星組公演「ベルリン、わが愛」「Bouquet de TAKARAZUKA」

※観劇してから1年くらい、どうにか形にしようと四苦八苦していた当時の文章をそのまま公開します。初めての観劇でテンションがおかしくなっているスーパーニワカの様子をありのままお楽しみください。
(ここでぶっ詰まっていたのでその後の公演の記録は全然書けてない……。でも今からでも書こうかなという気持ちだけはあります。)

以下本編↓↓↓

ヅカオタになったいきさつの記事でも書いた通り、わたしがどうしても劇場へ行って生で宝塚を観たい! と思ったきっかけは雪組の望海風斗さんだ。ちょうど2018年1月からは東京宝塚劇場でその望海さんのトップスターお披露目公演が予定されている。今までさんざん「まだそんなでもない」「そこまでじゃない」などと無駄な抵抗を続けていたが、ついにヅカオタになったことを認め、劇場に行くとしたらこのタイミングしかないと思っていた。
ところが、そのひとつ前にあたる星組公演での退団者発表に壱城あずささんのお名前があったことでその予定は早まることになった。専科から凪七瑠海さんの出演も決まっていて、89期大集合公演でご卒業とか、これ観に行かなかったらたぶん一生後悔するやつじゃん……というオタクの嗅覚が働いた。なんてったって同じ現場は二度とないわけで、わけのわからない抵抗でグズグズ先延ばしにしたって公演日程も退団も待っちゃくれないのだ。よっしゃ行こう! あっ一般発売まだこれからだ! チャンスあるかな!? よーしとりあえず宝塚のWebチケットサービスに登録したぞ! プレイガイドは今までもさんざん使い慣れてるし問題ない! 発売日はちょうど予定ないし、パソコンの前で販売開始の10時を待つぞ~!!

まあ取れるわけないよね☆

チャンスなんてなかった。東京宝塚劇場は瞬殺だと聞いていたけど、一瞬「あれっここまだある!? 日程クリックできた! 取れるかも!!」ってなってからの「選択された日程の座席はありません」ってなって無情にも元の画面に戻るよう促されるあのシステムどうにかならんかったのか?? 持ち上げてからの絶望がハンパない。
とはいえこんなのは予想の範囲内だったので、さっさと切り替えて当日券を狙いにいくことに。幸い自宅から劇場までは距離こそあるものの交通の便が良く、始発で行けばそこそこ早く劇場に着けることが判明。前日から周辺で待機したり山手線始発で来るようなガチ勢には敵わないにしても、並びに行ったのに観れないということにはならないだろうと判断した。というか当日券が実際どれほど並ぶものなのか(もちろん公演にもよるだろうけど)イマイチ判断がつかなかったので、とりあえず自分の始発で行けばいいかなと思ったのであった。

当日。大量のホッカイロと重装備で辿り着いた劇場前には、なんとまだ人がいなかったw 「劇場の前に並ぶ」とは知っているものの、列をどこからスタートさせてどう並ぶのかまではよくわかっていなかったので途方に暮れ、こんなに早く来ることなかったんだな……と己の気合いの空回りを感じた。ほどなくして慣れた様子の人が現れたので、安心してその後ろに並ぶことができたのだが、その人が荷物から寝袋を取り出したのに当日券争奪戦初心者はとてつもない衝撃を受けた。これこそ最強装備じゃん。ていうか同居人寝袋持ってる。次回絶対貸してもらおう!!

今後の自分のために列がどれくらい伸びているかの記録を取りつつ、どこでも寝られるタイプなのでぐーすか寝ていたのだが、人が集まり始めた気配を感じて目が覚めた。こ、これが噂の入り待ち……! だがしかしぺーぺーなので、素化粧+帽子+サングラスだとなんかどう見ても一般人じゃない美しい人たちが歩いてくるのはわかっても、それがどなたなのか自信が持てない。ただ、一部の方のファンクラブ会服はお名前が入っているものもあるため、それで判断できたパターンもあった。もっとギャラリーの方で見えなくなるかな? と思ったものの、意外と列に並んで座ったままでもそこそこ見えたので結構楽しめた。それにしても入り出待ちってもっとこうキャピキャピしてるものかと勝手に思っていたのだが、むしろ神聖な儀式のような雰囲気がある。考えてみれば自担/推し/贔屓が自分の目の前数十cmのところに現れて自分の書いたお手紙を手ずから回収してくれてあまつさえ生声のお言葉まで頂けるとか、すごいを通り越してこれは完全に神事。並んでいる人は全員ここに来る前に極寒の中3分くらい滝に打たれてから来てるとか言っても信じられるレベルだな。

