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〜雰囲気投資家でも負けない2つの方法〜

1.はじめに

 「英語読めない😫米国株投資家🇺🇸のゆう」です。ご無沙汰しておりました。
 今回滞ったのには深い理由があります。

 三日坊主になりました。すみません。

 さて、今回のnote記事内容もtwitter投票で募集しました。フォロワーさん&投票いただいた方、どうもありがとうございました。このnoteの姿勢は「せっかく皆さんの貴重な時間を使って読んでいただくのであればなるべく読み手の方にメリットがあり、楽しい」ことです。

 今回の内容は、今年初めの大相場で調子に乗っていた自分と、コロナ暴落手前で自分がこんな記事が読みたかったのに、というものにしました。
 
 株を始めたばかりの方、そして昨年からの大相場で株に打ち込んできたけれど最近何が正解なのかわからなくなったという方に、一歩立ち止まって考え方を見直すきっかけにや参考になれば良きです。

 なお、すでに自分の中で株式投資法を確立されている方や、リスクは覚悟でハイリターンは狙っているという投資手法の方には参考にならないor当たり前と思われる内容となっていますのでご容赦くださいませ。

 では、早速「雰囲気投資家でも負けない方法」を述べるため、まず「雰囲気投資家とは何か」を明確にした上で、「雰囲気投資家でも負けない考え方」とその具体的な方法を書いていきます。

2.雰囲気投資家とは何か

 突然ですがみなさんは雰囲気投資家ですか。まずそこから確認していきたいと思います。ファンダメンタル・テクニカル両側面から見ていきます。株を購入するにあたってはファンダメンタルとテクニカルを分析することが重要です。

 まず、ファンダメンタル。
 決算書の内容を過去5年分確認。その期間のYoY、QoQ。成長の再加速,PER,PSR,PBR,CEGA,発行株式総数,時価総額。カンファレンスコール。日本株であれば疑問点はIRに鬼電。同業他社の確認、優位性・マーケット規模・企業シェアは。CEO・CFOの履歴。CANSLIMなどなど。

 次に、テクニカル。
 株価と移動平均線(日足・週足・月足)。RSI、MACD・パラボリック・ストキャスティング・一目均衡・エリオット波動。他にもインジケーターはあります。

 ちなみに買うタイミングを逃すので、できれば上記は秒で行うのが良いと思います。株を買うときには上記確認していますよね。めでたく全て納得のいく結果を得られたらインです。ゴーです。ほぼ勝ち確です。

 株を買うときに上記を確認せずにインしているあなた、雰囲気投資家かもしれません、おめでとうございます。(全部確認しても特にテクニカル指標が全てOKの銘柄はないと思いますが。。)

 ちなみにわたしは上記を完璧に確認してからインする気持ちでいます。

3.雰囲気投資家でも負けないための考え方

 2で見たときに、そうか!これをやろうと思った方はやった方が良いと思います。ですがわたしのようにできない事情がある方もいると思います。

「めんどくさい」からです。

そんな雰囲気投資家でも負けないためのコアとなる考え方があります。

とても平凡ですがつい忘れがちなことです↓

「やらないことを決め・自分の能力の範囲内で戦う」

 わたしの言葉では響かないので虎の威を借り散らかします。
 ウォーレン・バフェットさんの言葉。

For some reason, people take their cues from price action rather than from values. What doesn’t work is when you start doing things that you don't understand or because they worked last week for somebody else. The dumbest reason in the world to buy a stock is because it's going up.
Warren Buffett

ん?何言ってるかわかりませんね。

なぜか多くの人が投資のタイミングを価値ではなく値動きから察知する。絶対上手くいかないのは自分で理解していない投資をしだしたり、先週誰かが儲けたからといってそれを真似すること。最も馬鹿なのが株が上がってるからといって買うことだ。
うぉーれん・ばふぇっと

https://www.tnoda.com/blog/2013-12-15/

ここで一つ言いたいことがあります。

「いまさら」の一言です。

年明けインドやイスラエルの風を勝手に感じ、それらの国の会社の株を爆買いしてた頃に教えて欲しかったです。

影響の範囲の中で戦う、基本中の基本ですが相場が好調だとどうしても忘れませんか。ちなみに影響の範囲の外で戦って損をした方がいますので一人ご紹介します。「アイザック・ニュートン」投機に乗じて4億円損したそうです。乙です。

