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演技派生物 人間

先々週、沢山の子供と長く過ごす日々がありました。
小学5年生が何を面白がるのか、何を悲しむのか、何に一生懸命なのか、を色々感じたんですが、、演じる ということを面白がる人が多いというのが印象的でした。

5.6人でお笑いごっこ として、ライブをする人を演じる。面白いのが、お笑い芸人を演じて馬鹿らしいこと(主に「うんち!」とか、ゴリラのマネとか)をするだけじゃなくて、芸人を紹介するライブのMCを演じる人、点数を付けて審査員を演じる人、お客さんを演じとにかく笑い声をあげることに徹する人(ホントにただウケてたのかもしんないけど)というふうに、それぞれがロールを持って、空間ごと虚構を作るってのが、普通にできるもんだなぁ。とびっくりしました。

別の日も、何ジュースが好きかを僕合わせて3人で話してて、僕はぶどう、A君もぶどう、Bさんはりんご、という確認があった後に、突然Bさんにジャンケンを挑まれ、負けると、僕はA君の言うことをひとつ聞かなくてはならないという、マジカル理不尽が発生し、A君は何を言うんだろうと内心ビビってたら、「ぶどうジュースを嫌いになれ」ということを言われ、「言うことをひとつ聞く」の意味が分からなくなったところに、すかさずBさんが「じゃあ魔法をかけるね」といって、僕がぶどうジュースを嫌いになる魔法をかけてしまった。これで準備万端。A君が「ぶどうジュース好き?」と聞く。僕は「うへぇ、いや!大っ嫌い!」と言う。それだけで2人は大ウケ。僕の言い方が面白かったのか、自分達の企てがきちんと効果していることが嬉しいのか。しばらくウケてた。


という感じに、とにかく小学生は演じる、演じる人を見る、のがこんなに好きなのか!とびっくりした。自分が小学生だった時はどうだったんだろうか。
いつか子供と一緒に演劇やパフォーマンスを作ってみたい。

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