2.Colabo問題(WBPC問題)

この記事では、Colabo問題と都政・都知事との関わりに触れようと思います。が、Colabo問題についてある程度把握している方にとっては「何をいまさら」という感じになるでしょう。
なので、この記事はColabo問題をよく知らない方向けとさせていただきます。


そもそもColabo(WBPC)問題とは

Colaboという団体名や、この問題を追及している『暇空茜』という人物を聞いたことがある方もいるでしょう。

Colaboとは、東京都で若年被害女性等支援事業を行っている団体です。
若年被害女性等支援事業とは、『DVで居場所が無かったり、性被害にあっている女の子たちの相談に乗って、福祉につなげよう!』という事業…ということになっています。

ただ、Colabo代表の仁藤夢乃氏は、かねてから強めのフェミニズム発言がSNS上で目立っており、それにより様々な禍根が生じていました。

そして、なぜ暇空氏がこれらの団体を調査することになったのかは、下のインタビュー記事をご覧いただくのが良いと思います。

一番のポイントは、3頁目の以下の発言です。
『仁藤さん(※Colabo代表)は作品(※温泉むすめ)に対して一方的に自分たちの倫理観によって、悪と決めつけ断罪して攻撃してきた。仁藤さんの批判によって、温泉むすめの運営会社は…表彰を辞退までさせられたのです。…あれを見て、じゃあ、あなた方がやっている事業は後ろ暗いところはないんだろうな、徹底的に調べあげてやると覚悟を決めた。それでColaboの運営や会計についての調査を開始したのです』

そうして暇空氏が団体を調査していった結果、あまりにも膨大な問題点・不審点が明らかになり、今(2023年3月3日時点)では都議・市議、弁護団も巻き込み、裁判も複数行われる事態になっています。

また、問題がある団体はColaboだけではなく、東京都で若年被害女性等支援事業を行っている4団体全て(若草・BOND・ぱっぷす・Colabo)でした。記事のタイトルにも入れている『WBPC』というのは、これらの頭文字です。



WBPC問題の詳細について記載すると、あまりに膨大になってしまいます。
少し無理矢理ですが、簡潔にまとめると以下のようになります。

  • 杜撰な書類で、数千万円レベルの委託料(元は税金)を東京都からもらっている。委託料は前払い形式のため、金はぴったり使い切ったことにして報告書を提出している。領収書の提出などはほとんどなし。

  • 肝心の女性支援も実績が非常にあやしい。普通に接客業をしていた女性を無理やり辞めさせ、生活保護を受け取らせ、Colaboメンバーにするなど。

  • それどころか、委託料を特定政党の活動資金に充てていた可能性が高い。

Colabo以外の3団体についても、概ね同じことが起きています。Colabo以上に活動実績のない団体もあるようです。


具体的な内容については、暇空氏のnoteやYoutube、また暇空氏の他にもこの問題を追っている方が複数いますので、そちらをご覧いただきたく思います。
とはいえ動画も記事もたくさんあり、日々状況が更新されているため、網羅するのは一苦労です。なので、個人的に全体像を掴みやすいと思っているもののリンクを貼ります。

スルメさんの4コマ漫画

シンプルな4コマ漫画で、とにかくわかりやすい。Kindleで無料です。

暇空茜氏のYouTube

すでに、Colabo関連の動画は100本を超えています。その中でも筆者が「1本で全体感をつかむならこれかな?」と思ったのは下記動画です。(これについては、こっちの動画の方がよりいいなど、ご意見お待ちしております)

実際にColaboの元で生活した女性との対談

川崎市議会議員(動画アップロード時)、浅野文直氏との対談です。



都庁・都知事との関わり

都庁・都知事は、本来であれば、このような杜撰な会計や活動実態の責任を団体に取らせ、処分するべき立場です。
しかし、杜撰な会計が明らかになった後の都知事の動きは、Colaboらの問題を隠蔽しようとしている、グルであると疑われても仕方の無いものです。

暇空氏が開示請求した公文書の大半を『のり弁』(非開示)で返す。

下記動画もしくは台本noteをご覧下さい。個人情報やシェルターの情報と関係無い部分まで非開示になっています。

公文書に抜けがある事を指摘した際の弁解が二転三転し、説明になっていない。

福祉保健局の廃止決定。

福祉保健局は、(本来であれば)Colaboら若年被害女性支援事業の監督責任がある局です。
実際は杜撰な書類をノーチェックで通し、公金をポンポン出していた部署、ということになりますが…

実際のところ、局の解体がWBPC問題を受けてのものなのかは、告発でもないとわかりません。しかし、ここまでの都庁の体質を考えると、局再編のドサクサに紛れて色々消そうと考えているのでは…と思えないでしょうか?

ホームページに記載の公約の削除。

かつて、都民ファーストの会のWebサイトには、『のり弁やめます』『利権を一掃します』などの公約があり、公約の進捗状況も記載されていました。それが2月17日ごろに消されています。

消される前の状態が見られるWebアーカイブ↓

3月3日時点で、公約のページを見ようとすると、内容が公約ではなくニュースになっています。そもそもトップページから『公約の進捗』のリンクが消えており、URLを知らないと見ることが出来なくなっています。

URLはpolicyなのに、内容は『ニュース』になっている↓

公約削除後のサイト↓

この件についての暇空氏の動画とnoteは以下です。


WBPCと都知事・都庁については、書こうと思えばまだまだ書けますし、今後もネタが増えていきそうですが、キリが無いのでこの辺りで止めます。詳しく知りたい方は、繰り返しになりますが、WBPC問題を追いかけている方々のSNSなどをご覧いただきたいと思います。


まとめ

『都知事・都庁は、特定の団体に、不適切な使途の税金を沢山垂れ流している』
こう言って差し支えないでしょう。
オールドメディアが全く発信しないので、トンデモ話のように感じるかもしれません。産経新聞が記事にしているのは確認できました。

どこまでの責任問題に発展し、どのような結末になるかは、今後の展開を待つしかありません。

現在進行形で状況がどんどん変わっているため、この記事の情報は最新情報ではありません。
気になった方は、是非、内容を少しでも追ってみてほしいと思います。各種書類の杜撰さ、血税がこんな使われ方をしていること、更にこのスキームが全国展開されようとしているなど、様々なことがわかってきます。


なお、このnoteにて暇空茜氏の動画や記事を多数リンクしましたが、氏の目的は、このnote(都知事リコール)とは異なります。また、筆者とのつながりもありません。ご留意ください。

暇空茜氏のColabo関連記事まとめnote→https://note.com/hima_kuuhaku/n/n1af60fd54893#454f9bc2-85a8-4ea9-864c-29a479377f7a

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