では、残念ながらニュートンに知能・能力で惜しくも一歩届かない方達はどうしたら良いのか。

4.雰囲気投資家でも負けない手法

 このnoteの本編です。「やらないことを決め・自分の能力の範囲内で戦う」を具体化する形になりますが結論としては、

「銘柄を買う上でどれだけのリスクを背負っているかを自覚する」
「ニュースや出来事に右往左往しない」

この二つだと思います。それぞれ少し詳細に書きます。

「銘柄を買う上でどれだけのリスクを背負っているかを自覚する」
一番リスクが低いのは、当たり前ですが冒頭述べた分析を全て自分で行い、比較検討も行う。それでも地合いが悪かったり銘柄選択を誤れば損することは当然ありますが、相場に長く居続ければ長期的には上の米国株では結構な確率で勝てると考えています。

わたしは比較的逆張りの発想が好きなので、これだけはやってはいけないと言われているような手法、「人の推奨する銘柄を何も調べず買う」実は完全否定ではありません。別に良いと思います。

まずいのは調べず買うというリスクをすでに背負っているにもかかわらず、大きな資金を投入するという「さらなるリスクを抱えること」だと思います。

この状況を例にとります。

「目をつぶって車を運転している」

一見リスクしかないように見えます。ですが、状況を正しく自覚して「人のいない広大な私有地で速度を落として走ってる」なら大事故にはなりません。ですが、

「目をつぶっているのをいつしか忘れて首都高を飛ばす」

と大惨事になります。

一般論だけ並べても価値がないのでわたしの話を例にあげます。

まずアカウント名のとおり英語があまり読めません。DeepLなるものがありますが、コピペがめんどくさいんです。決算書も数字はtwitterで流れてきますし、この世界は米国株をやっているとどこからともなく「売上高、ガイダンス、EPS、オーケーです、もしくは鼻くそぴーんです」とお告げが聞こえてきますから、それに思い切り甘えて自分で読んだ気持ちになります。
 また、ちゃんと聞いても会社側もどうせ「明日から本気出す」っぽいガイダンス言ってきますし。銘柄名は伏せますが(Z◯さんです。)YoY300%達成して気持ちよく眠りについて朝起きたら、寄りの飛び跳ねた距離分下に行ってるし。なんとかなりませんかね、◯Mさん。(最近報われつつあるのが嬉しいです、ガチホは正義です。)

横道に反れましたが、決算書の確認を精緻に行なっていない(いつもではないですよ笑)というリスクをすでに背負っていることになります。

なのでわたしは米国株への個別株は最も高くても全体資金量の20%程度までしか入れません。話題の株にイナゴする場合、自分で少し調べた場合は10%程度です。さらにジャストアイデアの時には数パーセントです。そうすることで狼狽売りが避けられます。ただ、FOMOも避けられます。

自分がリスクを取りすぎていることは、調子の良いとき(上昇基調にある時)には気付きません。現にコロナショック前、相場が好調だったこともあり見事に資産に対してポジションを取りすぎていました。そしてショックが起こった後に、そのことに気づきました。

SLAMDUNK 陵南の田岡茂一監督の言葉が思い出されます。

「全てが上手くいってるときはたいして意識しないものだ、ピンチに立たされたとき2倍3倍になって襲いかかってくる、それが疲労だ」

本当にこれです。ピンチに立たされたときに初めてポジションを取りすぎていることに気づきます。そうなってから言えるセリフは、「敗因はこのわたし」だけです。まぁこの場合、PFの銘柄たちは最高のパフォーマンスしてませんけどね。

これはあくまでも感覚値ですが、自分の取っているポジションに0.3をかけてみてください。それで出た数字が吹き飛ぶ可能性のある数字とわたしは見ることにしています。「これくらいならへーき」ということであれば問題ないと思います。「いやいや、ないでしょ」と思われた方はポジションの取り過ぎかもしれません。