そんなこんなで割とあっという間に販売時間になって、比較的センター寄りの座席をサクッと買うことができた。2階席の一番後ろとはいえ、たったの2500円でチケット売ってくれるってすごくないか……? 最前列だろうが最後列だろうが問答無用で一律9000円っていう商売にいつの間にか慣れきってしまっていたことを実感。いやまあ良し悪しの観点はそれぞれですけども。今後もこうやって当日券で観劇することが多くなるだろうと思い、せっかくなのでキャトルレーヴにて公演パンフレットと共に宝塚オリジナルのオペラグラスを購入した。こだわればキリがないだろうけど、それはまた自分の需要が明確になってから悩めばいいかなと。今のところ性能に文句はないし、公演中上げ下げを繰り返しても特に困ることはないし、色が可愛いので実は結構気に入っている。

お待たせ! やっと公演の話をするよ!!
こういう記事を書くたびにどんどん前置きが長くなっていってる気がする。たぶんまともな神経の持ち主は記事を分けているんだろうなと思うものの、敢えての全部盛りスタイルでおそらく今後もやっていきます。

「ベルリン、わが愛」

ナチスに弾圧される系の話だと聞いたので、誰か一人は捕まったり殺されたり追い詰められて自殺したりするのだろうか……と思ってハラハラしながら観ていたのだけど、特にそういうことはなかったのでちょっと拍子抜けした。最後とか「あ~あ~そんなことしてないで早く出ないと捕まるでしょ絶対! ナチスの追手に撃たれるでしょ絶対! いないの!?」と肩透かしをくらった。いやまあハッピーエンドでよかったけどね? でも本当に、最後の最後に狙撃されたりしたらどうしよう……ってお芝居が完全に終わるまでよくわからない不安があった。まさに杞憂w

自分がこれまで映像で見てきた紅さんがスネ夫だったり紅5だったりアイゼンシュタイン侯爵だったりベニー・カメレオンだったりしたせいで、どうしても紅ゆずるさんという方にはめっちゃおもろい関西人っていうイメージがあるのだけれど、好青年の紅さんも素敵だな~。この人めっちゃ二枚目ですよねとしみじみ。でもやっぱり心のどこかで「何かおもろいことをするのでは」「ふざけるのでは」という微かな期待のような感情があったことは否めない。まあその期待は現在の星組公演でキッチリ回収どころか大盤振る舞いしてくれてるっぽい!! 楽しみ!!
とか言いつつも、震えるジルの手を取ってルージュを引いてあげるシーンは息が止まりそうなくらいときめいた……。あんなことされたら余計に手が震えるでしょ普通! わたしのオペラグラスはめっちゃ震えたぞ。自分がジルの立場だったら動揺のあまりテオのみぞおちあたりにどぎついエルボーくらわせそうだ(ロマンのかけらもない)。
エーリッヒとの友情もすごくよかったな~。カフェ・フリードリヒスホーフでのシーンは劇中に数回あるけど、心温まることこの上ないしサイドストーリーがたくさん展開されてて目が足りないやつだった。
ただテオには一言どうしても言いたいことがある。眉毛濃くない!? 1年くらい前、謎に眉毛を濃く描きすぎてイモトみたいになってた自分のことを思い出すのでなんとかしていただきたい(意外に直近の黒歴史)(どうでもいい)。

あーちゃんはまずとにかくめっちゃかわいいということを大前提に、いわゆるぶりっ子感みたいなのが全然なくて、なんというかその年齢ジャストの「かわいさ」を体現しているというか……。キャピキャピしすぎず、かといって変に老成してしまうようなこともなく、でも決して特徴のない普通の人ってわけじゃないんだよ。そこがまた、レビューガールから抜擢されて女優になり、チョイ役だったはずが一躍注目を浴びるジルという役にハマっていたし説得力を持たせていたような気がする。劇中映画の中のジルとロルフがめちゃくちゃキレイで、それパッケージ化して売って!! って思った。レーニの激ウザカメラアピール(もはや熟練の芸)をカメラ目線から観たいってのももちろんあるよw

