見出し画像

寄り添う介護ってどういうこと?

「うちのモットーですからね」と笑顔で語る施設長ですが、日頃の言動を見ていて高齢者に寄り添う施設とはなんだ?って考える。

ある寒かった朝、デイサービスに高齢者の一人が薄着で来所しました。
隣接した施設から送迎にてやってきたその方は、席に着くと「寒いから上着を持ってきてほしい」という訴えを言いだしたようです。

さて寄り添う介護ならどう対応するのが正解でしょうか?

隣接してるとはいえ、住居とデイは別物。
建物がつながってるからといって、いつでも忘れたものを取りに行ってあげるのは、自宅から来所する方とのサービスに差が出てしまいますよね。

なのでハズレ。

(ですが、排泄などで服が汚れてしまった場合には取りにいって着替えさせるんですよね。)

迎えに行ったデイの職員が「上着は忘れてないですか?」と確認すべきだった?
送り出す施設の職員が「今日は寒いですので」と準備を促すべきだった?

何かの時のために予備の上着を置いておく?
とりあえずブランケットを貸してあげる?

施設長がとった答えは??

「そうですか!だったら取りに行かれますか?雨降ってますけど!傘さしてそっち(裏)から歩いて取りに行きますか?傘かしましょうか?」
と怒鳴りつけるでした。

もっと言い方あるでしょー!?
他のことをしてたのに、思わず振り向いてしまいました。
取りに行けない理由を説明すれば、不満でも納得してくれる相手です。

認知症はあるとはいえしっかり理解も出来ているので、私と目が合うとしかめた顔とアイコンタクトで『ね~っ。あんなこと言ってねー』って利用者さんが言ってました。

・・・これがうちの寄り添う介護?なんでしょうか?


サポート頂けたら、今後のnoteやブログ作成のネタ・勉強費用として活用させていただきます。よろしくお願いします。