4−2
「ニュースや出来事に惑わされない」
FOMCやSQなどの金融イベント、雇用統計などの各種統計発表、金利水準の推移など株式の変動要因には様々なものがあると思います。これらについて、twitterで騒ぐのはスキです。ただ、ある日気付きました。

「金利が上がったら、このニュースが出たら、PFの銘柄売るんだっけ。」と。それを売買ストーリーとして組み入れているのであれば、それらは見ないといけないと思います。ただ、そうでないのであれば単に右往左往するだけになりかねません。
なので、つぶさにそれらを追いかけなくても大丈夫かなとわたしは考えています。過去は雇用統計などの日も意識して市場を見ていましたが、それらの結果に対して何もしていない自分に気づき、今は眺めるだけになりました。(twitterやっていたらなんとなく重要そうなものは目に入ります。)
 
結局Aという良い出来事が発生したとしても、上がれば素直に「Aと言う材料が好感されました!」下がれば「Aと言う材料はすでに織り込み済みでした」コレ意味ないのではと。モーサテなど見てても、本日の日経平均株価、昨日の終値28000円として今日の予想レンジは27500円から28500円です。いや、1000円幅あればだいたい当たるのでは・・。とか個人的に思ったりします。

しかも外したとしても、次の日に「なんで昨日外しちゃったんですか、あんなに自信満々だったのに、やっちゃいましたね」って相内さんは言わないんです。相内さん優しいですし。知らないですけど。

ちなみに、この二つ目の考えはNews Dietという本を読んでそう考えるようになりました。私たちは1年間で「二万本」のニュースを見ているそうですが、知らないことによって発生するデメリットはほとんどない、むしろニュースは歪曲された内容、誇張されたものが多く真実でもない。なので、関心を向けるべきはそこではないというものです。興味があれば読んでみてください。

最後も虎の威を借り散らかして締めますが、twitterでも話題になった孫さんの決算説明会の言葉です。

(略)米国の金利が下がったとか上がったとか、為替が上がったとか下がったとかいうのは、ささいなノイズで、本当の投資家というのは短期のそういうノイズで右往左往してしまうと、大した成果を得られないんじゃないかと思っています。大きな成果を得ようと思えば、マクロをしっかりと 10 年、20 年の単位でどの産業が根底的に衰退 していくのか、どの産業や技術がこれから構造的に飛躍していくのかという事を見るのが一番大切 なことなのではないかなと見ています。
そういう意味では、短期的なノイズを除去して、心を無にして投資するのが一番いいんじゃないかと思いますね。(略)
ちなみに全文ココです↓
https://group.softbank/system/files/pdf/ir/presentations/2019/earnings-presentation_q1fy2019_03_ja.pdf

5.まとめ

 株式は業績×将来への期待値×将来の出来事で導かれています。将来の出来事は正直誰にもわかりません。であれば、業績×将来への期待値こちらにリソースをさく、これが大事なのかなと思います。
 その上で、相場に居続けるために確実なリスクコントロールを行う。銘柄選定から全てを自分で調べ抜いた時点を100として、「どこまで自分で考えないリスクをとっているのか」把握する。それに応じて投じる資金量でコントロールする。
 また、投資はすべてのピースが揃ってからではもう遅い、と言われています。なのであれば、完璧を求める必要はないかと。

 全てを完璧にやることができないのが雰囲気投資家であれば、自分のできることを増やしつつ、楽しく、それでいいのかなと今は思ったりしています。ずっと全力投球だと疲れて途中でどうでもよくなってしまいますので(わたしだけ?)

6.終わりに

 今回の内容は、株を始めたばかりの方向けor株に打ち込んで何が正解かわからなくなった方にこんな考え方がありますよーという思いで作成しました。市場が好調な時やSNSで盛り上がったときに、ついリスクテイクをしたくなりますが、そういったときに一歩立ち止まって俯瞰して物事を見るためのきっかけになればと思います。
 
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 なお、本記事も無料ですが前回記事でサポートなるものを思いがけずいただきちょっともらい過ぎちゃったかなーと思ったので、試しに100円に設定してみます。結果0円であれば、それはそれで一人枕を濡らしますのでお気になさらず。
 それでは次回記事でまたお目にかかります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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