まこっちゃんはま~~~~~とにかく歌がうまいよね! "Ich liebe dich"なんてドイツ語の授業ですら口に出さないようなド直球ストレートな愛の歌だけど、まこっちゃんが歌うと全然恥ずかしくない。いやごめん嘘ついたちょっと恥ずかしかった。でもまこっちゃんの歌が素晴らしすぎるので、たとえ恥ずかしい歌詞だとしてもずっと聴いていたい……エンタテのプロローグの時もこんなこと思ったな……。
エーリッヒは裏表のない善人で、映画の成功と共に恋人のルイーゼロッテにプロポーズまで果たしちゃう文句なしのいい人なので、正直キャラクター的には影が薄い(ダブルミーニング)。「僕が脚本!?」って大騒ぎするところもいっひりーべでぃっひもプロポーズも、この役を2番手に演じさせるための苦肉の策っぽかったように思ってしまう。話の作り方としてはゲッベルスを2番手にして、ゲッベルスのキャラクターや背景をもっと掘り下げて最後の全面対決にドラマを持たせたほうが物語に盛り上がりができたのでは……? とかあれこれ考えてしまった。とはいえこんなのトーシロの意見にすぎないし、そういう大仰なドラマにしないところにこの作品の魅力があったんだなとは思う。お芝居終わりにほっこりしたのは事実!

ヤバい沼こと89期の方々が3人も勢揃いしたこの公演……。まずなんてったってカチャさんがヤバかった。ジルを強引に手籠めにしようとするところのいやらしさが半端ないよ!! あけすけに言うとどエロいよ!! エロさをあんまり詳細に語ると人間性を疑われそうだけど、なんていうの……脱がし方に緩急があるというか……ゆっくりジルとの距離を詰めつつバーンとはぎ取るところの差というか……。ヒエーッってなりながらカチャさんの表情をオペラで眺めたら、単なるゲス親父みたいな感じじゃなくて鬼気迫るようなもう絶対この女をモノにしてやるって感じの顔をしててさらにヒエーッってなった。テオが乱入してこなかったら大変だったぜまったく。ゲッベルスさんは大ボス感かもしだしておきながら最後の最後でわりと空気だったんだけど、このシーンが一番の見せ場だったってことでまあいいか。
かいちゃんはこれまた影薄めのいい人。でもスーツ着て立ってるだけでなんか目を引くんだよね……。そもそも宝塚自体が舞台上どこ観ても美しい人、美しい人、一人も飛ばさず美しい人でお送りする美しい集団なわけだけどその中でも何故かかいちゃんにはとりわけ目が行く。映像観てるだけでもそうだったけど、実際に生で観るとよりその抗いがたい引力を感じる。俗に言うオペラ泥棒ってやつだねこれは。いやでもほんとかいちゃんスラッとしてて綺麗……役柄にコメントすること特になくてもはや役名すらこの文章内に出てこなかったけどとにかく綺麗……
そしてこの作品で退団のしーらん。いい奴か悪い奴かって言ったら悪い役柄だし、嫌なおじさんなんだけど、決して品のない下卑た人間になっていないのはその裏側に何らかの信念がある役作りがされているからなのかな~とか思った。レーニとよろしくしてるっぽいのは普通にゲスいんだけどね! 正直に言うとシナリオの流れに関わる人物だし目立つ部分ももちろんあるんだけど、単純に出番少ないしその出番も見せ場と言えるかは非常に微妙だし、なんつーかこれで退団なのにもったいないなってちょっとだけ思った……たぶんもっとおいしい役あった……かいちゃんに引き続きコメントすることなくて役名出てこないパターン。
後半めっちゃ文句垂れてしまったけど、89期が3人も同じ舞台に立ってくれてそれだけで嬉しかったんだよ!! ほんとに!! 観れてよかったという気持ちは変わらないし、これに間に合ってよかったって心から思う。89期ありがとう。89期のおかげでヅカオタライフめっちゃ楽しいです。

