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幅広にできる人に仕事が入りすぎて、その人のキャパ=チームや会社の成長限界になってしまう問題への解

掲題の件。

とくにスタートアップやベンチャーなど、まだ仕事がカオス状態で職種や役割分担が曖昧なときに起こりがち。

さいきん組織設計について考えていて購入した本で、「そうだよなあ」とたいへん納得した解決策があったので、思ったこと含めメモを残します。

そもそもの原因はなにか

なんでも幅広にできる人=例外処理能力が高い人

標準化された業務はできる人多いが、その中でイレギュラー案件が発生したときに、どう動くかを決めるのは難易度高。

マネジメントも標準化されたチームと、不確実性の高いチームを管理するのでは、後者のほうが難易度が高い。

で、不確実性をコントロールできる人はそんな多くない。結果、需要が集まりその人の例外処理能力を上回り、成長のボトルネックに。

これはその人単体のせいではなく、組織として取り組む課題。

解決策

1)現場に判断能力の高い多能工人材を育成する
計画的ジョブローテで複数チームの例外処理をできるように。

2)例外処理作業の標準化
課題の特定の仕方、今後の計画、ガントチャートなどプロジェクトマネジメントの型などをそろえていく。

3)その人自身の業務を支える仕組みを作る
情報収集とか分析とか、その人以外でもできるところを切り出し、時間を確保。問題の認識と選択、決断に集中。

事業開発のスキルと似てる感

ここから先は本読んで思った独り言。

事業開発は「なんでも屋」「総合格闘技」と言われるが、必要な基礎スキルは、一言でいうと例外処理能力。上記で言及したスキルと類似している。

例外処理能力を身につけるためには、複数職種の経験が大事。

で、いろんな例外処理を経験して、共通性を肌身で感じ、自分の中で標準化していくと、結構イケてる事業開発になれるんじゃないかなあ。

これはPdMとか経営メンバーとかにも共通してる気がする。

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