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AlexaのKindle読み上げ機能・・・使っていますか?

Alexa オーナー(?)の皆様、
Alexa の Kindle 読み上げ機能って使っていますか?

すっかり文鎮化してしまった我が家の Echo Dot を活用すべく色々と調べていく中で、Kindle の読み上げ機能を見つけました。(今まで知らなかった)

これがあれば家で何かをしながらの読書が出来るのでは…!と感動し、しばらく使ってみることに。
実際使ってみての気付きが色々と出てきましたので、今回もつらつら書いていきます。
はじめからオチを言うと、私の期待値がちょっと高すぎたようです。

なお、いつもながら本当に個人的な意見ですので、楽しく使われている方を批判する意図は全くありません。

どんな機能?

Amazon が提供する電子書籍 Kindle(サービス自体のことも、デバイスのことも指します)を、AI アシスタント Alexa が読み上げてくれる機能です。名前の通りですね。
読み上げ対象はコミック以外です。

どうやって使うの?

Alexa に向かって、
アレクサ、本を読んで
これだけで OK です。最後に読んだ本を選択して、読み上げ始めてくれます。
タイトルを指定すればその本を読んでくれます。

読み上げを止めるには、
「アレクサ、止めて」
これで読み上げを終了します。次回は続きから読んでくれます。しおりいらずありがたい。

Alexa が使えれば利用可能な機能ですので、Echo だけでなく、Amazon Alexa アプリからでも利用できます。

ここが残念

いきなり残念な点を書くのは、これを書かずにはこの機能を語れないからです。

・リズムが一定すぎて内容が頭に入らない

これです。色々と思うところはあるのですが、これさえ改善されればかなり良い(日常使いする)機能になる、と確信を持てる分、どうしても期待してしまいます。

普段 Alexa を使っていて、イントネーション変だな、とか区切りおかしくない?と思うことはそう多くはありません。
それぐらい自然な会話が成り立っていると私は感じています。本当すごい。

それがどうしてか、長文を読み上げるとなると気になる気になる。
小説など物語もの(朗読スキルが必要になってくるもの)はまぁ感情がのっていないとつまらなくなるよね、と納得もできますが、例えばビジネス書といった一見感情のいらなさそうな本でも、Alexa の読み上げだと内容が頭に入りづらいのです。

なんでかな、と考えたのですが、どんな本でも人間は一定のリズムで読んでいるわけではないのかなと。
句読点がなくても間を置くポイント、抑揚を伴ってゆっくりに(あるいは早く)なるところ、黙読でもこういうリズムを崩しながら読むことはあるのではないかと思います。
黙読でもそうなら、音として読み上げる Alexa がそれを再現できていないなら余計頭に入りづらい、なんてことはあるのかもしれません。

しかし、ここ数年の音声デバイス・音声認識界隈の進化のスピードを考えると、この辺を攻略する日もそう遠くないのではと期待しています。

・タイトルが思い出せなくて結局画面をみる必要がある

タイトルがきちんと言える本、本棚に何冊ありますか・・・?(笑)
シリーズ物でサブタイまで求められるともう無理です。よほど好きな本じゃないと覚えていませんし、それほど好きな本は何度だって手にとって読みたいです。

思い出せず結局画面を見る必要があり、Echo だけで完結できないのが残念ポイントです。
・Alexa が最近買った本のタイトルをを5冊程度読み上げて、どれにしますか?と聞いてくれる
・著者名で検索が出来るようになる
などなど、ユーザに選択肢を与える会話フローになると使いやすくなる気がします。

・読み上げスピードが変えられない

日本語で読み上げるスピードが、遅い・・・。

会話ではちょうど良いスピードでも、長い文章を読み上げるのであればもう少しサクサク読んで欲しいと感じさせるスピードなのです。
あっじゃあ英語だったらちょうど良いのでは??と試すも、今度英語だと私には早すぎる・・・。ままならない。

これはでも対応してそうな気がすると調べてみると、
「アレクサ、もっと早く話して」
で会話スピードが上がると!試しました。

普段の会話スピードだけ上がりました。(読み上げには非対応とな)

・読み上げ中だと呼びかけになかなか応じてくれない

読み上げ機能に限ったことではないのですが、Alexa が音を出し続けるスキルの実行中だと、こちらの呼びかけを聞き取ってくれないことが多いです。
電話がかかってきたので読み上げをストップすべく、
「Alexa 止めて」
『おばあさんは川で洗濯していると(無視)』
「Alexa ストップ!」
『どんぶらこ、どんぶらこ、と(スルー)』
「・・・(物理ボタンで気付かせる)止めて」

いつもの光景です。

ここに期待

一方で、とても楽しんでいる、今後期待していることもあります!

それは洋書の読み上げです。
英語だと読むスピードが早すぎる、と先に書きましたが、Kindle で実際に洋書を開いて目で文字を読みながら音声で読み上げもしてもらう、という使い方だと、実にちょうど良いスピードなのです。
読みながら発音も身に付くので個人的に楽しい読書方法になっています。おすすめ。

またこの使い方であれば、お子さん向けの洋書絵本の読み上げとかにも良いのではないかと。
Kindle で本を見ながら、英語で読み上げてもらえれば、例えば英語に自信のある家族のいないご家庭でも気軽に英語教育が出来るんじゃないかなぁと期待しています。

本を日常的に読む人が減り、本屋も少なくなる中、こうやって新しい読書の形が生まれること自体が素晴らしいことだと思います。
読書への入り口が広がり、読書を楽しむ人が増えてくれたらいいなぁと、元書店員としては楽しみにしていますし、何かしらで関われないかなと虎視淡々と狙ってもいます。

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