せおっちのことが以前からすご~~~く気になっていたので、今回目立つ役で嬉しかった! フリードリヒスホーフで酔っ払って歌う場面は持ち曲が複数あって日替わりだったらしいけど、わたしが観た回はサンタルチア。まあめっちゃTDSのヴェネツィアン・ゴンドラを思い出したよね。実際せおっちスタイルいいし、素敵な笑顔と元気感溢れるゴンドリエさんはとても似合うと思う。何よりあのコスチュームが確実に似合う。見たい。そのゴンドラに乗りたい。そして写真を撮りまくりたい。ゴンドリエネーム*はなんだろう……案外「せおっち」でそのままイケるか……?

*正式にゴンドリエネームと呼ぶかどうかは知らない。
今まで出会った中で一番好きなお名前は、チッチョリーナとレジェンド・オブ・ザネッティ。

はるこちゃんは登場からインパクトが強かった。綺麗な顔立ちに主張の強い金髪が、演じるレーニというキャラクターの個性をよく表していて完璧なんだよね! 自分の売り込みに余念がなくてとにかくグイグイくるその圧の強さをあくまで「キュート」の範疇で見せているのも技術だなと……。だからこそ、映画成功おめでとう会@フリードリヒスホーフでキレ倒してそっからただの嫌な奴と化してしまう展開には若干のショックがあったw
映画撮影のシーンは本当に楽しかった。自信満々おてもやんのレーニがカメラに向かって繰り出すキメ、どれもこれも間が絶妙で自分がエルマーの立場だったら笑いすぎて画面手ブレしまくりだわ。

くらっちは散々見てたラで「めっちゃ歌のうまい娘役さん!」という認識があって実際に観るのが楽しみだったので、わかりやすい役で大変ありがたかった。まあ結局お芝居ではそんなに歌唱力フィーチャーされなかったけどエーリッヒとキスするシーンは健全なトキメキがあって大変よかったです。心臓に悪くないタイプのやつ。

星組に限らず、組長・副組長が活躍しているとなんだか無性に嬉しくなるのだけど、フリードリヒスホーフのおかみさん組長はまさにそのツボを突いてきた……いや~おかみさんアングル@カフェとか欲しかったよ。おかみさん周りの小芝居をずーっと眺めていたかった。しかもただただ『みんなのおかみさん』ポジに終わるのではなく、なんとロマンス要員! イケオジみっきーと!! ちなみにわたしが観た回のイケオジみっきーは坊主が上手に屏風に坊主の絵を描いて、ひーろーにワッショイワッショイ盛り上げられてたよ。何パターンくらいあったんだろうな……
みきちぐさんはマジでめっちゃ申し訳ないんだけど、あのへんのスーツの人たちほとんど見分けつかなかったんだ……あとナチス親衛隊もぜんっぜんわかんなかった……気になる星男たち結構いたのにさっぱりわからなかったの本当自分のシロウトEYESを悔やむわ。今観たらちょっとはわかるのかなあ……

この公演で退団された夏樹くんの歌声をお芝居でたっぷり堪能できたのはありがたかったなあ。夏樹くんに釘付けになりすぎて、同じ場面にレビューガールとして登場しているはずのあーちゃんを完全に見逃したw

総括:面白くなかったわけじゃないし個別に見どころはたくさんあったのだけど、めちゃくちゃ面白い! 感動! 傑作! って感じではなかった。だがしかし個人的な「まあこんなもんじゃないの」ハードルは十分に超えてきたので、最終的には「意外と面白かった」っていう感想になる。今こうやってじっくり文章にしてみると「アレ……あの芝居結構アラがあったな……」って思うのだけど、終演後のテンションは完全に「めっちゃいいもん観たー!! たのしかったー!!!!!」だったよ。アンタちょろいね。

