きたい 呪いを跳ね除けて 今 助けて
助けて 紅の淵に嵌っては
絶望に慣れた日々
助けて 歪んだ人生を
真っ直ぐ生きるからぶつかって
痛い 痛い
助けて っつって誰もこなくても平気さ
ぼくはぼくを守るもの
叫んで喉が切れる血の味が好きなだけ
憂鬱は 季節に溶かして流してしまえ
きもい川から、きもい皮になるんですよ。
これ、ただ聴いてるだけじゃ
全部きもいかわなんで、
皮と川の違いに気がつかないんですよね。
だけど、わかるんです。
もうこういうとこがすごい。
悪口を受け入れた瞬間、
それが僕になる。
そう、これがきもい皮。
他人に言われた偏見にしたがって、
それを守って生きていく皮の被った自分。
それを川に流しましょう。
季節に溶かして、流しましょう。
ボロボロになった自分を季節の変わり目に
一緒に川に流して殺して、
新しい自分で生きようねって
そういう曲なんだってわたしは思ってます。
大森靖子ちゃんの曲って
聞くときの感情によって捉え方、
感じ方が全然変わるからほんとに沼。
わたしはこの秋の気温に紛れて、
新しくバイトを始めることにした。
この曲のようだと思った。
嫌なことも全部、
季節に溶かして流してしまえ。
そんな気持ちを込めて歌いました。
よかったらTwitterに載せてるので
聞いてくれると嬉しいです。
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