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ひと味違う。上質なオペレーション

私はトラクターなどの農業系作業機の運転をしますが、オペレーターの仕事をする上で、重要になってくるのが、その作業の本質をつかむことだと思うんです。
ただ運転するだけであれば、入社一ヶ月の新入社員でもきちんと指導すれば運転できます。しかし、そこでただ作業するだけになると、後から結果をみて「ちょっと違うんだけど・・・」ということになりかねません。

何のための作業なのか、依頼者(会社員であれば社長や上司)の要求は何なのか。それらを意識しないと上質な仕事とはいえないでしょう。
例えば草刈をするとして、何のための草刈なのか。作物に日光を届けるため、風通しをよくするため、景観をよくするため、作業をやり易くするため、防虫のため、などなど目的は色々あると思います。
風通しを良くするのであれば作物の近くを丁寧に刈り、景観を良くするのであれば全体的にむら無く刈る、作業をしやすくするのであれば、それ程短く刈り込む必要がない。このように状況を見極め、判断していくことが求められるのです。

状況判断ということで言うと、トラブル時の対応がどうできるか。ということも重要になってきます。
オペレーターとしての差はあれど、基本的な修理、調整はある程度できると思います。そこで、自分で対応できる修理なのか、業者さんに任せないといけないのか。あるいは自分で出来るけれど時間がかかり、他の人に修理を依頼したほうがいいのか。そういった状況判断が的確にできるかどうかは大切です。

経験を積んでくると、ついつい"いつもの"になりがちなので気をつけないといけないですね。


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