続・わたしの忌々しい持病について

注:この記事は、書き始めから途中まで進めたところで筆者がサボり始めた挙句、公開が1月末になってしまっております。あたかも1月上旬に公開したかのような書き始めになっている点、生暖かい目で見て頂ければ幸いでございます。


どうも、のしえすたです。今日も社会の荒波に揉まれつつ漂流しつつ生きております。

何か変わったことがあったとすれば、初詣で引いたおみくじが大吉でした。

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かなり心強い文が続いており、ひとまず安堵していますが女と酒に溺れる未来も余裕であるので、気をつけようと思います。

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なんとなく怖いけど、要するに毎日感謝し祈りながら生きていけば実を結ぶ的な事が書いていますね。


何を隠そう、私は占いとかおみくじの助言とか信じまくるタイプであり、特に『しいたけ占い』はかなり的中すると思い込んでいる人種である。あれは当たるよ、マジで。

なぜ占いを妄信するようになったのか、自分で思い返してみたところ、小学生の頃、かつて私は『ファミ通DS+Wii(キューブも付いてたっけ?)』なる月刊誌を愛読しており、それには毎月の星座占いのコーナーが載っていた。これが子供向けの雑誌の割りにしっかりとした占い師が担当しており、妙に信頼できるものだったワケで。ある月、みずがめ座が1位になり(のしえすたは2月7日生まれです。祝え。)、そこには、「失くしたものが見つかるかも?」という占いが出ていた。

するとどうだろう。もう絶対に見つからないと思っていた『おいでよ どうぶつの森』のカセットが、衣替え後にたまたま穿いたジーンズの中から偶然にも見つかったのである。私は歓喜しつつも起動を試みた。間違いなく洗濯されていたであろうが、あろうことかそれは正常に機能し、自分の分身が数ヶ月ぶりに姿を現した。村は雑草まみれになっていた。


おそらくこのイベントがあったからこそ、私は占いを軽んじなくなったというか、暗示に意味を見出すようになったような気がする。去年引いたおみくじの写真も撮ったりして、それを見返しつつ自分の1年を照らし合わせたりもするのだが、去年のおみくじには確かに、病気(やまい)の項に「信心し療養せよ」と書かれていたのだ。その時には数ヵ月後に患う病の兆候すらなかったし、今年は何か病気にかかるのかな~といった感じで流していたが、まあ結局、風邪では済まないレベルの病気を抱えてしまったので、やはり占いは馬鹿に出来ないなとつくづく思う。

さて、前置きが超長くなってしまいましたが、前回の続きと行きましょう。

前回はこちら↓

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頭痛・めまい・倦怠感・肩こり・首と両顎下の痛み腫れといった症状が畳み掛けるように現れた頃、私の終わりの見えないドクターショッピングは始まりました。

まず耳鳴りが再発し、再度耳鼻科にかかったところ、「歯医者に行けっつったよな?行けよ」といった感じであしらわれました。確かに痛みと腫れの位置は奥歯辺りの歯茎って言ったけど、歯自体は全く痛くないし、てか両奥歯が同時に虫歯になるって相当劣悪な口内環境じゃないとあり得ないだろ、、

と言いたかったけど、そこは従った。他の医者に診てもらって、それで治るなら御の字だからだ。

で、歯医者にかかると、「確かに奥歯の窪みが少し黒ずんでいるのだが、虫歯と言えるほど深刻なものでも無い」という結果だった。歯石今度取りましょうか?と薦められた。

良かった~虫歯じゃなかった~ じゃない。安堵する要素など1ミリもなかった。じゃあなんでこんなにしんどいの?なんでこんなに耳の下とか奥歯の下の部分に腫れと痛みがあるの?と、精神的にも追い詰められていったのがその頃だった。


耳鼻科はもう信頼できなかった(耳鳴りだけは貰った薬のお陰で治った)ので、次はかかりつけの内科に向かった。

しかしコロナワクチン接種がかなり広まっていた時期だったために、しっかりとは診てもらえなかった。筆者はよく、おたふく風邪(耳下腺炎?扁桃腺炎?)にかかっていて、高校生になってもまだ稀に頬が腫れて、おたふく風邪を診断され、葛根湯などを貰っては治していた。

そのせいか、ほんのちょっと診てもらい、相変わらず同じ場所と扁桃腺が腫れているのでいつも通り葛根湯を貰い、これで治らなければ精密検査する。と言われた。

葛根湯を一週間飲み続けてた結果としては、だいぶ楽になり腫れもかなり治まったが、数日経てば面白いくらい元通りになった!

