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根拠のない思い込みでも大丈夫

2回目の胚移植はホルモン補充周期で行うこととなった。

先日受けた着床期間について調べるための遺伝子検査は、結果がでるまで3週間程かかるそう。それを待つ間、遅れることなく次の移植が行えるよう準備を始めた。

まずはピルの服用から。移植を行いたい日から逆算し、服用期間は8日間となった。そしてピルの服用を中止した4日後、予定通り生理が始まった。

生理2日目にクリニックにて子宮内をエコーで確認する。腫れなどの症状は出ておらず、このまま進めても問題ないとのこと。そしてホルモン補充のためのテープが処方された。こちらは2日毎に新しいものへと張り替える。

前回このテープを使用した際、途中で何枚か剥がれてしまったので、今回は防水テープを併用することにした。が、これが原因かかゆくなる。かぶれが起きたのは初めてだったので、防水テープの下で蒸れてしまったことが原因だと思う。張替えの日に添付した部分の皮膚を確認すると、きれいに赤い跡が残っている。

ホルモン補充を始めてから1週間後、クリニックにて再度診察を受けた。これまでのテープに加え、毎日2錠ずつ膣薬を用いてのホルモン補充も開始した。

テープでかぶれてしまったところには新しいものを貼れないそうで、症状を緩和させるための軟膏が処方された。また薬が増えてしまったことに罪悪感を抱いてしまう。

私の体、治療を一緒に頑張ってくれて本当にありがとう。

そして待っていた検査結果が出た。なんと、着床できる期間が一般的なそれに比べ、ズレがあることが判明した。私の場合、通常よりも一日早く移植した方が良いらしい。これはあくまでも指標に過ぎないが、移植日を遅らせてでもこの段階で検査を受けることができて本当に良かった。

ところで、今周期の準備期間中はメンタルがかなり不安定な日が続いていた。いつまで続くかわからない治療と、どんどん過ぎていく時間から不安が募っていた。

こういった落ち込み方は毎月のPMSでも経験してきたが、今回は生理が始まろうが終わろうが関係なく、毎日ずっとモヤモヤが収まらずにいた。

きっとホルモン剤の影響だろうと考え、なるべく淡々と日々を過ごすように心がけてはいたが、それでも急に涙が溢れてきたり今までできていたことが億劫になったりして辛かった。

気持ちばかりが先走って落ち着かない時こそ「なんとかなる」と言い聞かせながら、いつもより更に自分を大切にしたい。私は何かしら理由付けをしてしまいがちだが、なんとかなる根拠はその時にはなくてもいいと思う。

毎日踏ん張りながらしっかり生きていると、後から振り返ったときには「なんとかなってた」ということはこれまでも多々あった。

だから大丈夫。絶対に乗り越えられる。

ようやく心を持ち直せたいま、この事を忘れないようここに書き残しておこうと思う。

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