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海外転職

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30代半ばでの初めての海外転職。軽い気持ちで「面白そう」と応募したものの、ビザ申請に必要な書類集めで悪戦苦闘。「なんでこんなに複雑なの?」と、迷いや不安が次々と襲いかかる。気軽に…
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記事一覧

【海外転職】心配性の私がマレーシアでサバイブしていく方法

マレーシア、ようやく来た。 長かったし、本当に疲れた。日本を出国して無事にマレーシアに入国、ようやく深夜にホテルに到着して、ベッドに倒れ込んだ時には、心の底から「一仕事終わった」と思えた。でも、そう簡単にはいかない。脳が覚醒していて、全然寝つけない。やっとベッドに入ったのに、これから始まる新しい生活やら、週明けの初出勤やら、頭の中で次々にタスクが浮かんできて、熟睡なんて到底無理。 「なんとかなるだろ」って自分に言い聞かせつつも、 心のどこかではやっぱり不安が消えない。そう、

【海外転職】ビザが下りたら即渡航?そんな無茶な

長いこと待っていたビザの申請が、 ようやく終わった。ホッと一息つけると思いきや、今度は渡航の準備が待っていた。今回の就職先はマレーシア。ビザが発行されるまでは何が起こるかわからないし、いつも心配ばかりしている私は、申請が下りるまではあえて渡航先を載せないようにしていた。でも、ビザが下りたってことはこれで一段落か、と思いきや、まだまだ試練は続く。 今度は「無事入国できるのか」 「マレーシア大使館で書類は無事に受理されるのか」「ホテルまで辿り着けるのか」など、次々に壁が立ちはだ

【海外転職】中途半端な状態が一番ダルい

つくづく自分は心配性だなって思う。 ビザの申請をしてから通るまでに数週間は待たなきゃいけないんだけど、その「待つ時間」が本当に辛い。ビザを申請すれば必ず通るわけじゃないし、「通りやすい」と言われていても、万が一ってこともある。もし通らなかったら、再申請の手続きでまた数週間待つことになるんでしょ? それを考えたら、心が休まらない。 転職活動を始めて内定の返事が来て、 書類の準備をして、生活の片付けもして、前の会社だってもう退職してる。今は無収入で、貯金を切り崩しながらビザの結

【海外転職】憧れの海外転職。でもなぜか心が晴れない

海外転職が決まった。 普通なら喜ぶべきことなのかもしれないけど、なぜか今はそんな気分じゃない。むしろ、気が重い。引越しの準備や手続きが山ほどあって、それを考えるだけで面倒くさくなる。ビザの申請、家探し、荷物の整理——やらなきゃいけないことが次々に思い浮かんでくる。 長いこと「海外に住んでみたい」「働いてみたい」と思っていた。 若い頃は特に、その夢がキラキラして見えた。新しい場所での生活、異なる文化との出会い、自分がどんな風に変わるのかを考えるだけでワクワクしたものだ。でも、

【海外転職】最後の機会と未来への不安

30代半ばでの転職は、私にとって身につまされる現実だ。 過去のキャリアやスキルがどうであれ、転職市場における私の立場は、どこか冷ややかで厳しいものに感じられる。特に、自分が特別なスキルや目立った実績を持っていないと自覚している者には、この状況が一層厳しく映る。 周りを見ると、キャリアを積み上げてきた人々は引く手数多だ。彼らはハイクラスの転職を実現し、職業人生の中で確固たる地位を築いている。一方で、自分のような凡庸な人間にとって、30代半ばは「今まで何をしてきたのか」と問われ

【海外転職】歴史に学ぶ運命観

海外転職が決まった。 内定を承諾し、新たな道に進むことを決意した。会社のクチコミを見れば、良い評価も悪い評価も混在しており、正直、迷う気持ちはあった。だが、もう選択の時は過ぎた。これを逃せば、次にチャンスが訪れるのがいつになるか、誰にもわからない。他社の面接に合格する保証もないし、今を逃すことはリスクが大きすぎる。 内定を承諾し、不安を抱えながらも、これからの日々で覚悟を決めて進んでいこうと思った矢先、忘れかけていた応募企業から選考の案内が届いた。タイミング的にはすでに遅く

【海外転職】背水の陣に立つ気持ち

初めての海外転職に挑戦する中で、 思わぬ形で心に生じた不安や葛藤に向き合っている。VISAの申請を目前に控え、気になっていた日本の会社の選考が思うように進められず、結果的に今回は見送ることとなった。日本企業であるのは安心感がある。文化的な理解や言語の壁が少なく、慣れ親しんだ土壌で働くことができるという魅力は大きい。外国企業で働くことに比べ、リスクも少なく、未来が見えやすいように感じる。しかし、今回はそうした選択肢を追うことが難しかった。 当初の予定通り、海外での転職に向けて

【海外転職】軽い気持ちで始めたら、想像以上に大変すぎた

なんとなく「海外で働けたらいいな」くらいの軽い気持ちで、 語学不問の海外求人に応募してみた。海外でのキャリアに憧れがあったというよりは、「新しい環境で働けたら面白そうだし、受かればラッキー」くらいの感覚だった。国内転職とそんなに変わらないだろうと、あまり深く考えずに行動したのが正直なところだ。 ところが、いざ選考が進み始めると、予想以上に大変な現実が待っていた。まず最初に、いろいろなテストを受けなければならない。適性検査やスキルチェック、英語力の確認まで、次々と課題が出てく

【海外転職】遅々として進まない現実と、その先にあるもの

ビザ申請に必要な書類も、ようやくほとんど揃った。 あとは学校関係の書類を待つだけだ。ところが、ひとつ大きなつまずきがあった。専門学校の書類を取り寄せたものの、公式には使えないという。仕方なく、高校の書類を取り寄せ直すことになった。この時間のロスがなければ、とっくに申請段階に進んでいたはずだ。思わぬところで手続きを阻まれるたびに、まるで運命に試されているような気さえしてくる。 海外転職は、想像以上に手間と時間がかかる。 書類を揃えるだけでも一苦労で、次から次へと新しい課題が現

【海外転職】迷宮と葛藤の中で芽生えた開き直り

一人で進む道と見えてきた人間関係の大切さ 書類の申請に、こんなに時間がかかるなんて思いもしなかった。 たかが書類、されど書類。簡単なことのはずなのに、手続きが進むたびに面倒さが増していく。まるで終わりの見えない迷路に迷い込んだかのようだ。気づけば、心の中に焦りと不安が静かに、けれど確実に広がり始めていた。 「こんなに時間がかかっているのに、もしビザ申請が降りなかったらどうしよう?」 「また追加で書類を求められたら?」 そんな不安が次々と頭をよぎる。 思考の中で、次から次