・・・・・・・・・・顔の腫れと倦怠感その他諸々が。


ここで1時間20分くらい

全くオチに行き着いてないので続行します。

一向に回復のアテもなく、何より寝ても体力が回復している感じが全くせず、肩こりと寝違えが常に持続する。寝ても寝足りない。肺がきつくなったように苦しいし、マスクをしてると耳とその下の顎が痛い。

誇張抜きに1日中寝ても快方に向かわないような、あの感覚は今思い返しても異常だった。(今では多少寝違えても、昼ごろにはほとんど痛みが消えるぐらい、正常どころか病気にかかる前よりも改善されている。)


これはもう、一度デカめの病院で見てもらったほうがいいんじゃないかと焦り始めたので、セカンドオピニオンとかそういうのもかなぐり捨て、大きい病院に相談してみた。今回と前回の記事が如く、先生にこと細かく説明し、バリバリの精密検査を行った。CTスキャン・血液検査など、まあ馬鹿にならない金と時間がかかった。

その結果。ついに・・・・!



悪玉コレステロール値以外、特に異常なし。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

正直かなり絶望した。もうこれで見つからなかったら、どこで見つかるというのだ…という気持ちで一杯になった。もう一生この、、病気かどうかも分からないこの、説明し難い症状と付き合っていくしかないのかと思うようになっていた。

しかしその後、この3ヶ月間続いたドクターショッピングは遂に終わりを告げる。


・向かうべきは、耳鼻咽頭科だった


恥ずかしながら、何がきっかけでこの病院に行こうと思ったのか思い出せない。今もそこに通院しているのだが、当初、まさか快方に向かうとは期待してなかったが故に記憶に残っていない・・・たしか症状の出ている位置が耳鼻科の分野なのは間違いないから、改めて最初通っていたオンボロな耳鼻科じゃなくて、最近出来た評価の良い耳鼻咽頭科に診てもらおうという感じだった。

先生に症状を一通り伝えてみると、いきなり「内視鏡で鼻奥を見てみます。」と言われた。お前に拒否権なぞないと言わんばかりに一瞬で用意され、内視鏡を鼻に突っ込まれた。まあまあ痛かった。痛さで言えばPCR検査と同じくらいだった。

その結果分かったのが、鼻奥の上の方(上咽頭)が炎症を起こしているらしく、そこを治療しなければならないとのことだった。素人目では炎症を起こしているようには見えなかったが、鼻奥から甘ったるい感じがしたり、別に歯茎から出血している訳ではないのに唾液が出た瞬間(特にツバを飲んだ時)に膿とか血が広がったような、形容するならば血や血しょうのような味が稀にしていたので、まあそういう症状にも通じているんじゃないかなと勝手に自己解釈しては、勝手に納得していた。

で、その治療は何をどうするのかと思えば、塩化亜鉛溶液を染み込ませたまあまあデカい特殊な綿棒を、鼻と口から鼻奥に突っ込んで擦るというもの。これを『Bスポット治療』と呼ぶらしい。


・・・と、身をもって思い知らされた後にそう説明された。せめてやる前に少しだけ覚悟の準備をさせてくれと思ったし、初回は位置がまだ掴めてないからなのか、念入りに施術された。ワザップジョルノでもここまでしないよ。

 それはもう今まで体験してきたどんな痛みよりも痛く、その最中ずっと助手の看護師さんが私の肩をさすってくれていたが、これほど安心出来るものだとは思わなかった。多分あれが無ければ、痛みのあまり全てを払い除けて、そのまま先生に拳を喰らわせていただろう。しかし、「激痛ですから耐えて下さいね」と言われて元気良く即「ハイ!」と頷ける人なんて早々いないので、あれくらい雑なのでよかったのかもしれない。

結果として、筆者は『慢性上咽頭炎』と診断された。


・慢性上咽頭炎とは?


