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きっかけ

noteを知ったのは、弟の結婚式の次の日だった。

弟の高校の時の部活の友人のnoteが母へ送られてきた。車を運転する母の横で、私は小学生の頃に戻ったように出来るだけ丁寧に音読をした。

笑いを入れつつも、ワードセンス溢れる素敵な言葉たちで綴られた弟の友人のnoteで私と母は笑いながら泣いた。

弟は、よくいうと怖いもの知らずで、ユーモアがある自由な人間だ。悪くいうと敵を作りやすく、ルールを守らず、迷惑をかけまくる。そんな弟のことをディスりつつも、最後には魅力的だと、弟のように屈託なく笑えるような人になりたいと綴られていた。初めて弟のことを誇らしく思えた。自分が褒められたときよりも嬉しくなり、心がポカポカしたと同時に涙が溢れた。

弟の屈託のない笑顔が思い浮かんだ。

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