「Bouquet de TAKARAZUKA」

お待ちかねのショーだよ! ぶっちゃけショーが観たくて宝塚に来たので、非常にワクワクしながら休憩中ずっとパンフレットを読んでいた。宝塚のパンフレットって本当に至れり尽くせりで、お芝居もショーも場面ごとに簡単な解説とそこにいる全員の名前が載っている。まあつまり壮大かつ丁寧すぎるネタバレでもあるわけで、先にこれ読んじゃったら全部わかっちゃって面白くないじゃん! という人もいそう。だがしかしこちとらたぶんこの1回しか観劇チャンスはない・2階最後列・慣れないオペラグラスというトリプルコンボかつぺーぺーなのでネタバレをよ~く読んどかないと何を観ていいのかもわからん。特にショーはネタバレをよ~~~く読んでも尚どこにオペラを合わせたものか迷うことになるに違いない……。というわけでざっと目立ちそうなポジションをチェックし、ふむふむこの場面で気になるあの人はこういう役をしているのね、よし忘れずに観よう! と意気込んでいた。終演後の達成度? 30%くらいかな……(のちに、30%達成できたら上出来だったのではと思うようになるのはまた別の話である)。

開演数分前に噂のタイトル幕が現れると、劇場内全域からサッとカメラを起動する雰囲気が伝わってくるのが面白い。もちろん自分も慌てて激写! エレクトリカルパレードがエレクトリカルに輝いているだけでちょっとウルっとくる、えびのムンウォはメインイメージがネオンサインなのがサイコーだよね!! ってタイプの光り物大好き(意味違い)夜の虫ケラオタクなので、こういうのは好き以外の何物でもない。公演ごとに作ってるの、冷静に考えてすごくないか。どこかにまとめて保管しているのだろうか……? いやまさか……

プロローグ! うわー! トップスター様がブランコで出てきたぞ! ブランコの座るとこほっそ!! あれ絶対怖い!! 某嵐の某赤い人が断固拒否するやつだ~!

このように、ショーが始まったらそれまでの休憩中の準備が全部無駄になるくらい心がフワッフワになったため、記憶はエベレスト山頂の空気なみに薄いよ!!!!! ていうかこの記事書くのに時間かけすぎて、なんなら1年近く経とうとしているからね……そりゃ無茶ってもんだね……でも覚えている限りの情熱は書き残しておきたいのでもうちょっと書くよ。

さてとりあえずブランコに乗った紅さんが出てきたプロローグ、紅さんとあーちゃんのお衣装は淡い紫でハハーンこれがすみれ色ってやつね! THE宝塚の色合いね! お花がたくさん散りばめられた裾がふわっとひるがえるスカートもめっちゃ綺麗……わたしがょぅじょだったらあのドレスめっちゃ憧れただろーなー。周りの皆様はベージュっぽい色合いに同じくお花が散りばめられたお衣装だったのだけど、これわたしが着たらたぶん死ぬほど似合わなくて泣くやつ。クソ地味なマネキンになること間違いなし。ジェンヌさんはみーんなキラキラして見える……美貌とオーラがちゃうんや……。後ろの電飾も綺麗だしなんか綺麗の大洪水に思考能力がなくなったあたりでプロローグが終わった。紅さんとあーちゃん、並んで立つと顔が奇跡の小ささでほんとお人形さんカップルだよな。さながらバービーちゃんと彼氏のケン。あと主題歌の歌詞、メロディーに乗せた時の語呂が良すぎて一発で覚えた。

芝居に続いて「とにかく歌のうまい礼真琴」を存分に堪能できるターンきた~! ずだ袋(言い方)みたいなリュックしょってても抑えきれないイケメンさが辺り一帯に立ち込めているぜ。いやごめん、2階席最後列から見ているからずだ袋にしか見えなかっただけで本当はものすごくお洒落でハイカラなリュックだったのかもしれないけれど! だがしかし結局そのリュックはとりあえず置いて踊る! なんとお得なことに、歌のうまい礼真琴だけでなく「とにかく踊りのうまい礼真琴」をも堪能できるんだからすごいぜ。ちなみにもう一人くらい礼真琴は存在すると思うけど、その項目を何にするかでまこっちゃんファンとしての傾向がわかるような気がします。わたしは「とにかくパーフェクトな礼真琴」推しです。

~ここで力尽きた~

総括:ニワカにもひしひしと伝わってくるクラシカル宝塚感満載ショーだったけど、初めて実際に観たショーがこれで良かったような気もする。逆に、これを純粋に楽しめたことが本当に宝塚という世界それ自体を好きになった証拠のような気が勝手にして、ちょっとホッとしたところもあったり。

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