病名を説明されるや否や、先生からその病気に関する本を一冊渡された。

「貸しますので、また返しに来てください。」との事だった。よし借りパクしてやろうと思った( )が3,4日したら体調が再び悪化したので、もう一度診てもらいに行き、ついでに本も返した。(1回じゃ治らないので通院してくださいとか素直に言ってくれたらいいのに・・・通院については本には書いてあったが先生からの言及はなかった。) 


一読すると、正に数ヶ月間私を苦しめていた症状は全て、上咽頭炎が原因であるという事が分かった。


簡潔に言うと、鼻奥(鼻咽腔)には免疫をもたらす機能があるが、ここが様々な要因が重なって炎症・慢性化することにより、リンパ球が仕事をしすぎて過剰な免疫反応が行われるようになる。これが全身にまで影響し、様々な部位で炎症や不調が現れるのだ。

例としては、免疫が常にフル活動していたために寝付けない、たとえ寝ても疲れが全く取れていない。患部とは別のリンパ節が腫れる。指の関節や足の関節に疼痛が走ったりする。頭が回らず鬱気味になる。下手すればこういったバッドステータスのフルコースである。

上咽頭にはそれだけ重要な役割があり、その部位ひとつで脳や内臓にも影響を及ぼすくらい広大なパイプもあると言える。


・・・なんだかとても大げさな書き方だし、時期的にも都合がよすぎるし、他にも治す手段あるんじゃないのかと疑うばかりだったが、探し続けてたパズルのピースがようやく見つかったかもしれない。と思うくらいには快方へと向かっていった。例に挙げた症状の中には、通院を始めてから起きたものもいくつかあるが、『慢性』という名前にふさわしいペースで、じわじわと様々な症状が治まりつつあった。

話は戻るが、その本はどうやら2018年とかなり最近に発刊されたようで、コロナウイルスに関しての記述もあった。コロナ後遺症の一例としても挙がっているらしいが、私は別にコロナを患ってはいない。嗅覚不調の治療に使えるのだろうか…私の場合、症状が最悪の時でも匂いが分からなくなる事はなかった。味覚も然りである。

思い当たることがあるとすれば、仕事環境から来るストレスと逆流性食道炎、5,6年の喫煙歴と禁煙中にVAPEを使ってた事とか、また日々のランニングも、鼻奥を異常に乾燥させて慢性化に拍車をかけたのかもしれない。


発症パターン(筆者の例)

ストレスで胃酸が増えるor禁煙の代償で食べる量が増え、胃酸が出まくる。

無理な運動もまたストレスを押し上げる場合がある。

逆流性食道炎。特に睡眠中に起きれば鼻奥に胃酸が当たる可能性も非常に高くなる。ご飯を食べてからすぐに寝てしまうとか、ビールなんかを飲みすぎてもなる人はなってしまう。

マスク生活で鼻呼吸だと息苦しいため口呼吸がメインになると、発症のリスクが更に高くなる。口呼吸で上咽頭が乾き、炎症が起こりやすくなるのだ。これが不思議なことに、馬鹿に出来ないくらい原因と症状が繋がっている。

治療を始めてかなり経つが、久しぶりにランニングを行うと耳の下や下顎がまた腫れ上がってしまった。当然なのだが、やはり激しい運動では口呼吸を強いられるからだと痛感した。また、最近でも法要でお経を読み続ける時、全く同じ形で再発した。


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日を跨ぎまくったせいでこれ以上書くことも見つからない(てか忘れた)し、もういい加減〆にしようと思う・・・

といった具合に、筆者は現在進行形でこの病気と向き合っているところあり、治療の手間はあるがまあ人並みの生活が送れるようになったことが最も救われた部分ではある。もしあの時耳鼻科にかからなかったら今頃鬱が極まって仕事もこんなに続けてなかったかもしれないし、四肢のどこかしらが壊れるか内臓に炎症が回って二度と酒が飲めない体になっていたかもしれない・・・

というか精密検査の後、「異常なしってことは健康ってことだから大丈夫だろう!」と思い、湯を張って浸かりながら日本酒を煽ろうと試してみたら、入った瞬間、足にまあまあ酷い疼痛が走り、酒は全く飲む気分になれず、最初に用意した分だけ飲んだ後はチェイサーのつもりで用意した水ばかり飲んでいた。そこまで湯の温度も高くないハズなのに、もうのぼせたような感覚になり、開始から5分少々で出てしまう・・・という事件もあった。体の異常を説明するには上等なエピソードだな。うん。何回目だよこういうの。


もし私と似た症状が出た方、病院に診てもらって何も改善しない・原因が判らないという方は、是非とも耳鼻咽頭科に診てもらうことをオススメします。発見まで1年かかったという人もザラに居る、そんな病気ですので・・


2回目にして思いっきりルール無視を決めてしまいました。自戒しようと思います。


ではまた、別の話題の、別のエントリーで。


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